小説『織田信奈の野望  〜姫大名と神喰狼〜』
作者:大喰らいの牙()

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第一話  どうしてこうなった?


アニメは中々面白かったな。
あ、俺の声じゃないぞ?
作者の心の声だ。
さて、お次の世界はどこかな〜?


「ジーイーサーンー?」
「………呼んだかの?」
「うおっ!? いきなり出て………って、オイ」


ジイサンの手には、ライトノベルが有りそのタイトルは『織田信奈の野望』と書かれていた。


「オイ、なんだそれは?」
「うむ? あっ、こ、これはの………!!」
「仕事サボって、読むんじゃねぇよ」
「しょうがないじゃろ、これ面白いんじゃから………」
「仕事しろ」
「ちなみに神界では、大人気じゃ!」
「誰も聞いてねぇよ、バカ」


いらん情報ばっか、寄越すんじゃねぇよ。


「………で、次はどこだ?」
「ココじゃ」
「は?」
「だから、ココじゃ!」


ジイサンは持っている本に指を差す。
え、まじで?


「どういうことなの?」
「ワシ等、“信奈ファンクラブ”による全員一致によって決まったのじゃ! 嬉しいじゃろう? ついでにお主には特別にファンクラブのナンバー2の座を授けよう!」
「そんなファンクラブ壊滅してしまえ。それと、そんなもんいらねぇよ」
「………と、言って本当は嬉しいんじゃろう?」


このジジイ、ウゼェ。
心の底からウザイ。
というか、このジジイもうダメだな。
精神が確実にイったな、こりゃ。
まぁいい………さっさと話を進めよう。
そんな雰囲気を出すと、すぐに顔つきが戻るクソジジイ。


「で、能力の方はどうすんじゃ?」
「スペックの無駄遣いするんじゃねぇよ、何だ先程の姿は?」
「“先程”? なんのことじゃ?」
「平然と忘れやがった!!」
「ワシのログには何も残っていないぞ?」
「三十秒前の過去に戻って自分を見て来い」
「で、能力は?」
「スルーですか、そうですか。―――能力はまぁ、『七夜』とシェン、それと『長槍 鬼神』は確定で」
「“真紅の執行者”もじゃろ?」
「いいのか?」
「構わん構わん」
「それじゃ、有難く貰っておくかね。あとは………グスタフで」
「来よったな、狂キャラ!! なんで、お主は狂キャラを求めるんじゃろうな?」
「それは作者のせいだろ」


なんでも、作者はMUGENを知ってから、初めて見たバトルがグスタフの活躍シーンを見て惚れたらしく、あの技のカッコよさと爽快さがたまらないらしい。


「『直死』はどうするのじゃ?」
「お主の固有結界が発動するまで、無しとなっておる。あと、不老不死になるのも同じ条件じゃ。発生はしないと祈りたいがな。」
「そりゃ無理だ。行き先は戦国乱世で、しかも姫大名だ。“発動しますよ”って言ってるもんだろ」
「ですよねー」


ふむ。
そろそろココに居ると、ジジイの病が“伝染”(うつ)りそうだし、向かうとするかね。


「ジイサン、飛ばしてくれ」
「うむ。………っと、そうじゃった。“真紅の執行者”についてだがな」
「うん?」
「あちらの世界に行くと、弾の補給が出来なくなるじゃろう? だから、弾は無限にしておこう。リボルバー形式だから、空薬莢を抜いて空のままで装填すれば、自動的に装填される仕組みとなっておることを忘れるな。それと、グスタフ時に黒い手袋じゃ、ワイヤーを扱うしの。最後にじゃが、今回は原作を忘れていけ。そちらの方が少しは面白みがあるじゃろう?」
「そもそも、俺、原作知らn………」
「なぁ〜にぃ〜、聞こえんなぁ〜〜?」
「・・・・・・・・・・・・・(イラッ」


俺はイラつきながら戦国乱世(女性一杯)の世界に飛ばされた。





つくづく、俺は乱世と女性に縁があるな。



―――あとがき―――
今回は第一話ですが、コメディ路線で頑張ってみたけど、上手く出来てるかよくわからんです。

アニメが終了したのをきっかけに勢いまがいで創りました。
本当は、“バカテス”を掲載する前に書こうと思ったんですがね!!
アニメが始まってから、そちらに集中して書き出せなかったんですよ。
OPもいい曲ですし、最高でした。

第二期に期待ですねぇ。

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