小説『ネギま!?に転生・・・・マジ恋!??なにそれ?』
作者:えんヴぃい()

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〜ちょっと小話〜


伊予side


最近私にはちょっとおかしな先輩が出来た。
きっかけはまぁ、私なのだけれど。

「はぁ、私を助けてくれたあの人に会ってお礼が言いたいのに・・・・」

朝の登校している時にふとため息が零れる。
一昨日暴漢に遭遇してしまい困っていた所を助けてくれた人がいたのだが、こちらが名前を聞く前にそそくさと消えてしまった。
それ以来どうにかしてその人を探してお礼を言おうと頑張っては見るのだが、商店街や住宅地を暇な時に探しても見つからない。

「もしかしたらうちの学園の人だったり?あ、でも確かに考えて見ればそれっぽい服装だったような・・・・「やぁ〜いロリコン、ロリコン!!」「テメェ光太!!今日は許さねぇぞ!!」って・・・・・あれっ!!?」

あれ?今の人、私の見間違いじゃなければ…
なんてちょっと考えている間にその人はすごい速さで学校に行ってしまった。
後からメガネの人と、雪の様な髪の人が禿げている人を追って大急ぎで追いかけていたけど。

「まぁ学校で探せばいいよね?」

結局、私だとあれには追いつけないと思い学校内で捜すことにした。


=昼休み=


教室内で友達のまゆっちと何気ない話をしながら昼食を食べていた時、それは唐突に聞こえてきた。

『食事中失礼する。2-C山中光太、山中光太。至急職員室小島の所まで来い!!』ガチャン!!

・・・・なんか小島先生すごい怒ってる感じだったけど今呼ばれた人一体何をしたんだろう?
それがすごく気になって思わずまゆっちにも聞いてしまった。

「今呼ばれた山中光太って人何したんだろうね?」

するとまゆっちがなんだか悟った様な顔をして少し苦笑しながらも答えてくれた。

「光太さんの事ですからきっと…あ、いえっ!何でもないです!!」

な、なんだろうすごく遠くを見つめた眼で呟いた言葉をこれ以上追及してはいけないと言う本能が警告する。
というか光太先輩って呼んでいるって事はまゆっちは会った事あるのかな?

「まゆっちはその山中先輩?に会ったことあるの?」

すると明るい花が咲いたようにパァア!と笑顔で答えてくれる。

「はいっ!!とても面白くてこの学園に入って最初のお友達です!!あ、でも同い年だと伊予ちゃんが初めての友達な訳であって!!別にどっちがその私にとっての一番かといわれると・・・・・」

「ああうんそこら辺は別に気にしてないよ。」

なるほど、最初のお友達か。それは少し気になるかな

「ねね、ちょっとその先輩について詳しく教えてよ!!」

「はい良いですよ!!まず光太先輩はですねぇ!・・・・・・・」


この時はまさか話のネタの人が私の捜している人だとはもちろん思ってませんでした。



〜伊予end〜




〜由紀江side〜


頼りになる面白いお兄さん。
私の中で光太先輩を現すとしたらこんな感じです。

思えば、私が光太先輩に初めて会ったのはまだ私が川神学園に入学して3日と経たない時でした。
その頃はまだ風間ファミリーの皆さんとも話した事が無く一人寂しく過ごしていました。

「はぁ…今日もお友達ができませんでした…」

学園の帰り道思わず零れたため息と言葉。

私は昔から人付き合いという者が苦手で友達も少ない方でした。
なんて言うんですかね?会話が続かないというか・・・・
結局その日も諦めてこのまま寮で大人しくしていようとした時でした。

「う〜〜ん、どっかに新しい友達転がってねぇかなぁ・・・・」

「……えっ!?」バッ!!

思わず今のよくわからない発言に私は行き違った人の方を振り返りました。
そう。こういう奇想天外な発言をする人が光太先輩だと後に知ることになります。

「しっかしそう都合よく転がってるわけ・・・・・ってあぁ!!ヰタセクスアリス!!」

そう言って光太先輩はドシドシと力強い足取りでまっすぐ私の方にやって来る。

「はわわわわ!な、なななななんでしょうかぁぁああああ!???」

「うんうん!いいねそのオドオドした感じ!!それと帯刀してる所もレアだね!!」

そういって勝手にどんどん私の印象?を口に出しては素晴らしい、エクセレントなど、どんどん評価していき

「それらを踏まえて問おう、貴方が私の友達か?」









「ええっと・・・・人違いではないですか?」

だって・・・ねぇ?私この人(光太先輩)と会うの初めてですし。
そしたら目の前でうろたえながら

「っえ、いや、あの〜ね!今のはネタであってその、ほら!遠まわしに言うと友達にならないかい?って・・・・・事なんだけど」

いきなりしょぼーんっとしながら言われたらなんだか断りづらい・・・


「ああああの、どうして私なのでしょうか!!?」

すると今度はキョトンとした顔で何を当り前なみたいな顔をして

「え?だってさっき自分で今日も友達が出来なかったとか言ってたから・・・」

あっ

「・・・・・(そ、そそそそそうでしたーーーーー!!!)」

むしろ、あの独り言聞こえてたって事ですか?!
それはそれで少し、かなり恥ずかしいです。

「でね、見た感じ君この学園…ってか、ここらへんの地域にまだ慣れてないでしょ?」

「どうしてそんな事が分かるのでしょうか?」

ここで少し私が警戒に入る。目の前の男性は只者ではないと。
情報が少ない中、地元の人間でないと見破られた。その観察力は伊達じゃない。

「それ俺に聞いちゃう?まぁ至極簡単に答えると、この川神の地に長い事住んでるけど帯刀した女性なんてものは見たこと無いから!!」


☆論破されちゃいました!〜☆

「まぁこれはちょっとした俺のおせっかい。それでもこんな俺でよければ君のお友達にさせてくれないかな?」

「で、でもでも!私で本当にいいいいいいんですか?!」

正直すっごい不安だった。おかしな出会いって言うのも十分あるけど何より、人付き合いが苦手な私でも本当に良いのか?って。

「うん!もちのロンだよ!むしろウェルカム!!って感じ。」


なんか、この人の向日葵の様な笑顔を見てるとそうやってネガティブ考えてるのが馬鹿見たく思えてきました。
だから・・・・・

「わ、分かりましたっ!川神学園1年黛由紀江!!至らぬところも多々あると思いますがよろしくお願いします!!」

この先輩と仲良くしようと思えたんです。
今でも思います。この川神の地で初めての友達が光太先輩で本当に良かったって・・・・

しかし、その次の日にいきなり学園まで「前周り受身で登校だ!!イェイ!!」と言われ一緒に登校させられるとは思ってませんでしたけど。


〜由紀江end〜
















あとがき。



っち、違うんだ。聞いてくれ!!
書いているうちになぜかまゆっちがヒロインぽくなったけど本当はこんなつもりじゃなかったんだ!!
本当なんだ信じてくれ!!ただこうしたら面白いかな?ってやったらこうなっちゃったんだ!!
でもまゆっちの立ち居地はちゃんと風間ファミリーだから安心して!伊予もそうだよ!!
ただ、私生活のファミリー以外の頼れる先輩的な?今後の展開はまぁ・・・それ以上になるかも!??


それにしてもアットノベルス接続状況がひどい。
これ投稿するのに10回以上もやり直しとかないわー

ハーメルンか、暁にでも移動しようかしら?


あと読者の皆様にお知らせです。

えんヴぃいこのたび就職が決まったのはいいのですが、新人研修の都合で
3カ月地元を離れることになりました。

なので実質これが最後の更新になります。次の更新は速くて7月中かな?
速く更新したいのは山々なのですが、スランプと入社までの課題をやらないといけないので時間はかかりそうです。

最後にこんな作者の小説に今まで付き合っていただきありがとうございます。
次会うときはここかな?ハーメルンかな?暁かな?って感じです。

それと、コメント返信はできませんでしたけどちゃんとえんヴぃい見てるからね!!
めちゃくちゃうれしいよ!!愛してるよ! I LOVEだよ!!

これからもどんどんコメントお待ちしております!

尚、移動する場合はちゃんとどこに移動するかお知らせしますのでそこら辺は気にしなくて大丈夫です。


それでは7月まで・・・・・・・・・・サラダバー!!


ちなみに作中にある ヰタセクスアリスとは森鴎外の書いた作品名です。

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