小説『solitude alliance 』
作者:銀虎()

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#6

コンビニで

♪〜〜〜♪〜〜〜

海外人気ロックミージックが鳴り響く

『  ソラ  』

かなり大柄な角張った女性っぽい人がミニスカ姿で携帯をとる

服装自体では、かなりハイセンスな仕上がりだ。

「もしもし?元ちゃん?」

元気のない疲れた声のソラの声が聞こえたわ

「どうしたの?ウッチャンにフられた?」

「それよりマシかな?古馴染みが自殺した・・」

またショッキングな話題を持ち出されたものだ

「そう・・・・永くなる?」

「大分長くなると思う。楓の愚痴もコミだからさ」

あらー、これは2時間は行くなぁ・・・一旦うちに帰ろうか

「今・コンビニだから、10分したら掛け直すね。」

「あ〜〜ウン、了解」

ソラもあっさり食い下がってくれた。

これは、選びかけのおでんは諦めた方がよさそうね

そのまま、選び終えたお弁当とペットボトルの紅茶を買って会計を済ます

そして徒歩5分の安アパートまで自転車で帰る

程なくして、家に着き安っぽいドアをあけで

部屋に比べて不釣合いな位大きいクローゼットの前の小さなテーブルにコンビニ袋を置き

電話を掛け直す

2コール目に電話が繋がり

「もしもし?」

「はい、元ちゃん。ありがとう頼りっぱで・・・」

ソラには珍しくかなり弱っている、短くて済むかも

「それでサァ・・・・・・

ココからたっぷり濃厚なショッキング&ねちっこい愚痴を2時間半聴かされた

冷え切ったお弁当をレンジで温め食べたのは、12時を回っていた。

そして、私も愚痴ることにした

ピッピッ

電話を操作する。

『   ウッチャン  』



雨策に愚痴ってやろう

私に友達を傷つけやがって




出やしない・・・・

-7-
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