小説『短編集』
作者:クロー()

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そういえば、人と比べて人生をエンジョイできてない、と思えてきた人たちの談話




Aさん「あ〜、つまんね。なんか面白いことないかな〜?」

Bくん「いややっぱり俺たちはつまらない人生を強いられていると思った方がいいよ。そういう星の下に生まれたんだよ」

Aさん「Bに言ったのが間違ってたよ」

Bくん「俺最近気が付き始めた、俺最近あまり他人に注目されてないこと」

Cくん「いや注目されないっていうよりか相手にされないって言った方が正しいと思うよ」

Bくん「まずい、ついに同類でまとまり始めた」

Cくん「今頃気が付いた?」

Aさん「私は違うわよ、そのうちブイブイ言わすようになるんだから」

Cくん「は〜い、こういう思い込みの激しい人は放っておきましょ〜」

Bくん「どうか〜ん」

Cくん「だけどよ、俺たちこのまま就職していいわけ?」

Bくん「俺らたちの将来なんて道端の石ころよりつまんない分かりきったもんだよな。ますます誰にも相手にされなくなって今よりつまんなくなるぜ?最悪だよ」

Cくん「俺、腹いせにBも相手にしなくなるな」

Bくん「それは俺も同じだから」

Cくん「今からいがみ合うのはよそうぜ」

Bくん「お前から言いだしたんだろ?」

Cくん「でも先生は結構いじってくれると思うけど」

Bくん「いや、この前遠足の時バスの後ろの席でイケメン生徒と暗喩利かしたエロトークを延々と聞かされて、俺たぶん相手にされてねーやって思った、ていうか生徒と変わらねぇ」

Cくん「あ〜ゆ〜優しそうな先生ってエロいだけなのか・・・」



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