小説『転生してそらのおとしものの世界に!?』
作者:MSF()

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ーーーー暖かい……



ーーーーここは?暗闇に水が満たされている……



ーーーーああそうだ、俺は転生したんだ。ここは母親の腹の中か……



ーーーー羊水が抜けていく。どうやらもう産まれるようだ……



『桜井さん!頑張ってください!』



ーーーー誰かの声がする。暗闇に光が入ってきた……



「おめでとうございます!桜井さん!産まれましたよ!元気な男の子です!」



ーーーーーーーー




ーーーーー




ーー




で、主人公こと桜井一樹(さくらい いつき)だ。



前世の様に地獄の様な戦いだけの人生とは打ってかわって平和、平穏、暇な人生を送っている。あと双子の弟で智樹が産まれた。おれと違い年相応の子供だ。だが何故か友達が全く居ないんだが…



今は10歳になったが両親が
『もう一樹も10歳になって半分大人になったからお母さんとお父さんは世界巡りの旅にでるね♪一樹は昔から達観してる子だし大丈夫だよね♪いってきま〜す♪』
とのことだそうだ。……こんな親は聴いたことないぞ……智樹もいるのに……
ああちなみに両親は俺が転生して前世の記憶があるのは知らない。必要な者以外は言わないようにしている。



「……本当に行きやがった……まあ金が有れば生活できるが…」



中身はもう40歳ちかいおっさんだしな。転生してから10年か……



「……そう言えばえ、え、エンジェロイド?だったか?それと戦ったりするのか?」



いざその時になって丸腰はかなり不味い……いくら前世が軍の特殊部隊でも体はまだ子供だし……



「親も居なくなったしこれから鍛えるか?」



ーーーとゆうことで!鍛練を始めたいと思います。安全のたも山に来ています。



「まずは能力だな。……どうやるんだ?」



よく考えたら使い方が分からない……とりあえず口に出せば良いのか?



「ーーM4A1カービン展開!」ヒュン…



名前を言うとM4が展開された。便利だな……



ガシャジャキ…「弾は入ってるな……試しに撃ってみるか。」



マガジンをセットしチャージングレバーを引いて構える。ターゲットは100m離れた大きな岩を狙う。



タァァァン……ズダン!



「……5.56mmで普通岩が跡形もなく吹き飛ぶか……?120mm滑走砲並みか!?」



女神よ……やりすぎだ……



「これでパンツァーファウスト?なんて撃ったらどうなるんだ…?」



作者(小型戦術核兵器並みです。)
※注意!この小説はチートです!!



とりあえず一通り試したら銃だけでなく戦車なども出せるのが分かった。



「じゃあ次は体力だな。とりあえずフル装備で山を越えるか。」





まあそんな感じで鍛練を重ねて高校になった……



え?飛びすぎ?男がひたすら鍛練するのなんて見たいか?だから飛ばした。そして毎日平和な日々を過ごしている。学校はつまらないから寝てばかりだが……ただ最近おかしな夢をよくみるが……



夢を見ると最近よく草原にいる。そこでいつも翼が生えた少女が俺に語りかけてくる。



『たすけて……』



『空に……』



『捕まってる……』



『空に……』



『捕まってる………』



「……く…い…く…いっくん!!」ベシッ!!



「ぐおっ!?なにしやがる!?」



こいつは幼なじみのそはらだ。毎度毎度殺人チョップで殺しにかかってくる迷惑なやつだ。



「なにいってるのいっくん!いっつも授業中寝てテストに慌ててもしらないよ!」



「生憎学力はあるんでな、モーマンタイだ。ったくそはらと言いいつもの夢と言いなぜ俺の安眠を妨害するんだ……」



「え?またいっくんあの夢をみてたんだね……」



「あ?ああまあな……」



「まあなじゃないよいっくん……最近ずっとその夢をみてるんでしょ?やっぱり一度病院でみたほうが……」



「同じ夢を見てますからなんとかしろ、と?おれは精神異常者じゃねえよ。」



「でも……そうだ!!じゃあ安形先輩に相談してみたらどうかな?安形先輩って凄い物知りなんだって!!ね?そうしよいっくん!!」



「はぁ……一人でいってくれ……」



「……そう……わかった。」チョップはつどう!!











「なに……夢だと!?」



「あの…やっぱりダメでしょうか?」・



「いや……実に興味深い。学説では夢とは脳が記憶を整理する際に発生する電気信号だと言われている。つまり何らかの記憶や願望が形になるわけだ。」



「だがそんなものは【現実】の理論にすぎん!【現実】の理論では【非現実】は説明できん。ちがうか?……これを見ろ。」



見せられたパソコンには……「これは?地球?」



「地球は北極と南極を軸とした磁力、つまり磁気を纏っている。よく見てみろ。穴の様なものが移動しているだろう?何か分かるか?」



「いや……」「分からないです……」



「正解だ。分からないんだ。数多くの学者がこれの正体を突き止めようとあらゆる観測器機さらには航空機まで投入したが何も見つけれなかった。結論は分からないだ。」



「だがな一樹、俺はこの穴の正体をわかっているぞ。無論お前の夢の招待もだ。」



「………それで?」



「新大陸だ!!」「………………」



「学会など愚かなものだ……これだけの質量、そして移動量。空に浮かび浮遊する新大陸以外に何が考えられよう。お前の見ている夢もまた新大陸!!新大陸が我々を誘っているのだ!!」



付き合いきれん……かえろう「おい」ガシッ!



「運がいいな。丁度今夜12時に新大陸がこの町の上空を通過するんだ。一緒に行くだろう?桜井一樹?今夜12時に神社のそばの大桜で集合だ!!」












で、約束の集合……



「………………誰もこねぇ……」



え?せっかく12時に来たのに言い出した奴等がこないてどゆこと!?寂しすぎるだろ!!



prii!prii!prii!prii!
「ん?携帯か……もしもし?『一樹か!?いまそっちに向かっている!!いいか落ち着いてよく聞け!今すぐそこを離れるんだ!!』は?」



『そこ…ザザ…で……をザザな……ザーー』



「なんだ?いきなりイカれやがった……」ヒューー………ドンッ!!



「うおっ!?なにが落ちてきた!?」



煙が晴れるとそこには………



「天……使…?」



羽が生えた少女がいた…



ヒューーヒュヒューードカン!!ドドドン!!
「うおっ!?なんだってんだ!?柱が降ってきた!?」ヒューー…ドンッ!!
柱が少女の横に突き刺さる。



「Fack!なんで俺ばかりこんな目に!!」
クレーターの中に駆け込み少女を抱えて走り出す。



ドンッ!!ドドドン!!ドンッ!!
「クソッ!!クソッ!!クソッ!!ついてねぇ!!」ヒュルルルル……



「しまっ!!」油断していた……柱が俺を目掛けて落ちてくる。転生したのにまた死ぬようだ……ついてねぇ……そう思いながら目を閉じる。



だが痛みは来なかった。代わりに体には浮遊感があった。目を開けるとあの少女の顔があった。



「【インプリンティング】開始。」
少女の首輪から伸びる鎖が俺の手に巻き付く……なんぞこれ……?



「初めまして、私は愛玩用エンジェロイドタイプアルファー【イカロス】です。あなたが楽しめる事を何なりと、マイマスター。」




ーーーこうして俺の平和は音をたてて崩れていった……












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いかがでしたか?楽しんでいただければ幸いです!


感想待ってるのでコメントください!

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