小説『プライベート・ホスト』
作者:ウィンダム()

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覆いかぶさる玲子を撥ね付けようと思えばそうることもできる。
だが、昭吾には玲子の孤独な寂しさが分かるため玲子の好きなようにさせた。

暫くすると、
 
  あなたの体って温かいのね。

すると玲子はずり落ちるように昭吾の横に寝そべる。
玲子は昭吾の胸に手を当てながら、
 
  わたし、あなたといるときだけが一番楽しい・・・。
  本当の自分を生きてるって実感がする。

昭吾は仰向けのまま窓から見える街灯を見ながら玲子の言葉を聞いていると、
玲子はなにかもそもそしている。
それとなしに玲子に目を遣り顔を少し上げると、
いつの間にか全裸になっている玲子の姿が目に入る。

昭吾はこの場合どうすべきかは知っている。

追い払うことではない。
さりとて、相手は同い年のスクールメイト、戸惑い迷う昭吾。
そんな昭吾の胸中を知ってか知らずか玲子は、
 
  わたしを抱いて・・・。

と呟くように言う。

昭吾は考える。
玲子とはプライベートタイムで接したい、
今拒否しても、遅かれ早かれいずれ玲子はビジネスタイムで要求してくるだろう。
ならば今このプライベートタイムでの要求に応じるほうが自分にとって本望ではないか・・・。

昭吾は意を決すると、上半身を起してワイシャツを脱ぎズボンを脱ぎ下着も脱ぐ。
全裸になるとソファに横たわる玲子の上に来る。
すると玲子は瞼を閉じると大きく息をする。

昭吾は目を閉じ横たわる玲子を仰向けに寝かせると、
窓から差し込む薄明かりの中に玲子の白い裸体が浮かび上がる。

未成熟さを残しつつも張りのある胸、適度に括れたボディライン・
そして透けるような薄い茂み、スラリと伸びた白い脚。

玲子の全てが薄い光の中に照らされる。

セレブの裸体は見慣れていても十代の若い娘の裸体は初めてだ。
肌の張りと艶がまるでちがう。

昭吾は玲子の胸に触れると静かに玲子と唇を合わせる。
玲子が背中に腕を回してくると昭吾は玲子を抱きしめる。
そして玲子の体を愛撫し続けると玲子は息が荒くなり、
やがて喘ぎ声に変わっていく。
暫くすると玲子は、

 あぅっ!

と声を出し仰け反る。
そして玲子と昭吾は抱き合いながら下半身を反復運動させていく・・・。

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