小説『あなたが造る世界』
作者:楢歌鬼(音楽隊長暗殺計画)

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 『よぉーし、定置につけ!』


    え?な、何??


      『話始める』

               え、え??禿げのまま!?!?ケアレスミスのまま!?!?


  『言われた事だけやってれば OKOK』


  っちょ!まっ・・・『よーいどん!』




 



  あるところに 小さな村があった


  村には小さな家がいくつもならび人々は静かで穏やかな生活を過ごす

  1人の少女を除いては・・・

  「コラ!ケアレスミス!何をやっているの?!」

  村の丘にぽつりとある小さな家から怒鳴り声が響く・・・

  「え、っちょっ・・・誰このオバサン」

  『ベリーの母親の設定 名前はまだ未定』

  「何いっているの!誤魔化しても無駄よ!」

  怒鳴り声を撒き散らす女性の前で肩をすくめる少女の名は ベリー・ケアレスミス

  怒鳴っているのは母親だろう。

  「あなたは女の子なのよ!?こんな物もって勇者の修行だなんて!」

  そういって母親はベリーの手からごぼうを取り上げた。

  「えぇえええ!?ちょっごぼう?えぇぇぇええ??なんで??!??剣じゃないの?」

  母親はごぼうを膝の上に振り下ろすとまっぷたつに折ってしまった。

  「まったく、食べ物をこんなことに使うなんて・・・」

  母親はため息をつくと家の中へ入っていった。

  ベリーが住む村は貧相で剣など作れないためごぼうで剣術の修行をしていた・・・。

  「ごぼう・・・」

  ごぼうを母親に折られてしまったベリーは「すとーっぷ!」

  

  『なに?今いいところじゃん』

   ごぼうって・・・

     

    『あぁ、昨日ガキ使のごぼうシバキ合い対決見て思いついた』


     ファンタジーというか!!ギャグじゃん!笑いとろうとしてるだろ!?



      『してないしてない』


           どう考えたってしてるだろ!


  『だからしてないのをしてないからしてるって意味』

         『引っかかってやんの』



            ややこしい・・・そして何か腹立つなおい・・・


  『笑えない小説なんて見てて面白くないでしょーがー』


         『小説は 笑い 感動 スリル』

   『これが必要なんだよー』




         あ、そうなんですか。。。


                      『たぶん』


     おい!

  

-6-
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