『第9話』
僕は余り目立つのは苦手なので帰ろうとすると
一人の女性が声を掛けて来ました〜
「ちょっと待った!」
辺りは、ザワザワと騒がしくなってるよ〜
何でかな?
「錫杖使いは二人も要らない……
だから、今この場でアンタに決闘を申し込むよ!」
女性の人が出て来たと思ったら勝負を仕掛けて来たよ〜
錫杖使いって事は僕と同じ形状の武器を持ってるという事かな?
つまりは、僕と戦って負けたらトライゴンを使うなと言ってる様だね
「良いよ〜……僕も相棒のトライゴンを失う訳にはいかないからね」
「へぇ、名前付けてるんだ〜」
「うん〜」
「是非とも欲しくなった……私が勝ったら、そのトライゴンを貰うよ!」
「トライゴンを貰う? ふふ、冗談でそういう事は口にしないでほしい……ね!」
ズゥーン!
僕の殺気が辺りに散ります
「くっ……」
「(本音、それ程までに武器を大切にしてるという事じゃな)」
「お爺ちゃん、試合開始の合図を」
「うむ、良かろう」
それを聞いた生徒達は少し下がる
悪いけど、今回の決闘だけは負けられないから……
だから、本気でいくよ!
「それでは、双方名乗り出よ!」
「2-S、武蔵坊弁慶」
「1-S、布仏本音」
「両者、準備は良いな?」
「いつでも」
「うん」
「では……試合始めぇぇぇい!!」