小説『フェアリーテイル〜虹の滅竜魔道士〜』
作者:冒険ファンタジー()

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『ベストパートナー』


フェアリーテイル


さて、俺が知ってる原作の中の最後の部分、S級試験編に突入したか、さっそくほとんどのメンバーが殺到してんな。

「仕事仕事ー!」
「あいさー!」

ナツの奴張り切ってんなぁ。

「ちょっと!?仕事ならあたしも…」
「悪ぃ!この時期は1人で行くんだ!」
「戻ってきたら遊んであげるね!」

ルーシィも一緒に行こうとするが、S級を目指すナツは1人で仕事に行った。
するとナツは、グレイとぶつかった。

「前向いて走れよこのドタバタツンツン頭!」
「テメェこそ邪魔なんだよムッツリパンツ!」
「2人ともケンカしてる時間あるの?」
「「は!?そーいえば!?」」

相変わらず仲良いなあいつら。

「ただいま!」
「お帰りグレイ。服は?」
「それどころじゃねぇ!次の仕事、これな!」
「はい、行ってらっしゃい」

グレイは急かす様に次の仕事に行った。

「えっ?もう次の…?」
「姉ちゃん!俺はこの仕事行ってくる!」
「はい、行ってらっしゃい」

エルフマンも急いで仕事に行った。

「仕事仕事ー!僕はコレ行くから!」
「私はこの仕事ね!」
「おいテメ、それは俺が先に…!?」
「知るかよ!取ったモン勝ちだ!」
「「チーム、シャドウ・ギアはこの時期解散だ!」」
「待てソルヴァ!それはボクがやろうとした仕事だ!」
「やかましい!テメェはとっとと別の奴ヤレよ!あたしはコレをやるんだ!」

依頼書の取り合いやら仕事の受注手続きやらで殺到していた。

「何事なの…!?」
「時期に解るわよ」

全ては明日だな。
すると、セツナ達少女部隊が来た。

「あの人達は何を急いでいるの?」
「皆どーして仕事に行きたがるのかな?」
『解らない』
「この時期になるとフェアリーテイルのほとんどのメンバーが良い結果を出そうと躍起になってるからな」
「んにゅ、何でなの?」
「明日になれば分かるさ」
「「『?』」」

すると、見慣れない…いや、見た事はあるが、今までいなかった茶髪で三つ編みをした少女がいた。

「セツナ、彼女は?」
「ああ、そういえば紹介がまだだったわね。彼女はつい最近少女部隊に入った…」
「胡桃(くるみ)です。初めまして」

やっぱりニードレスの胡桃か。
ん?何で近寄って来るんだ?

「お近付きのキスを…」

なぬっ!?

「止めんかっ!?」
「ぎゃんっ!?」

ギアスは咄嗟に胡桃の頭をどついた。

「いった〜い、何するんですか!?」
「そりゃこっちのセリフだ!」

んでセツナから聞いた話だと、胡桃はキス魔だという。
しかも魔法はやっぱり黒の引力(ブラックアトラクション)で、キスした相手を意のままに操れるという。ただ、効果は一生ではなく半日だけらしい。
ん?…!?胡桃の後ろにいる美女は一体!?
胡桃の後ろには2人の幼女がいた。

「わたし、七海(ななみ)っていいます。水のまほうがつかえます。よろしくです」
「私、美咲(みさき)です。土の魔法が得意です…」

な、七海と美咲だって!?セツナくらいの歳じゃないの!?でもすんごく可愛いから許す!

「お嬢さん方、とてもお美しいですね。良かったら僕とお茶でも如何d「いきなり止めんか!」アベシッ!?」

さっそくギアスは七海と美咲を口説こうとしたがセツナに蹴っ飛ばされた。
少し離れた所にエルザとリリー(人型ver)が模擬戦をしていた。

「ちょっ!?危ないキナ…」

2人とも、周りの事も考えろよ。そうゆうのは外でやれ。
しばらく攻め合ってると、

「ここまでだ」
「ぬぅ…」

リリーが元の小さい姿になった。

「元の体でいられる時間は、短いな…」
「しかし大したものだ。見事な剣さばき」
「いやいや、さすがはエルザといった所だ」
「どーだエルザ!これがリリーの実力だぜ!」
「これが、このギルドのS級と呼ばれる力か」

互いに認め合ってるエルザとリリー。
つかガジル、いくら自慢したいからって偉そうだぞ?

「さて、俺も色々と準備しねぇとな」

エドラスで確かに発動した覇気を完璧に扱えるようにしないとな。
それに必要になりそうな道具も造っておかないとな。
後、エドラスから持ってきた封炎剣やら空裂砲やら念土手やらも改造しなきゃな。
ちなみにクルスの圧水銃は真っ先に改造してクルスの護身用の武器として持たせた。

「おーいエルザ、ギアス、ミラ、それにギルダーツ、ちょっと来てくれんかの〜」

マスターがお呼びだ。
ギアス達は奥の個室に集まった。


フェアリーテイル、個室


部屋に集まったのは、マスター、エルザ、ミラ、ギルダーツ、そして俺の5人だった。

「皆に集まってくれたのは他でもない、明日のS級試験のメンバーを選抜する事じゃ」
「「「「!?」」」」

そうか、試験をやる奴を決めなきゃいけないもんな。

「今年は豊作での、今回選んだメンバーが多くてのぅ。皆の意見も聞いて選ぼうという訳じゃ」
「ふむ、確かにここ最近で急成長した連中もいるからな」
「皆S級目指して頑張ってるからね」
「最近の若い連中は成長が早いからな」
「確かにな」

そして、誰を選抜するかで会議を始めた。

「やっぱナツとグレイだな。あいつらここ最近すげぇからな」
「ああ、あの2人は確かに成長した。そろそろS級にチャレンジさせても良い頃だからな」
「エルフマンも頑張ってるわよ」
「雷神衆のフリードとサテンもだな」
「ジュビアやレビィも良い頃だな」
「セトかソルヴァ、どっちも甲乙付け難いしな」
「それに、セツナやイヴもあいつらに負けていないしな」

色々意見が出ていた。

「そういやガジルは?」
「あいつはダメだ」
「あら、どうして?」
「奴はまだ早い」
「それ理由になってるのか?」

マスター以外じゃあんま人気無いよなガジル。
そうだ!ミオたんも参加させたいな!

「なあ、ミオたんはどうだ?セツナに負けず劣らず場数を踏んできてると思うが?」
「そう?」
「しかし、まだミオh…」

声(ボイス)発動!!

『ミオたんも絶対候補に入れるべきだ!』

ギアスがそう言うと、

「そうだな、あいつも少女部隊の一人として頑張っているんだからな」
「そうよね」
「しっかりした子だしな」
「それじゃミオも採用っと」

計・画・通・り!ニードレスの強制命令能力、すごい効果だな。
まるで王の力を持った反逆者(ゲーム版)みたいな能力だな。

「そうそう、カナを忘れちゃいけないわね」
「!?」
「カナか、確かあいつは過去4回試験に落ちているな」
「そういやあいつ、この時期になるとギルドを辞めたいって鬱になってたよな」
「!!?」

さっきから驚いているのはギルダーツです。
後で励ましておこう。

「そういえば、メストを忘れてたわね」

メストか、あいつ前回ゴール直前で時間切れになった惜しい奴だったからな…あれ?何でメストって聞いただけで違和感が出てきているんだ?

「メストか、前回は惜しい所まで行ったからな」

う〜ん…何でだ?
決議の結果、決まったのは、

ナツ
グレイ
ジュビア
セツナ
ミオ
エルフマン
カナ
セト
フリード
サテン
レビィ
イヴ
メスト

の13名となった。
人数が思ってたより多いな…何とか原作の様に数を多く減らす事ができ…るじゃないか!

「なあ皆、試験の時に…」

ギアスは思い付いた事を皆に話した。

「なるほど、考えたなギアス」
「それなら人数が多くてもある程度は少なく出来るな」
「それに私達にとっても良いハンデにもなるしね」

どうやら採用してくれた様だ。
ん、何を思い付いたんだって?明日になれば分かるから。


翌日、フェアリーテイル


そして、出場者発表会の日になった。
舞台の上には、S級魔導士が揃っていた。
ちなみに立ち位置は、

ギアス    ギルダーツ
 エルザ  ミラ
   マスター

となっていた。
そして緞帳が開かれた。

「マスター!」
「待ってましたー!」
「早く発表してくれー!」

ほとんどが待ちくたびれていたから期待が高まってるんだな。

「フェアリーテイル、古くからのしきたりにより、これより…」

マスターは一息入れた。

「S級魔導士昇格試験、出場者を発表する!!」

マスターはそう発表すると、ギルドの全員が活気づいた。

「S級魔導士昇格試験!?」
「燃えてきたぞ!」

ルーシィは驚き、ナツは気合が入った。

「皆、静かにしろ!」
「マスターの話の途中だろ」

エルザとギルダーツが皆に黙る様に言った。

「今年の試験会場は天狼島!我がギルドの聖地じゃ!」

ギルド内が熱狂した。

「各々の力!心!魂!ワシはこの1年見極めてきた!参加者は13名!」

そしてマスターは出場者を発表した。

「ナツ・ドラグニル!」
「おっしゃあ!」
「やったねナツ!」

まずはナツっと。

「グレイ・フルバスター!」
「やっとこの時が来た!」

グレイに、

「ジュビア・ロクサー!」
「え、ジュビアが?」

ジュビア、自分が選ばれるなんて思わなかっただろうな。

「セツナ!」
「私も!?」
『ガンバ!』

セツナも選ばれて驚いてるな。

「ミオ!」
「んにゅ?ミオも?」
「少女部隊に2人も選ばれるなんて!」

ミオたんも驚いてる〜!可愛い〜!

「エルフマン・ストラウス!」
「漢たるもの、S級になるべし!」
「頑張って、エルフ兄ちゃん!」

エルフマンは気合十分だな。

「カナ・アルベローナ!」
「………」

カナは今までの事やギルダーツの事もあるしな。

「セト!」
「やっとS級か、これで今まで以上に儲けられる!」
「良かったですわねセト」

セトは気合入りまくってんな。

「フリード・ジャスティーン!」
「ラクサスの後を継ぐのは…」

雷神衆のリーダーとして気合入ってるな。

「サテン!」
「やっとか」
「兄さんが選ばれた!」

サテンか、あいつは今回の試験でどう動くんだろうか?

「レビィ・マクガーデン!」
「私とうとう…!」
「「レビィがキター!」」

レビィもここ最近実力付けてきてるからな。

「イヴ・ノイシュヴァンシュタイン!」
「ん?ボクの事呼んだ?」
「ってイヴさん!?S級試験に選ばれたんですよ!?」

話聞いてなかったのかよイヴ…。

「メスト・グライダー!」
「メストだ!」
「昨年は惜しかったよなー」

…何故かメストの事になると違和感を感じるんだが?何故か忘れちゃいけない何かがメストにあるとは思ってるんだがな?
あれ?アルザックが灰色になって落ち込んでるな。

「今回はこの中から合格者を1名だけとする!試験は1週間後。各自、体調を整えておけい!」

毎年1人だけだしな。
ん?

「な、何故俺が入ってねぇんだ!?ジュビアやセツナ達が入ってんのに!?」

ガジル、そんなに自分が選ばれると思ってたのか?


フェアリーテイル、シャルルサイド


メンバーが選出されて、選ばれた者は歓喜し、選ばれなかった者は落ち込んでる者や応援する者だった。

「まったくもう、相変わらず騒がs…!?」
「?どうかしたシャルル?」
「べ、別に…」

何なの…今一瞬…?
シャルルは予知の力で未来を見た。
大樹らしき物が崩れゆく光景、カナが泣いてる光景、ナツが涙を流して怯えている光景、倒れているルーシィの光景、ギアスがボロボロになりながら沼に落ちて沈んでいく光景、そして黒髪の青年の光景が見えた。

誰…!?
シャルルは黒髪の青年に恐怖を抱いていた。

サイドエンド


フェアリーテイル


「初めての者もおるからのう、ルールを説明しておく」
「選ばれた13人の皆は、準備期間として1週間以内に、パートナーを1人決めてください」

仲間とのチームワークも試験の一つだしな。

「パートナー選択のルールは2つ。1つ、フェアリーテイルのメンバーである事。2つ、S級魔導士はパートナーにできない」

S級が一緒だったら簡単に合格出来ちまうからな。

「試験内容の詳細は天狼島に着いてから発表するが、今回もエルザとギアスが貴様等の道を塞ぐ」

「「「「「「「「「「ええーーーっ!?」」」」」」」」」」

腕が鳴るぜ!

「今回は、私も皆の邪魔する係やりまーす」

「「「「「「「「「「ええーーーーーっ!!?」」」」」」」」」」

そういやミラもギルダーツも邪魔するんだったな。

「ブーブー言うな。S級魔導士になる奴は、皆通ってきた道だ」

ギルダーツがそう言うと、

「ちょ、ちょっと待てよ…!?」
「まさか!?」
「ギルダーツも参加するのか!」
「嬉しがるな!?」

ナツ以外絶望的になってるな。
さてと、ここらであの説明をするか。

「だが、今回人数が多いから、ある程度絞らす為に俺からある案を出した」

それは、

「ギルダーツ以外のS級魔導士に対して、2チームが強力して挑むという事だ」
「「「「「「「「「「えええーーーーーーーっ!!??」」」」」」」」」」

「何故この案を出したかと言えば、先のオラシオンセイスの件で他のギルドとの合同で同じ相手を戦うかもしれないって事だ。要は別のチームと一緒に力を合わせて共通の相手と戦うって事だ」

俺がそう言うと、ギルドの皆はどこか納得していた。
ちなみにギルダーツが1人だけというのは、俺らと違って万に一つの可能性が無いからという理由だった。

「選出された13名とそのパートナーは、1週間後にハルジオン港に集合じゃ。以上!」

さて、悪魔の心臓(グリモアハート)に備えて覇気の特訓してこなくちゃな!


フェアリーテイル、第三者サイド


選ばれたほとんどが一つのテーブルに集まっていた。

「今年はえらくハードルが高ぇな」
「意外ね、アンタ達みんな初挑戦なんて」
「俺は燃えてきた!絶対S級になってやるぁー!」
「ぬぁー!?漢エルフマン!S級への道が遠ざかる!?」
「大変そうですね?」
「皆頑張ってね」

するとルーシィは雷神衆の方を見た。

「よろしく頼む」
「ヒャッハー!任せろ!お前がS級魔導士になったとありゃあ、ラクサスが戻って来た時に喜ぶだろうからな。それに雷神衆の株も一気に上がるってモンだぜ!」

フリードのパートナーはビッグスローに決定したそうだ。

「じゃウテン、相方頼むぜ」
「任せて兄さん!」
「大将が戻って来た時に俺らがきっちりS級になって迎えれる様にしねぇとな」
「やっぱりライバルになりそうなのはフリードかな?」

サテンの方はウテンに決まった様だ。

「フリードのパートナーはビッグスロー、サテンのパートナーはウテンなんだ。つ、強そうなチームね…」

ルーシィの下から目線な発言をした。

「そういえば皆、もうパートナーとか決まってるの?」
「俺はもちろんハッピーだ」
「あい!」

ナツはハッピーと決めていた様だ。

「ハッピーはずりぃだろ!もし試験内容がレースだったら、空飛べるなんて勝負にならねぇ!」
「別にいいんじゃない?」
「俺も別に構わねえよ。戦闘になったら困るだけだしな」
「ひどい事言うねグレイ…」

するとハッピーは気合を入れて宣言した。

「オイラは、絶対ナツをS級魔導士にするんだ!」
「こればかりは、仲間と言えどゼッテー譲れねぇ!」
「てな訳で」
「こーしちゃいられねぇ!修行だぁぁぁぁぁっ!!」

ナツとハッピーは試験に向けて修行をする為、ギルドから出ていった

「私がいない2年の間に、ナツがS級の試験に参加するようになってるなんてね」

リサーナが懐かしそうに言った。

「ナツはね、1人前の魔導士になればイグニ―ルに会えると思ってるの。この試験にかける想いも人一倍なんだろうね」
「そっか。がんばれ、ナツ」

リサーナさんの話に俺とルーシィさんはそう言う。

「あの、ジュビアはこの試験を辞退したい…」
「えっ!?何で!?」
「だって……ィ様の…パートナーに…なり…たい…」
「何だって?」
「だから…あの…ジュビアは…」
「あんたのパートナーになりたいんだって」
「あ?」
「ほら!やっぱりルーシィが狙ってる!!」
「狙ってないわよ!?」

被害妄想の激しいジュビアだった。

「悪ぃが、俺のパートナーは決まってる」
「えっ?」

そこに現れたのは、

「久しぶりだね、皆」
「ちょっとぉ!?」
「ロキ!?」

獅子宮の星霊レオ、もといロキだった。

「昨年からの約束でな」
「ルーシィ、悪いけど試験期間中は契約を解除させてもらうよ。心配はいらない、僕は自分の魔力でゲートをくぐってきた。だから、君の魔法は使えなくなったりしないよ」
「な、なんて勝手な星霊なの?」

ルーシィが呆れる様に言った。

「でもオメェ、ギルドの一員って事でいいのかよ?ロキ」

するとロキは服を脱いで背中にあるフェアリーテイルの紋章を見せた。

「僕はまだフェアリーテイルの魔導士だよ。ギルドの誇りをかけて、グレイをS級魔導士にする」
「頼りにしてるぜ」
「任せて」
「この2人って、こんなに仲良かったっけ?」

ルーシィは若干不貞腐れていた。

「つー訳で、お前も本気で来いよ。久しぶりに熱い闘いをしようぜ」
「!(熱い…熱い愛撫(たたかい)!!?)」
「ちょっとお姉さん…」

ジュビアは変な妄想をしていた。

「私がジュビアと組むわ」
「本気かリサーナ!?」
「私、エドラスじゃジュビアと仲良かったのよ。それにこっちのジュビア、なんか可愛いんだもん」
「リサーナさん…」
「決定ね!」
「まさか、この子もグレイ様を狙って…ブツブツ…」
「どんだけゆがんでるのよ!?」

エドラスじゃ仲良くても、アースランドでは恋敵に思われている様だ。
何はともあれジュビアはリサーナと組む事になった。

「ちょっと待てよリサーナ!?それじゃ、俺のパートナーがいねーじゃねーか!?」

どうやらエルフマンはリサーナをパートナーにするつもりだったようだ。目論見が外れて号泣していた。

「そう?さっきから熱い視線を送ってる人がいるわよ?」
「へ?」

熱い視線を送っていたのはエバーグリーンだった。

「フリードとサテンがパートナーにビックスローとウテンを選んだ事でむくれてるみたいね」
「エ、エバーグリーン…」

エルフマンはエバーグリーンに石にされた所為か、苦手意識を持っていた。

「つか、熱いってより…石にされそうな視線じゃねーか…」

エルフマンは苦手意識を持ちながらエバーグリーンと組んだ。

「ボクは当然ソルヴァと組むさ」
「よろしくお願いしますわ。つか何でセトだけ何だよ、あたしにもなれる権利くらいあっても良いだろうに!」
「うわ…相変わらずの二重人格ね…」

セトはソルヴァと組んだ。

「私達はどうしようか?」
「セツナとミオとイヴちゃんが選ばれたけど、誰と組んだ方が良いかな〜?」
『私だけ省け…』
「えっと、クチナシ先輩、まだパートナーが残っていますから元気出して下さい…」

少女部隊の方はまだ決めていない様だ。

「ねぇイヴちゃん、あなたは誰と組むの?」
「ボク?ボクは山田とだよ」
「ええ!?」
「ぼ、僕ですか!?」
「そうだよ?」
「意外ね、イヴちゃんが真っ先にクルス君を選ぶなんてね」
「?だって試験なんでしょ?頭使う部分は全部山田に任せようと思って」
「あ、やっぱりそこですか…」

頭脳専門としてクルスをパートナーに引き込んだイヴ。

「私達の方も決めないとね」
『私はセツナと組む!』
「クチナシ!?良いの?」
『まっかせて!』

セツナとクチナシでチームを組んだ。

「それじゃミオはどうしようかな?」
「あの…」
「んにゅ?」
「私で良ければパートナーに
「えっ、良いの胡桃ちゃん!」
「はい!」

ミオは胡桃と組む事になった。
レビィの方はガジルと組む事になった。
何か若干良い雰囲気になっていた事と、それを見てドロイとジェットはorz状態になっていた。
メストはウェンディをパートナーに選んだ。
そしてカナはルーシィをパートナーにした。
これで全てのチームが決まった。


後書き

初登場のフラグメント
声(ボイス)
 強制的に命令を行使させる能力。

人数合わせの為に胡桃を採用しました。
七海と美咲が何故子供なのかというと、7年後レギュラー化させる予定だからです。

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