戦争の根幹には嘘がある……
奴がばらまいた嘘は世界中を戦場へと変えた……
だが嘘は諸刃の剣だ……
大きい嘘を人は信じやすい……
そして国家が復讐を求めれば嘘は火がついたように広がる……
火は勢いを増してあらゆるものを呑み込んでいく……
戦場とは真実を曲げる……
だが真実など見方の違いでしかない……
大衆は革命家やテロリストを悪と決めつける……
確かにテロリストのような奴等はクソやろうが多いが……
だが歴史を、その国の歴史を決めるのは誰だとはきまっている。いつの時代も勝った者がその国の歴史を造り上げる。現に俺達がいるアメリカも元はテロリストが国を作った……
俺は一介の兵士だ。全ての兵士は人命を守るために戦う……
そこには善悪の区別はない……
戦争とは大規模な自然淘汰の真似事ではない……
しかし戦争とは案外シンプルなものだ……
覚悟を決めて挑めば世界は案外簡単に屈する……
何故人々は今までの歴史のヒトラー達のように一人の意志が世界を変えることを忘れてしまうのか……
ーーーーー俺が知る真実はひとつ、世界は巨大なマッチ箱だ。誰かがすれば直ぐに燃え広がる……
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20XX年5月17日
アメリカニューヨーク、ミッドタウン證券取引場屋上
デリク・フロスト・ウェスト・ブルック軍曹
第一任務ロシア軍ジャマー破壊を達成
「オーバーロードこちらメタル0-1目標を破壊。聴こえるか?」
『ザーーガ、ガガ……了解だ0-1、全システム正常に稼働中。ブラックホークを回収に送る、到着は3分後だ。』
『情報システム復旧、そちらの周囲の建物に複数の敵を発見。フル装備のプレデターを回す。』
「フロスト!PADでプレデターを操作して敵を片付けろ!!」
バックパックからPADを取りだしプレデターにデータリンク、敵をプレデターミサイルで叩きのめす。
シューーー……「着だーん!!」ドガッ!!「命中確認!次は隣のビルの屋上だ!!次弾発射!!」シューーー……ドガッ!!「命中!!ハインド接近中!フロスト!叩き落とせ!!」
再びPADを操作してハインドにミサイルをプレゼントする。
"バタバタバタバタバタバタ"
「迎えが来たぞ!!乗り込め!!」
サンドマンを始めにグリンチとトラックが乗り込んで最後に乗り込もうとする。しかし……
「まずい!!ビルからRPGッ!!フロスト避けろッ!!」
死角になっていたためによけれずにヘルメットに運悪く直撃、頭がはぜた……
当たる前に仲間の顔を見てから意識は一気に刈り取られた……
ーーーー眩しい……
「……ぅ…ん…?ここ…は?」
目が覚めるとそこは永遠と果てしなく続く草原だった。
「俺はニューヨークにいたはず……いつのまにこんなところに?」
段々意識がはっきりして記憶がよみがえっていく。
「……そうだ、俺はRPGを頭に食らって吹っ飛んだんだ……てことはここはあの世か……?」
『その通りです、ここは世界中の死んだ兵士の魂が集う場所です。』
「兵士の?なら他にもこんなとこはあるのか?」
『ええありますよ?』
「そうか……で、あんた誰だ?人間じゃないな?」
『よくわかりましたね、私は貴方達人間で言う女神と言う存在です。……本当ですよ?頭がおかしい訳では無いですよ?』
「そ、そうか…まあそれで俺はこれからどうなるんだ?やっぱり地獄行か?」
俺は今まで多くの命を殺した。天国には行かないだろう。
『いいえ、地獄に行くのは意味もなく人を殺したりした者のみが行きます。貴方は国のため国民のために戦ったので地獄には行きません。なので転生してもらいます。』
「転生?転生てなんだ?生憎宗教はやってなくてな。」
『転生は死んだ魂が新しい命を授かりまた人生を歩むことです。』
「…てことはまたあそこに戻れるのか?」
『いえそれが…貴方は本当はあのとき死ぬ運命ではなかったのですがなぜか運命が狂ってしまい死んでしまったのです。なので元の世界に転生するのは出来ないのです。』
「なら何処に転生するんだ?」
『日本のアニメに近い世界に転生してもらいます。』
「アニメの?しかも近い?」
『はい、人が造る物語にはそね数だけ同じような世界が産まれるのです。』
「ほう、で俺はどんな所に?」
『"そらのおとしもの"と言う世界に行ってください。』
「そこはどんな世界なんだ?軍に居たしそう言ったのに触れる機会がなかったからわからん。」
『えっと……エンジェロイドと言う生命体が空から落ちてきて物語が始まる、と言う感じですね。あとは実際に見たほうが解りやすいですね。』
「分かった、ならもう行ってくる。」
『あ、待ってくださいまだ終わってません!』
「なんだ?」
『転生するにあたって特典をひとつだけつけれます。いわゆる願いを叶えると言うやつです。なので転生する前に願いを行ってください、どんなものでも構いません。』
「……その世界の敵には銃は効くのか?」
『シナプスと言うところの人間には効きますがエンジェロイドにはあまり効かないですね。』
「そうか……ならエンジェロイドとやらも倒せる兵器を造り出す力をくれ。」
『わかりました、転生したら使えるようになります。では行ってらっしゃい!』
「ああ、じゃあな。死んだらまた会おう。」
『ええ、貴方の人生に幸せあれ……』
その言葉を聴いてから俺の意識は闇に沈んでいった……
その時、一人の兵士は"そらのおとしもの"の世界に旅立った……
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どうでしたか?たぶんミリタリー色が少し強くなると思いますが……
ヒロインは誰にするかまだ決めてないのでアンケートを取りたいと思います。
1、このヒロイン一人がいい!!(ヒロインの名前を書いてください)
2、ヒロインは無しがいい!!
3、今までのヒロインには飽きたから新しいキャラがいい!!
4、男ならハーレムだろうが!!
この4つで行きます!コメントに書き込んでください!しばらくは期限は決めてないのでいつでもどうぞ♪
では!これからもこの小説をお願いします♪