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小説『十二属性戦士物語―第四章『初代の戦い』―』

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ファンタジー小説

十二属性戦士物語―第四章『初代の戦い』―

作者:YossiDragon
★★☆☆☆
謎という名のベールに包まれた十二属性戦士。そもそも、十二属性戦士とは何を表して何のために存在するのか…。 これは、まだ十二属性戦士とは言われておらず、別の言い方をされていた初代の過去の物語である……。
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登場人物

塁陰 月牙(るいいん げつが)
陰属性の力を持つ属性戦士で、三十一人の一人。母親であるルナーに言われ、斑希と一緒に旅に出る予定だったが、鎧一族のロルトスに突然襲撃され、斑希と離れ離れになってしまう。月の様な感じの薄い金髪に金色の双眸を持つ青年。斑希とは母親関係で幼馴染の関係にある。得物の剣の柄には月を象ったキーホルダーをつけている。 正義感が強く、夢鏡城の姫君であるミーミルが兵隊に襲われていた時にも助けていた。
光陽 斑希(こうよう ふれあ)
陽属性の力を持った伝説の戦士の一人。フィーレの一人娘で、母との繋がりで月牙と出会い、幼馴染として行動してきた。夢鏡国に住んでおり、昔から外で元気よく月牙と一緒に遊んでいた。太陽の様なオレンジ色の髪の毛は親ゆずりで、容姿もフィーレによく似ている。思いやりがあり、よく気が利く。太陽の杖を振り回して攻撃する。 月牙とは別行動で伝説の戦士を探す旅に出る…。
炎耀燐 乱火(えんようりん らか)
火属性を持つ伝説の戦士の一人。頭に火を灯しており、随分前に生贄として神に捧げられた際、稲妻を撃たれた際力を得たという。また、近所に住むお婆さんはこのことを神の力と称しているが、この神の力が伝説の戦士の持つ神の力と関係があるかどうかは定かではない。斑希に似た髪の毛の色をしており、赤い双眸が特徴。料理を作るのが得意で、黄金の炒飯が得意技。斑希を助けた張本人。斑希の一人目の仲間。
ロルトス=ファントム
大昔から存在する鎧一族の一味で、四天王に君臨する最強の四人の一人。最強の防具である『アイアン・アーマー』を身に着けており、斑希の力を持ってしてでも刺さりは したものの、貫通はしなかった。強大な魔力を持っており、10分の1の力を解放しただけでも、斑希を圧倒していた。伝説の戦士のことを昔から知っている風な口調で彼らを惑わす。謎の騎士…。トロピカル・キングダムでは、七つの秘宝の一つを狙って襲撃してきた。
崖斑 砕狼(がけぶち がろう)
伝説の戦士の一人で、岩属性戦士。スコップの様な物を武器として使用する。初めは自分が伝説の戦士だと信じず、斑希達に攻撃的な態度を取っていたが、今では友好的になっている。また水が大の苦手なのだが、なぜか温泉は大好き。また、従兄弟の彪岩と鋼鉄がおり、同じ伝説の戦士として仲良くやっている。敵からは通称『脳筋馬鹿三人組』と言われているが、本人達は特に気にしていない。斑希の第二の仲間。
フェルト=フェニックス
鎧一族の最強四天王のひとりで、ファントムの仲間。彼の持つ剣の柄には、フェニックスの羽毛が多少使われている。ファントムと同様、謎の言葉で伝説の戦士を困惑させる。凸凹山のとある場所に基地を建て、そこで『七つの秘宝』を探していた。また、四天王の一人であるゴウストの世話をさせられることが多々ある。フェニックスというだけあって属性は主に炎だが、それ以外の属性も持ち合わせた人間なのだとか。
霧霊霜 水恋(むりょうそう すいれん)
伝説の戦士の一人で、水属性の戦士。古の四族の一つ『霧霊霜一族』のリーダーにして、『ウォータルト王国』を治める王…。水と雨の戦いで大量の死者を出してしまったことを未だに悔いている少女で、そのことを月牙に言われた時も多大なショックを受けていた。です・ます口調の丁寧な言葉づかいをする。『レイン・ヴィレッジ』の靄花とは仲がそこまでよくない。月牙の一人目の仲間…。
旋斬 風浮(かざきり ふう)
伝説の戦士の一人で、風属性を持つ十才の少年。宙にふわふわと浮かんでいることが多く、地面に足を着けている姿を見る方が稀…。瞳と髪の毛は共に水恋よりも少し薄い水色。片方の瞼を閉じて話すことが多く、本人曰くクセらしい。風を操る力は最強で、重い物でも運ぶことが可能。子供に大絶賛のパチパチキャンディーが大好物。水恋がお気に入りで、仲間のことを彼特有の愛称で呼ぶ。月牙の二人目の仲間。
草壁 葡豊(くさかべ ぽぽ)
伝説の戦士の一人で、草属性戦士。リーヒュベスト王国の大木の森の中の、木の枝の付け根付近に木造建築の家を建てて住んでいる。緑色の髪の毛に緑色の瞳を持ち、髪の毛には綺麗な花を象った髪飾りをつけている。ちなみに、その髪飾りからは良い匂いがするらしい…。兄弟はおらず、従兄が一人いる。丁寧な口調で喋るのが特徴。斑希の三人目の仲間。
大森 癒宇(おおもり ゆう)
伝説の戦士の一人で、めったにいないと言われる稀な森属性を持つ人物。また、リーヒュベスト王国の冥霊山に住む僧でもあり、頭にターバンの様な布を巻いている。何でも、その理由は坊主頭を隠すためなのだとか。瞳の色は深緑色。葡豊の従兄でもある。冥霊寺で働いていて、様々なことを知っている物知りでもある。斑希が見つけた四人目の仲間。
鳴崎 雷落(なるさき らいら)
伝説の戦士の一人で、雷属性戦士。また、斑希の五人目の仲間…。エレゴグルドボト王国のサンダルコ街跡の住居跡に住んでいて、クロノス秘密研究所で働いている。金髪のショートカットに金色の瞳をしており、黒縁メガネに常に白衣を身に着けている。走ることを大の苦手とし、ほんの数M走っただけで持久走を行った並に、息を切らす。妹の様に可愛がっている光蘭と祖母と三人暮らしをしている。
明見 光蘭(あけみ こうらん)
伝説の戦士の一人で、光属性戦士。また、斑希の六人目の仲間。雷落と同じくエレゴグルドボト王国に住んでいて、両親のいない孤児。とある過去によって雷落に引き取られ、それ以降は彼女と彼女の祖母と一緒に生活する。まだ幼い十歳の少女で、金髪に金色の瞳、髪の毛をツインテールに結んでいる。強力な光のパワーを持っている上に光属性のため、鎧一族の最強四天王に浚われてしまう…。
潤木 靄花(うるき あいか)
伝説の戦士の一人で、雨属性戦士。月牙の三人目の仲間で、通称おバカ。潤木家の二代目当主で、いつも雨傘に扇子を持ち歩いている。「〜ですの」や「〜ですわ」と言った口調が特徴。高貴な雰囲気は水恋に似ているところもあるが、頭脳の点で大きな差がある。計算間違いも激しいため、月牙に「バカバカ」と罵られ涙目になってへこんでいることが多い。なかなか素直になることが出来ない天邪鬼でもある。
神崎 王都(かんざき きみくに)
神王族の初代王。神と王族の血を持つ人間との間に生まれた子供達のボスで、強靭な力を持ってハルムルクヘヴン王国と夢鏡国の仲介役になったことで英雄となった。また、その時に光り輝く黄金色の鎧を身に纏っていたらしく、その時の鎧は、彼が失踪すると同時に七ヶ国に封印された。何でもその鎧にはとてつもない力が秘められているのだとか……。
幻宮 霧矛(げんく むむ)
月牙が見つけた四人目の中間で、伝説の戦士の一人。容姿は従姉の水恋に少し似ているが、口数は少なめ。表情は乏しいが、何故か悲しい表情を浮かべるのは得意。名前にもある通り霧属性を持ち、フォッグ・フォレストで生活をしている。霧の力を使って幻惑を見せたり、自分の分身を増やすことも可能。月牙の勘違いによって一時的に歩けない状態に陥り、それ以降月牙におんぶしてもらうことになる。
浜海 凛(はまうみ りん)
伝説の戦士の一人で海属性戦士。浅瀬の様色をした髪の毛をもつ少女で、ティアラに、二つの髪飾りをつけている。地盤が緩んだために、海底へと沈んでしまったトロピカル・キングダムの女王。幼い頃に親を早く亡くしている。また、従姉妹の水恋と霧矛と遊ぶこともあったが、大きくなってからは、そういうことがなくなった。強気な性格が強いが、本当は心優しい人物でもある。年上である月牙をペット扱いする。
猛毒雲 猛辣(もうどくうん もうら)
伝説の戦士の一人で、毒属性戦士。本来なら科学者には属性は宿らないはずなのに、宿るという雷落同様珍しいタイプ。自称マッド・サイエンティストだが、彼自身が言う様にやり方は自称の通りである。「ヒヒッ」という特徴的な笑い方をし、人々に恐れられている。身長は風浮と同じくらい低く、白衣もずんだれている。水恋の秘密を握っているのだとか。仲間になるという条件で、水恋と霧矛の二人を実験台にする。
オメガ=アーマー=オルガルト
鎧一族のリーダーにして、エレゴグルドボト王国を治める王。体中を鎧で覆っており、とてつもない強靭なパワーを持っている。また、敵からの攻撃を跳ね返したり打ち消したりなどの攻撃も可能。部下や奴隷にしている人々を駒扱いして、駒扱いされた人間が死んでも、また増やせばいいだけだと非人道的でもある。鈴華の巫女の力を必要としているらしく、奴隷として側に置いている。全ての黒幕……。
鳳凰 鈴華(ほうおう すずか)
鳳凰一族のリーダーにして、フレムヴァルト王国を治める王。巫女をやっている赤髪に黄色の瞳を持つ少女で、式神などを使うことが出来る。数年前にオルガルト帝の命で連れ去られて以来、マインドコントロールをかけられ奴隷と化している。また、クロノスやオルガルト帝の卑劣な行為によって相当精神力が削られているため、目から光を失っている。オルガルト帝曰く、巫女の力を使うために必要なのだとか。物語のキーパーソンの一人。
紅夢 未來(くれむ みらい)
伝説の戦士の一人で夢属性戦士。未来予知という能力と、相手の額に触れて念じるだけで思い通りの夢を見させることが出来るという、特別な力を持ったピンク髪に淡い紫色の瞳を持つ童顔の少女。夢幻の館で占い師をしている。子ども扱いされることを至極嫌っているが、一人きりの時や焦った時などに子供っぽい口調になるためどうしても子ども扱いされる。自分の子供っぽい体型にコンプレックスを抱き、水恋に憧れる。
金井 鋼鉄(かない めたる)
斑希の八人目の仲間で、伝説の戦士の一人。あまり多くないという鋼属性を持ち、相棒として『鋼鉄球』と呼ばれる超巨大な鉄球を操る青年。ちなみに斑希と同年齢。三本ほど髪の毛が上に向けてハネているのが特徴で、砕狼の従兄。荒い言葉遣いなのだが、仲間思いのいいヤツでもある。斑希達の戦力を上げるために修行をつけるが、その際に光蘭に戦力的意味で興味を抱く。 彼女のことを『キラチビ』というあだ名で呼ぶ。
レイヴォル=カオス=フィグニルト
クロノスを統率するボスで、人間を実験動物扱いする人物。白銀の髪の毛に黄土色の瞳を持ち、オルガルト帝と和睦協定した人物でもある。様々な非人道的な実験を楽しむ癖があり、どことなくオルガルト帝に性格が似ている。オルガルト帝の何かの秘密を握っているようで、それについて語ると相手の逆鱗に触れてしまう。不死身の巫女である鈴華に興味を抱き、度々実験をさせろとオルガルト帝に許可を求める。
豪地 彪岩(ごうち ひょうが)
伝説の戦士の一人で地属性。“眠れる赤き獅子”と謳われる人物で、グローブをはめた拳を武器にして戦う。がはは、と豪快に笑ったり自分のファンか?と勝手に相手を自分のファンと思ったりなど自意識過剰な部分もある。また、サンドラー王やジェシカにも言われていたが脳筋でもある。使い魔として白虎――ヴァロンをつれている。顔にヴァロンとの戦闘の際に付けられた傷がある。砕狼と鋼鉄とは従兄弟の関係。
石吹 砂唯(いしぶき さゆ)
斑希が見つけた十人目の仲間で、砂属性の伝説の戦士の一人。サルパストナム国のカーパスの町に住んでおり、年中砂嵐がひどいため、頭にターバン的な物を巻き、体の方は砂よけマントを着ている。ただし、他国では髪の毛が蒸れるなどの理由で外している。栗毛色の髪の毛に赤茶色の瞳を持ち、横髪の一部を三つ編みにしている。また、砕狼とは幼馴染の関係で「ガロー君」と呼び慕っている。行動発言などから能天気な性格である。
炎耀燐 妖燕(えんようりん ようえん)
伝説の戦士の一人で斑希の十一人目の仲間。炎属性戦士で乱火の従兄でもある。見た目は乱火に少し歳を取らせた感じの人物で、ガタイのいい体つきをしている。業火の炎・急行列車(ヘルファイア=エクスプレス)という列車を相棒にしていて、線路の上でないと行動できないという漢。大昔に乱火に親方と呼ばれて以来、その他のメンバーにも親方と呼ばれたり、光蘭からはおじちゃんなどと呼ばれている。本人は特には気にしていない。
氷威 氷雨(ひょうい ひさめ)
伝説の戦士の一人で斑希の十二人目の仲間。氷属性を持ち、氷雪系属性の中でもレアな力を持つ。獣の様に鋭い黄色の双眸を持つ少年で、一人っ子。義妹の雪羅と共にUTサブミットでひっそりと暮らしていた。太陽の光が全く届かない場所で生活しているため、肌の色は雪の様に真っ白である。体の一部を氷化し、攻撃する。物理攻撃ばかりでなく特殊攻撃にも特化している。 雪羅を本当の妹のように可愛がる。
氷威 雪羅(ひょうい せつら)
伝説の戦士の一人で斑希の十三人目の仲間。空色の瞳を持ち、雪の様に真っ白な髪の毛と肌が特徴。雪属性を持ち、義兄の氷雨同様、氷雪系属性の中でもレアな力を持つ。常に棒付きキャンディー(スイートヨーグルト味)を口に咥えていて、防寒着や耳当て、マフラーや手袋などを着用している。氷雨に幼い頃に拾われ「雪羅」と言う名前をつけてもらって以来、彼を実の兄の様に慕っており、また自分のことを愛称で「ゆき」と呼ぶ。
鎖神 刻暗(さがみ こあ)
伝説の戦士の一人で、時属性戦士。アンドゥルーク・クロックで働く青年。蒼色の髪の毛に左目がガーネットで、右目が碧眼。 また、左目には縁が銀色の片眼鏡をかけている。口調は丁寧な方で、首からは幼馴染である奏翠と色違いの懐中時計を持っている。女性恐怖症で女子がある範囲内に入ってくると悲鳴を上げ、物や男性の後ろに隠れる。また、そのことを特定のメンバーは面白がっており、時たまイタズラを働くこともしばしば。
神崎 妃愛(かんざき ひめ)
神王一族二代目王で、赤とピンク色の混じった髪の毛に深緑色の瞳を持つ幼女だが、それとは裏腹にとてつもない強靭な力を持ち、Sevens・Crownのリーダー。神族と王族をかけあわせた受精卵を巫女を媒体にして生み出した不死身の人工人間。七つの属性を自由自在に操り、王族と神族の力も操り強者ではあるのだが、それらの力を使うには幼すぎるため、宝の持ち腐れ。母親替わりの鈴華によく甘えている。
ミーミル=スコルタ=リスマード
小国『夢鏡国』の姫君で、ピンク色の髪の毛にすみれ色の瞳を持つ12歳の少女。しかし、身長が低いため初対面の月牙やアルフレッドには「小さい」などとバカにされた。なので、身長がコンプレックス。強大な王族の力を持つ。誕生日の際に城から家出し、迷いの森にて黒い気に攫われる。それ以降は地下牢の部屋に監禁され、笑顔を作ることをすっかり忘れてしまった。妃愛の母親ではあるが、本人はそのことを知らない。

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