小説『秘密を持つ天宮ルリ』
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パーティールームに着いた。



今頃だがお父様は日本人で、お母様はアメリカ人です。それで何度か日本に行ったことがある。それで日本のアニメに出合ったのだ。



「お母様、もう出来ましたか?」



「まだですよ。もう少しだから」



そして用意が出来、皆(みんな)席に着いた。



皆で……



「「いただきます」」



「おいしいです」



私は満面の笑みを浮かべた。お父様もお母様もメイドさん方も一緒に。イバーナはドックフードを。



「美味いな。今日のはおまえが作ったのか?」



「はいそうです」



お母様はハリウッド女優です。皆からは綺麗とか美人とか言われている。この引っ越しはお母様の仕事の都合(私も関係あるけど)だった。



また皆で…



「「ごちそうさまでした」」



「あ、そうそう、明日から行く学校の名前は『プリンズ・ハイ・スクール』という所よ。家から近いのよ、約10分くらいかしら。ねぇあなた」



「あぁー」



「ありがとうございます。でも用意はどうしましょう。持ち物など‥」



「そうね、電話してみるわ。お夕食はアンジェラさんが作ってくれるから」

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