「あ、それも良い考えですね」
「俺もそうしよう」
「そうですか」
私達は夏コミへと向かった。
交通手段はまたまたタクシーだった。アンジェラさんは日本のメイド服を買いに行くと言っていた。
夏コミ会場には30分ほどで着いた。
「つ、着きました。早く行きましょう。凄い行列です」
「うん、行こっ」
「あ…急がないと」
私達はこの行列の最後尾に着いた。
始まる時間は10時。今は8時半。
「もっと早く来たほうが良かったね」
「そうですね。こんなに行列だとは思いませんでした。目当ての物が買えるでしょうか」
「きっと大丈夫だよ」
「ジェ、ジャイク……。は、はい、そうですよね」
――1時間半後――
「時間です。早く入りたいです」
「だ……」