小説『真剣でD×Dに恋しなさい!S』
作者:ダーク・シリウス()

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異世界



『起きろ!兵藤一誠!』


「ん・・・・・?」


『『主!』』


「ブラフマー、ゾラードとメリア・・・・・なんだ?」


『良かった・・・・・!怪我はないですか?』


「・・・・・怪我はないけど・・・・・どうして俺は外にいるんだ?」


『覚えていないのか?お前はトカゲ共と花見をしていた最中に突然謎の穴が開いてお前だけ吸い込んだのだ。

穴から出たと思えばこの場所に放り出されたのだぞ』


「・・・・・あー、そうだ。確かにそうだったな・・・・・じゃあ、此処は・・・・・日本か?」


上半身を起こし、辺りを見渡す。大きな川が流れていて、今いる場所は原っぱのところだ。向こうには

大きな橋が見える。・・・・・人間界とは変わらない世界・・・・・?


『パラレルワールド、並行世界とも言える世界に飛ばされたかもな』


「じゃあ・・・・・この世界はもしかしてガイアたちがいる世界か?」


『似て非なる世界だ。必ず、あいつ等が同じだと思わない方が良い。そもそも、この世界に冥界、

天界があるかどうかする怪しいぞ』


そう・・・・・だよな


『まずは身の状況を確認するべきだ。私とトカゲどもはお前と話すことはできるとは解った。

―――神器と神滅具は使えれるか?』


「・・・・・『幻想殺しの籠手』、『無限創造神龍の錫杖』」


二つの神滅具の名を呼ぶ、―――左手に黒い籠手が装着し、右手には金色の錫杖が発現した。


「―――禁手」


神愛護珠の禁手の状態に成ってみる。―――金色の長髪に金色の六対十二枚の翼、頭に金色の輪が出てきた


「・・・・・」


左手を突きだすと目の前の空間が歪みだして穴が開いた。その穴の中に入ると、俺が保管していたものが

全部残っていた。エクスカリバーオルタもだ


「全て良好、大丈夫のようだ」


『そうか、それは一安心だな』


「残りはこの世界の紙幣と硬貨が使えるかどうかだな」


目の前に大量に置かれて有る札束を一つ手にして呟く、他にも金銀財宝、宝石類も山のようにあった


『使えなかったら宝石を売ればいいだろう?』


「そうだな。あとは、衣食住だな。だけど、俺はこの世界の人間ではないから家には

住めれないか・・・・・」


『秘密基地のような物を作られたらどうですか?』


「・・・・・その手があったな」


それか、この空間の中で暮らせば良いだけだし


「さて、金を持ってこの世界の情報を集めるとしますか」


札束をポケットの中に入れ異空間に穴をあけて外に出る


「さてと、その前に姿を消しながら飛んで回るとしようか」


『この世界は気で溢れていますね。主がいた世界とは違うみたいです』


『あいつ等は直ぐには主を発見する事は出来ないだろう。その間まで我等は主を守る』


『トカゲと同じ意見なのが嫌だが、・・・・・まあ、その通りだな』


此処でも喧嘩をしないで欲しいぞ。お前等・・・・・


「数日は世界を見回り、後は足で町を見て回り、この目で見て、この手で体験して、この世界の住人たちと

接触しよう」


オルタの能力で姿を消し、金色の翼を羽ばたかせて空へと飛ぶ。さてと、この世界は一体どんな世界だ?

楽しみだな・・・・・

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