聖霊との対話
「見て、あの背の高い男の人が泣いてるよ」
「え?そうかな?」
「心が泣いてるんだよ」
「そういえば、どことなく辛そうにしてる」
「ほら、あの男の子を見てみ。すごくイライラしてるね」
「してるしてる、顔がぴきぴきいってる」
「世の中のことを怒ってるんだよ、怒り狂ってるんだよ」
「教えてあげなきゃ、この世界には美しいものもあるって」
「あ、お母さんとお父さんだ!!あれ?無視された私のこと知らないみたい・・・」
「これが君が誰か別の人になってしまった世界だよ」
「は、そういえば、あの2人は見たことがあるような気がしてた」
「君はあの、目の青い仕事人になりたいかい?」
「ううん、そんなことはない」
「君はもっと自分の価値を知るべきだ」
「うん、私は私を生きる!」