小説『短編集』
作者:クロー()

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それでも好き



「快楽に弱いあまり人の優しさを踏みにじるところ情けないけど好き」

「今なんか『情けない』という言葉が心を突き刺した気がする」

「人を動かす才能があって一見英国紳士のようなんだけど、実は才能取ったら動物園の中の木の上で寝てる動物みたいなのかもしれないけど好き」

「・・・物は考えようだね、だってほら、才能ある人ってみんな変わってるからね」

「もし結婚したらすぐ離婚になりかねないような気がするけど好き」

「ほんとに僕の事好きなわけ?」



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