小説『学園黙示録〜銃を手放すその日まで〜』
作者:MSF()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>








「ぅ……ぅん…?転生…したのか…ここは…見たことない部屋だな、まあ当たり前か。」


目を覚ましベッドから立ち上がる。部屋にある勉強机に手紙があるのに気付く。


「天使が言ってた手紙か、なになに?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この手紙を読んでいると言うことは無事に転生出来たようですね。


貴方が転生した場所は床主市と言う所です。小中高は近くにある所に入ってください。


家族は母親が貴方を産んだ時に亡くなりました。父親は生きていて国会議員をやっています。父親は国民の為に法を考え働く政治家と言うのが国民からのイメージで有名になってますね。


父親は基本的に家には帰りません。忙しいみたいですね。でもそのお陰でお金や生活には困らないはずです。


あと貴方は今3歳で名前は黒瀬 大和 (くろせ やまと)と言います。あと数年したら床主幼稚園に入園してください。


最後は願いについてですね。転生した時点で貴方はもう能力を使えるし身体能力も全盛期の物になっています。


ああ、能力を使ってる所は余り人前では見せない様にしてくださいね?まあ貴方ならわかってる筈ですが一応忠告しておきます。造り出した武器は貴方の自由にしてくださって結構です。大量に作るなり改造するなり人に渡すなり好きにしてくださいね。


では2度目の人生を頑張って下さい。天界から皆で応援してます。ではさようなら。


PS.この手紙は五秒後に消滅します。注意してください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「最後のは要るのか?007じゃないんだから別に証拠隠滅しなくとも……」


部屋が焦げ臭くなってしまった。俺はMI6諜報員じゃないぞ……


「それより能力だな。取り敢えず庭に出て土くれで銃を造るか。」


早速庭に向かう。が………


「この家でかすぎだろ……もはや家なのか?TVでしか見たことないぞ。………あった、この扉が玄関か。」


扉を開けて庭に向かい倉庫からシャベルを取り出しとにかく掘る。暫く掘ると砂利から粘土質の土くれが出てきたので土嚢に積めていく。


「さすが身体能力が全盛期のままだな。3歳が粘土が入った土嚢をばんばん運べる訳がないしな。でも背が低いのは辛いぜ……」


大量の土嚢を倉庫から出した台車に積み重ねエレベーターを使い部屋に運ぶ。エレベーターなんて普通家にあるか……?


部屋に着き土嚢をどんどん下ろしていく。そのなかの一つを取り粘土を出しこねながら銃を造っていく。


「やり方がわからんから取り敢えずイメージしながら形だけ造っていく見るか。」


ひたすらこねて銃を造るが出来ない。


「何でだ?能力は使える筈だが?おおざっぱ過ぎるのか……なら次はパーツを一つづつ造っていくか。」


やり方を変えてパーツを造っていくと………


「出来た!やっぱりパーツを一つづつ造らないと駄目なのか。一応知識は全部入ってるから大丈夫だが時間がかかるな。根気よくやるしかねぇか。」


そして一時間後………


「……よし完成だ!ベレッタM92F、手作業だけに完璧だなレプリカより使いやすそうだ。」


こうして能力を確認し、銃をどんどん造り出していく。


『ふふふ、頑張って俺を楽しませてくれよ?人間。』


と言う声が聞こえたとか聞こえなかったとか………





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがでしょうか?
どれぐらいの人が読んでるのかわからないので評価ポイントかコメントお願いします!批判でも構いませんのでお願いします。
感想待ってますのでぜひ下さい!

-3-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




学園黙示録HIGH SCHOOL OF THE DEAD Blu-ray BOX (PS3再生・日本語音声可) (北米版)
新品 \3956
中古 \3777
(参考価格:\)