小説『愛すべき、世界の終わり。』
作者:瀬菜()

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 *崖●●●のポニョ*

「………………っ………!」

 ゴトン!

 鈍い音が、ポニョの耳に、嫌と言うほど強く響く。

 それは、ポニョの望まない音だった。


「………………………っ、そろそろか………!」

 
 ゴトンッ!

 先ほどより更に大きい音が響いた。

 ポニョは、しびれる右手に力を込めて、キッと上を見据える。



 そう。

 ポニョがかろうじて掴んでいる崖の先端が、

 崩れ始めていたのだ――――


世「………乃愛、これなに?」

乃「え?崖っぷちのポニョって、こういうストーリーでしょ?」

世「いや、『崖の上のポニョ』だから!」

 ★たぶんサスペンス←

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