小説『旅する男の娘』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『第10話』


「はぁぁぁ!」


弁慶さんが突っ込んで来たよ〜
僕が避けると……
ドゴォォォォン!
其処の部分だけクレーターが出来ました〜


「ふふ、力にはちょっと自信があるんだよ!」


「……」


「黙っちゃって、どうしたんだい?」


「ううん、僕以外にクレーターを作るの始めて見たから
少し感動してるの〜」


「ふ〜ん、アンタも出来るのかい?」


「うん、いくよ〜」


「掛かっておいで!」


「え〜い!」


僕は素手で弁慶さんの目の前に態と殴るよ〜
そして……ズガァァァァァン!
其処を中心としたクレーターが出来ました
やり過ぎた……?
でも、そんな力は出してないんだけどな〜……


「へぇ〜……以外に力があるじゃないか!」


「力? 僕のこれは素だよ?」


「素でこれかい……?」


「うん」


「ふ〜ん……私より力があると見たよ!
面白くなって来たね!」


「う〜ん……悪いけど〜
もう、決めるね?」


「何!?」


「お爺ちゃん!」


「何じゃ?」


「僕が今から大技するから着弾したら最高の結界をお願い!」


「うむ、任せておきなさい」


「有り難う〜」


「大技ね〜……見せてもらおうじゃないか!」


弁慶さんが突っ込んできます
僕は始めに、お腹に一発打ち込んで上へと上げます
上がったら踵落としで斜め前へと蹴るよ〜
ドガァァァァンと弁慶さんが地面に叩き付けられました
硬いから大丈夫だと思うけどね


「いたたた……今のは結構効いたよ?」


「弁慶さん」


「ん? 何だい?」


「良い事を教えて上げるよ」


「良い事?」


「錫杖は……こういう使い方だってあるんだよ!」


僕は試合当初から地面に刺してあったトライゴンを持つ
そして……


「気陣大次元断!」


(※魔陣大次元断です)
僕は後ろに下がりながらも気で作られた結界みたいなのを
弁慶さんの周りに張り巡らせる


「これは……」


「本来、この技は剣でするものだけど
応用として錫杖でやっただけだよ〜」


「本当は剣でやるのか……」


「うん〜
じゃあ、決めるよ!」


僕は錫杖を上へと上げる
緑色の気が錫杖に纏わり付いた
そして錫杖を振り下ろした


「此処までか〜」


「ハァァァァ!」


ズドドドドドドドと音を立てながら下に下りていく
今だね〜


「お爺ちゃん!結界お願いしま〜す」


「分かったぞい!」


そう言うと結界が当たり一帯に張り巡った
そして緑色の気が地面に着弾した
ズドォォォォォォン!ウゥゥゥゥゥン!
地面の石と光が上空へと上がっていった


「其処まで!この勝負、1-S布仏本音の勝ち!」


『うぉぉぉぉ!すげー!』


『あの弁慶に勝った!』


悪いけど、僕はこれっぽっちも本気を出していないよ……
寧ろ手加減して疲れた〜><
僕は、また誰かに挑まれたらあれなので飛んで教室へと向かった

-13-
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