小説『透明彼氏。』
作者:鵲 彌涼()

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「ん…。スー…スー…」

隣で気持ち良さそうに寝ているゆめ。
事後で俺もゆめも全裸。
俺の事をぎゅっと抱きしめ寝るゆめは可愛い。

もぞもぞ…

白い肌。
男の俺とは違う筋肉と適度な脂肪。
柔らかいゆめ。
見た目は少し男に見えるけど、俺にだけ見せる表情は
女の子だった。
誰よりもかっこよくて
誰よりも可愛いゆめ。

そんなゆめの背中に



何かを焼き消したような跡があった―――――――










「ゆめ……何があったの……?
俺の知らないゆめは……何歳のゆめ??」






背中の傷跡をそっと撫でた


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