小説『フェアリーテイル〜虹の滅竜魔道士〜』
作者:冒険ファンタジー()

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『雨の中に咲く花〜フェアリーロウ』


ファントムMk−2、回廊


ただいま迷子中です。

「ギアス〜…」
「言うなルシア…」
「さっきっから同じとこぐるぐる回ってない?」
「言うなって…」

そう、迷ってます。
しばらく動き回ってると、誰か倒れていた。

「ん?ギアス…あそこに誰か倒れてるよ?」
「何?……こ、こいつは!?確かエレメント4のソル!?」

そこに居たのは、エルフマンが全身テイクオーバー・ビーストソウルによって、ボコボコにされた大地のソルの情けない姿だった。
ソルの魔法は気持ち悪いから覚えずにいた。
ふと外を見ると、雨が降っていた。
今頃グレイと大海のジュビアと戦ってんだな。
あっ、晴れた。決着が付いた様だな。
取り合えず、巨人の左肩に居るグレイ達と合流する事にしたギアス達。
到着すると、そこには幸せそうに気絶していたジュビアだけだった。
ちょっと遅かった様だ。んでジュビアの魔法覚えました。

「今度は大海のジュビアか、あいつら…いつの間に強くなってたんだな」
「暢気な事言ってる場合じゃないよギアス!」
「悪ぃ悪ぃ、ん?」

巨人の動きが遅くなってる事に気付いた。

「あれ?なんか巨人の動き、遅くなってねぇか?」
「あっ、ホントだ!?」

さてと、種明かししよっと。

「…そうか!この巨人、エレメント4が動力だったんだ!」
「そうなの!?」
「今調べて解った!さっきは三つだったのに、今は残り一つになっているんだ!大火の兎兎丸、大地のソル、大海のジュビアが倒されて、残りは大空のアリアだけだ!」
「じゃあ、さっそく倒しに行かないとね!」

ギアス達は、アリアの居る所まで走った。
そして、巨人が急に揺れ出した。

「な、なに!?この揺れ!?」
「巨人が…止まった!?あいつら…エレメント4を、全員倒しちまったな!」
「でも今回、ギアスの出番無かったね…」
「…言うな…」

すると、どこからか放送が流れた。
ピンポンパンポーン
懐かしいな、この音。

『フェアリーテイルの皆さ〜ん、この声をよくお聞きなさ〜い』
『ああぁぁぁっ!!』
「ルーシィの声だ!?」
「ええ!?」
『我々は〜、ルーシィを〜捕獲しました。そっ、一つ目の目的は達成されたのです。我々に残された目的は…あと一つ、それは貴様らの殲滅だ!クソガキ共!』
「こうしちゃいられねぇ!とっとと行くぞ!」
「らーう!」

なんとか辿り着いた。そこにはエルザと、既にグレイ達が居た。

「おーい、皆ぁー!」
「おーい!」
「ギアス遅ぇーぞ!」
「悪ぃ…ってなんでミラも居る訳?」
「ちょっと…捕まっちゃってて…」

取り合えず側にアリアが倒れてたので覚えました。
その時、強烈な殺気を感じた。

「!?…何だ!?」
「……!?」
「これは!?」
「死の気配!?」
「震えが来た!?」
「こいつは!」

皆には何かを感じ取った様だ。

「何だ!?この感じは!?」
「ぬぅ〜、漢にあるまじき寒気が!?」
「邪気が漂っている!?」
「嫌な気配だな…」

そこに拍手が聞こえてきた。
全員は振り向くと、そこに居たのは、

「いやいや見事でしたよ〜、フェアリーテイルの魔導士の皆さん。まさかここまで楽しませてくれるとは、正直思っていませんでしたよ。ジュピターを破壊し、エレメント4を降して…我が魔道巨人を跪かせるとはねぇ」
「「マスタージョゼ!」」
「ええっ!?」
「こいつが!?」
「ファントムのマスターか!?」
「なんて邪悪な魔力なの!?向かい合ってるだけで吐き気がする!?」

ファントムロードのマスター、ジョゼ・ポーラだった。

「さて、楽しませてお礼をしませんとなぁ…」
「エルフマン!」
「応よ!」
「…たっぷりとねぇ」

ゆっくりと手をかざすジョゼ。

「アイスメイク!」
「ビーストアーム!」
「待て、早まるな!?」
「笑止!」
「まずい!?」

ギアスはスピードで、二人の前に出た。

「波動!」

その瞬間、ジョゼの魔法が飛んで来たが、波動によって防がれた。

「「!?」」
「お前達下がってろ!太刀打ち出来る相手じゃない!」

ジョゼは腕を振った瞬間、衝撃波が来て、グレイ、エルフマン、ミラ、ルシアを吹き飛ばした。

「「ぐわーーー!?」」
「きゃあーー!?」
「うわーー!?」
「グレイ、エルフマン!?」
「ミラ、ルシア!?」

ギアスとエルザは直ぐにジョゼの方に向かった。

「ハァッ!」

応戦するジョゼ。
避けながら黒羽の鎧に換装するエルザ。

「「ハァアアアッ!!」」

攻撃する二人だが、難なくあしらうジョゼ。

「ほう、やりますね。さすがはジュピターを跳ね返す程の魔力を持つギアセルシアと、エレメント4のアリアさんを降したティターニアのエルザといいますね」
「そりゃ、どうも!」

その様子を見ていたグレイ達は、

「すげぇ、エルザとギアス…」
「漢だぜ、エルザとギアス…」
「エルザは女だけどね…」
「今ジョゼと戦えるのは、エルザとギアスのみ!ここは二人に任せましょう!」

そして、ギアス&エルザVSジョゼの戦いが始まった。
それからしばらく戦い続けて、

「なかなかやりますね。でも残念、その程度では私を倒す事は出来ませんよ?」
「例え敵わなくとも、貴様に一矢報いてみせる!」
「そういう訳だぜオッサン!」
「威勢が良く、気丈な方達ですね。なんて壊しがいがあるんでしょう!」

ジョゼが気持ちの悪い事を言った。

「ですが…これを見てもその強さが続きますかねぇ」

そう言ったジョゼは、何も無い所からスクリーンが出た。
そこに映っていたのは、巨大なシェイドがギルドを潰している光景だった。

「ギルドが!?」
「俺達の…!?」
「私達の…!?」
「家が…!?」
「何という事だ…!?」

グレイ、エルフマン、ミラ、ルシア、エルザは、ギルドが倒壊する光景を見ている事しかなかった。

「ご覧の通り、フェアリーテイルは潰れました。どうですこの光景は、絶景でしょう?」

皆が呆然としていたが、ギアスは怒りに満ちていた。

「よくも…よくも俺達の家を!」

ギアスはジョゼの方に振り向き、スピードを使ってジョゼを殴りかかった。

「!?ボァッ!?」
「「「「「!?」」」」」

皆は驚いた。あのジョゼに一発入った事が。

「な、何ぃ!?」
「…どれだけの物を傷付ければ気が済むんだ…お前らは…」

ギアスの体から、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の入り混じったオーラが出ていた。
もう一度殴りかかるギアス。

「先程は油断しましたが、今度はそうh「ディーンドライブ・BB(ブラックバード)!」ブフォアッ!?」
「「なっ!?」」
「ギアスの攻撃が!?」
「当たった!?」

マッハ3で殴り付けた。

「今までの借りを全部返してやる!フェアリーテイルに手を出した事を後悔させてやる!!」

激怒するギアス。
怒りのままに暴れてやるぜ!

「これ程の魔導士がマカロフのギルドに居たとは…気に食わん!」

衝撃波を放つジョゼ。
それを弾くギアス。

「何故私がマカロフにトドメを刺さなかったか御分かりですか?」
「ああん!」
「絶望!」

なおも衝撃波を放ち続けるジョゼ。

「絶望を与える為です。目が覚めた時、愛するギルドと愛する仲間が全滅していたらどうでしょう?ふふふっ、悲しむでしょうね。あの男には絶望と悲しみを与えて滅ぼす!楽には逝かせぬ、苦しんで苦しんで、苦しみ抜きながら朽ちて逝くのだ!!」
「下劣な!」
「悪党め!」
「漢じゃねー!」
「そんな!?」
「マスターにそこまでするの!?」
「この、外道がァッ!」

再度殴りつけるが、ジョゼはすぐ後ろに移動していた。

「ファントムロードは、ずっと一番のギルドだった。この国で一番の魔力と、一番の人材と、一番の金があった」

若干笑顔だったジョゼは、段々険しい顔になっていった。

「だが、ここ数年でフェアリーテイルは急激に力を付けて来た。ギアセルシアやエルザ、ラクサスにミストガン、その名は我が町にまで届き、サラマンダーの噂は国中に広がった。いつしかファントムロードとフェアリーテイルは、この国を代表する二つのギルドとなった。ふっ、気に入らんのだよ、元々クソみてぇに弱っちぃギルドだった癖に!」
「くだらねぇな!んなくだんねぇ事をいつまでも妬んでんじゃねえよ」

心底呆れ風に言った。

「妬み?ははっ、違うな!我々はモノの優劣をはっきりさせたいのだよ!」
「だとしたら、益々くだらねえな!んなちっちゃい事気にしてたなんてなぁ、アホ過ぎんだよ!」

また殴りかかるギアスだが、ジョゼは避け続ける。

「前々から気に食わんギルドだったが、戦争の引き金は些細な事だった。ハートフィリア財閥のお嬢様を、連れ戻してくれという依頼でな。この国有数の資産家の娘がフェアリーテイルにいるだと、貴様らは…どこまで大きくなれば気が済むのだ!」

ジョゼが魔法を放つが、ギアスも避けた。

「ハートフィリアの金を貴様らが自由に使えたとしたら、間違いなく我々よりも強大な力を手に入れる、それだけは許しておけんのだ!」

魔法がギアスに当たった。

「ぐあっ!?」
「「「「「ギアスーー!?」」」」」
「ふっ…なっ!?」

爆煙の中からギアスが見えてきた。

「…だからお前はアホだって言ったんだよ!一番だの何だのほざいておきながら、お前らの情報力の無さに呆れてものも言えないな」
「何だと!?」
「ルーシィは家出して来たんだ!家の金など、一銭も使える訳ないだろ!家賃7万の家に住み、俺らと同じ様に仕事して、共に戦い、共に笑い、共に泣き、俺らとそう変わらない!そして、同じギルドの仲間だ!」

ゆっくりと立ち、オーラを湧き立たせる。

「戦争の引き金だぁ、ハートフィリア家の娘だぁ、子は親を選べられねえ!テメーなんかに、涙を流すルーシィの何が分かる!」
「グアッ!?」

さっきより速い速度で走ってジョゼを殴り付けて、壁まで吹っ飛んだ。
そしてゆっくりと立ち上がるジョゼ。

「これから知っていくさ。私があの小娘をタダで父親に引き渡すと思うか?金が無くなるまで飼い続けてやる。ハートフィリアの財産全ては、私の手に渡るのだ!!」

ブチッ
この時、ギアスの中の何かが切れた。
そして、外では雷鳴と地震が起き始めていた。

「…もう貴様は喋るな…貴様は…存在する価値は無ぇ!」
「だったらどうs「ウオリャッ!」ガハッ!?」

スピードでジョゼをブン殴った。

「ハアァァァァァァァァァァァ!!」

ギアスの猛攻により、ジョゼは喰らい続けた。

「おのれ、喰らえ!」

ジョゼの魔法が来たが、ギアスはそれを食った。

「なっ!?」
「俺がドラゴンスレイヤーだって事、忘れてるだろ?さぁ、覚悟はいいか?」

ギアスは一瞬でジョゼに近づき、ボディブローをぶちかまし、左回し蹴りで吹っ飛ばし、それを追いかけてジョゼの顔に腕を振り下ろした。

「お、おのれぇ!」

懲りずに魔法を放つが、また食われてしまい、ジョゼの足元まで近づいたギアス。

「はっ!?」
「テメーは俺が、ブッ飛ばぁぁぁぁぁす!!」

ジョゼを高く蹴り上げた。
天井すれすれまで飛ばされたジョゼは、

「…このクソ共が、まとめて消えるがいい!!」

ジョゼの手に闇が集まっていく。
するとギアスは、回転しながらジョゼの方へと飛んで行った。

「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
「!?貴様から消えろォォォォォ!デッドウェイブ!!」

ジョゼの闇の波動がギアスを襲うが、

「喰らいやがれ!彩光虹竜拳(さいこうにじりゅうけん)!!」

拳に光をまとってデッドウェイブに殴りつけて霧散させた、その勢いで腕を伸ばして行き、ジョゼの顔面にクリーンヒットした。

「ブフォアァッ!?」
「ハアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!」

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!
そして、大量の拳の連打の猛攻により、ジョゼは天井に叩き付けられた。
この状況を簡単に言えば、アラバスタでクロコダイルをゴムゴムの暴風雨(ストーム)を喰らわしている様な感じになっている。
そして、拳一発に仲間の分を込めて打ち出した。

「レビィ…ジェット…ドロイ…マカオ…ワカバ…カナ…ロキ…アルザック…ビスカ…その他「「「「「おい!?」」」」」…ルシア…エルフマン…ミラ…グレイ…エルザ…ハッピー…ナツ…ルーシィ…マスター!!!」

途中突っ込まれたがそれどころじゃねえ!
ギアスは思いっきり左腕を床ぎりぎりの所まで伸ばし、回転し始めた。

「そしてこれは…ブッ壊された、ギルドの分だぁーーーーーーーーーーっ!!!」

そして回転したままジョゼを打ち抜き、外までブッ飛ばした。


ファントムMk−?、腹部分、ルーシィサイド


サジタリウスの機転により、炎を食べてパワーアップしたナツは、鉄のドラゴンスレイヤーのガジルを圧倒した。

「ほんとに、やり過ぎなんだから」
「あい!それがナツです!」
「へへっ」
「(でも、ちょっとカッコ良かったよ)」

その時、さっきまでナツが戦ってた場所から何かが飛び出して来た。

「な、何!?」
「あれは!?」
「ん?誰か吹っ飛ばされたのか?」

良く見てみると、飛んで来たのは…ジョゼだった。

「嘘、ジョゼ!?」
「ジョゼが、何で!?」
「あいつしかいねぇだろ!」
「あいつ?」

ナツは誰がジョゼを倒したのか分かったみたい。

「こんなこと出来んのは、じっちゃんとギアスだけだ!」
「ギアスが!?」
「なるほど!」
「納得するのかい!?」

でも、本当にギアスがジョゼを倒しちゃったのなら、もうマスター並の実力って事じゃない!?どこまですごいのよギアス!?


フェアリーテイル裏庭、湖のほとり


「ん?…っ!?おいあれ、あれ見ろ!」
「「「「「「「「「「ん?」」」」」」」」」」

マカオが気付いて、巨人から吹き飛んだ何かを見た。

「「「「「「「「「「ジョゼ!!?」」」」」」」」」」

全員が驚いた。


ファントムMk−?、首部分


「ギアスが…本当にやったのかよ…」
「やったわギアス!」
「漢の中の漢だぜギアス!」
「やったやったー!」
「だが、これだけの魔力を消費したギアスは無事だろうか?」

エルザの言葉で全員天井の方を向いたら、ギアスが落ちて来るのが見えた。

「まずい!?ギアス!」

だが、地面に激突する瞬間、ギアスは身を翻して着地した。

「ハァ…ハァ…ハァ…」
「ギ、ギアス…」

皆が心配してると、ギアスは腕を横に振った。

「は、判決…」

そして、縦に振った。

「死刑!!」

ドシーン
何かが落下した音がした。
そこに居たのは、ジョゼだった。

「ジョゼ!?」
「ファントムのマスターを…倒しちまうとはな!」
「さすがだぞギアス!」

皆が駆け寄って来た。
!?…不意に嫌な予感がした。急いで皆に覆う程の波動を展開した。
すると、たくさんの魔法が飛んで来たが、波動によってはばかれた。

「なんだ!?」

放って来た方に向くと、そこに居たのは、目を真っ黒にしたジョゼが居た。

「ファントムロ−ドノ…マスターデアル…私ガ、貴様ラギルドノ兵如キニ負ケル訳ガ無イ!」
「貴様まだ!?」
「しぶてぇなぁ!?」
「テメェはどうあっても叩きのめされてぇ様だな!」

あれやるしかねえな!

「跪け!フェアリーテイルに!!」
「ハァ?」

ギアスは、手に光を溜めた。

「何ヲ言イ出スノカト思エバ、跪ケダァ!?」

黙々と光を溜めるギアス。

「まさか!?ギアス、それが使えるのか!?」
「エルザ、ギアスが何やろうとしているのか分かるのか?」
「ああ、成功すれば確かにギアスの勝ちが決まるが…」
「王国一ノギルドガ貴様ラニ屈シロダト、冗談ジャナイ!跪クノハ貴様ラノ方ダ!消エロ、塵トナッテ歴史上カラ消滅シロ!フェアリーテイル!!」
「(マスター、俺に力を!)」
「消エ去レェ!フェアリィィィテイルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

ジョゼは特大の魔法をギアスにぶつけようとするが、ギアスが溜めた光を手に合わせたその瞬間、眩しい光がジョゼの魔法を打ち消し、部屋中を覆った。

「ナァッ!!?」
「妖精の法律(フェアリーロウ)…発動!!」

ギアスがいる部屋を中心に、眩しい光が巨人を覆った。

「何だ?この光!?」
「フェアリーロウだ!」
「フェアリー…ロウ?」
「聖なる光で闇を討つ。術者が敵と認識した者だけを討つ。もはや、伝説の一つに数えられる…超魔法だ!マスター以外で使える者が居るとはな」
「ギアスだからだろう?」
「ギアスだしな」

色々言われてはいるが、さて、ジョゼはどうなったかな?
光が収まると、ジョゼはすっかり怯えていた。
うわ〜老化してんじゃん。それに全体的に薄くなってるし、まあ悪党だから気にしないけどね。

「二度とフェアリーテイルに近寄んじゃねぇぞ!」

そう言って皆の所に戻るギアス。

「ギアス!やったn…ああ!?」

エルザのやつ、どうs…てそうだ!?確かこの後って、アリアが…、

「(悲しいなぁ、今ならギアセルシアの魔力を奪える。貰ったぁ!)」

ギアスは慌てて振り返るが、既にアリアは空域(くういき)・滅(めつ)を使う寸前だった。
やべっ!

「「「「「ギアス!!?」」」」」

その時、

「グアッ!?…ブフォッ!?」

誰かがアリアを殴り付けた後、瓦礫にぶつかった。
皆がその方向に向くと、そこに居たのは、

「もう終わったんじゃ、ギルド同士のケジメは付けた。これ以上を望むなら、それは掃滅、跡形も無く消すぞ!ジョゼを連れて帰れ!今すぐに!」

マスターだった。
皆はマスターが復帰して喜んでいた。
来るのが遅いよマスター。

「(あ…れ…?)」

体が、動か…な…い…?
ギアスはその場で意識を失った。



後書き

初登場の能力
彩光虹竜拳(さいこうにじりゅうけん)
 簡単に言えば、拳に虹を纏ったゴムゴムの暴風雨(ストーム)で、トドメがゴムゴムの回転銃(ライフル)。


後から覚えた魔法
エレメント4・ジュビア、アリアの魔法

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