小説『妄想的リアルときめも!』
作者:クロー()

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ピポコちゃんと会える場所の、ソーシャルネットワーキングサービスってやつがMMORPGのストーリー性がないやつみたいなサイトで、個人個人がみなキャラクター(動物が服着て人間化してるやつ、レアキャラはそれ以外)を登録してキャラクターとしてログインしてくる。パソコンの中のインターネットの仮想的な街で自由にキャラクターとして遊んでいるたくさんの人たちと関われるんだ。
ピポコちゃんはレアキャラで、ピーポくんに赤色のリボンをつけて女の子にしたキャラクター。僕はもとは柴犬のキャラクターを使ってたけどピポコちゃんを見つけてからやっぱりこういうのは順序が大切だから友達から始めたい!って思ってピーポくんに切り替えて『ピポ助』という名前をつけた。

そのサイトの街に問題の街があって、最近『紅眼』という名前で狼のキャラクターとして登録している人がピポコちゃんをそこに引き込もうと、いろんなキャラクターに迷惑かけてピポコちゃんにアピールしてるんだけど、その場所の中の様子が見られるわけでないのにそんなやっきにならなくても……て、こだわるところが分からない。これバーチャルの世界なんですよ!?って感じ。
ピポコちゃん、評価機能を使って紅眼のことを
「すごく信じたいんだけど、信じていいのかということにイマイチ自信が持てない」
って言ってるんだけど、僕も彼女にそんなことされたらちょっと心配になるかもね。でも、僕の場合は彼女を一番に思うからたぶん信じるか信じないかでなく信じ込んでるだろうけど。でもこの2キャラ、仲はすごくいいんだよね。


それと、僕が妄想を押し付けるっていうのは、恋愛シミュレーション機能を使って自分のパソコン上だけで自分で作ったピポコちゃんと勝手に恋愛するんだけど、その履歴が残る仕組みになっていて、利用されたキャラはそれを見ることができるんだ♪ ってキャラクターのすることだから、あんまリアリティーないけどね。


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