小説『秘密を持つ天宮ルリ』
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『あ、あの、ルリ、舞い上がる気持ちはわかるけど…早口で全然わからなかった…』



『あ、すみません。えっと、一週間でなく二週間になりました』



『二週間も…。う、うれしい〜。あ、でも着替えは?』



『それも大丈夫です。お母様が1万$くれますから』



『1万$も〜。も、もしかして私の分も?』



『あ、多分みんなで1万$だと思います』



『そ、そう。あ、でも日本語は?みんな話せないでしょ』



『それも大丈夫です。アンジェラさんが着いてきてくれます。それにホテルも、もうとってあります。スイートルームですよ』


『ほんと?やった〜』



この話は五分くらい続き、その後同じ内容をジェイクに話した(電話で)。



もう9時58分になっていた。



私は夢の中へ………






四日後の日曜日。日本へ行く日♪



「とうとうこの日が来ました…」



「だね」



「あぁー」



「では皆様ジェット機にお乗り下さい」

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