ミッキーマウスとドナルドダック
ド「君はいいよな。ヒーローと呼ばれ、人々から愛されて、ちやほやされて。僕なんか、いっぱい嫌な思いをさせられてるっているのに、それを大勢の人に笑われてるんだよ」
ミ「なにを言ってるんだ君は。君も、ディズニーさんが生み出した貴重なキャラクターなんだよ」
ド「どこが貴重なのさ。貴重じゃないから穴に落ちたり、誰かに出し抜かれたり、騙されたり、予想外でとんでもないことをしでかしちゃって後でツケが回ってきてむかむかいらいらしなきゃならないんじゃないか!」
ミ「君のことを見て笑う人間は、君の情けない姿を見て元気をもらっているのさ。君のしていることは人間の深層心理を利用した素晴らしい娯楽なんだ!現実で生きていくことには辛いこともたくさんあるから、くつろぎの時間に君に励まされている子供たちがいること間違いなしなんだ」
ド「そうか、僕ってそんなにすごいのか!」
ミ「そうだよ、君は実は僕より人気があるって知らないのかい?」
ド「ほんと?ほんとにそうなの?」
ミ「嘘だと思うなら、ディズニーさんに確かめてみるんだね!」
ド「そうなのか!?僕、元気が出てきた!」