小説『solitude alliance 』
作者:銀虎()

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#12


であたしがこんな狭苦しくて、強面のいる場所にいなければならないんだろう?

天に頼みたいことがるといわれたけれど・・・(数馬に会えるといわれてのこのこ呼ばれて来た私も問題があるのだろう)

何で勇太までいるのだろう・・・怖いんだよなぁ・・・もっと服装似合う様きてくれればいいのにお兄系にロックテイストを入れたような今の格好よりも(確かにセンスは悪くないのだが)もっと黒革を使ってダークにしつつ今の格好からお兄系を抜けば今の数倍良くなる。数馬さんもいつも家にいるからスエットだけど私にコーデェネートを任してくれれば、芸能界からスカウトが来る位に格好よくして上げれるのに・・・・

「元気、数馬から話は聞いてるな?」

私は突然、楓からよばれて

「んっ・・あっうん」

心無い聞いてなかったこと丸出しの返事をしてしまった。

「数馬ホントにしたのかよ?」

数馬さんがドライバーやニッパーとかよくわからない小型工具を使って掌くらいの箱の中で何かを組み立てていた。

「したはず・・・二人きりでね。やることがなかったからゆっくりしてあげたつもりだよ」

確かに、勇太、楓、天が来るまで数馬さんと二人きりで説明をしてもらったが(キャ)大分、早口でいっぱい聞き返した。

だから、理解している自分の役割も凛の無念も

私も一発蹴りの一つも入れてやりたいくらい腹が立っていたし、

「で、だ元気?俺達分くらいの服が用意できるか?あと別人と見間違うくらいの化粧も」

「お金があれば?まぁ、なくても大丈夫だしみんな身なりに無頓着だし、素が分からないくらいに良くできるよ。」

私は胸をはっていった。

3日間くらい時間をかけて古着屋とか安売りの個人服屋を巡れば何とかなるのは、確かだし

「良くしてくれるのはいいが、動きやすい格好にはしてくれな」

数馬さんが私に言ってくれた。

そして、深い内容は私にはわからなかったけれど(専門用語みたいのが多すぎたから)取りあえずの役割はわかった。

数馬:情報収集、電波ジャック、

勇太(羽丹組):実力行使

天、楓:密偵

私:服飾、化粧

そして、あちらにバレた場合は喧嘩に自信のない私には、田中という人が私についてくれるそうだ。

明日から、動きが始まるいう事でその後に勇太の買ってきた大量の酎ハイとビールと食料で酒盛り宴会が始まった

とても楽しかった。

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