小説『とある白井黒子の兄』
作者:葛根()

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前書き
この小説はとある魔術の禁書目録の二次創作です。
原作とは異なる設定、独自解釈、キャラクターの著しい崩壊などが含まれております。
原作の雰囲気を重視される方はご注意ください。
なお、にじファンにも投稿させていただいています。
こちらの方では若干、加筆修正が加えられています。


白井黒子には兄がいる。
白井紅太(しらいこうた)だ。
両親の頭を疑う。
兄、白井紅太は両親の名前の付け方に思う所があった。
白赤、白黒。苗字の頭と、名前の頭を合わせるとあら不思議。
ギャグか?
赤黒兄妹である。
白も含めると三色だ。
それがどうした。
俺の妹がこんなに可愛いわけがないの時期を通り過ぎ呼び方がお兄ちゃんからお兄様に変わってしまった。
小5までは一緒に風呂に入ってくれたのに。
常盤台中学に入ったのが間違いであったか。
奴はお嬢様ではない。
俺の妹だ。
超ラブリーである。
貧乳だけど。
レベル4になった時はちゃんとメールと電話くれた。
嬉しかったが追いつかれてしまった。
兄的に先んじていたモノが減るのは威厳が減るのと同意である。
まあ、まだ喧嘩では負けない気でいるし、実際兄妹喧嘩しても勝利した。
喧嘩といっても試合のようなもので、殺し合いではない。
こっちはボクシンググローブ付きで手加減してる。
何しろ妹を傷つけるなど兄のすることではない。
とはいえ、風紀委員(ジャッジメント)になんぞ入ってしまったので、可愛い妹に傷が付かないように鍛えるという意味でよく喧嘩する。
喧嘩のあとは風呂だ。
レディーファーストで譲って覗くといつも、

『お兄様。死ね、ですの』

レベル4の空間移動(テレポート)で飛ばされる。
もしくは、石鹸かなんかが飛んでくる。
高校に入学した俺に対して扱い酷くね?
中学一年の妹に欲情しないわけないじゃない。
それでも俺の住んでいる第7学区の男子学生寮に来てくれるからその気がないわけでもあるまい。
家族だから宿泊許可いらないし。
逆に常盤台中学の寮は家族でも許可などでないらしい。
まあ、宿泊はできなくても部屋に入る位は出来るらしい。
執拗に部屋の入室を断る妹で、調べて解ったことだ。
侵入しようと思えば出来る。
だが、目を付けられると厄介だ。
それに、風紀委員(ジャッジメント)の兄が不法侵入などしたら妹に迷惑が掛かる。
常盤台中学学生寮208号室に住んでいる所まで掴んだのだが、諦めた。
能力を使えば侵入は簡単だがそれはそれでバレた時の反動が大きくなるだけである。



高校入学で上条当麻に出会った。
俺はコイツを知っている。
そりゃそうさ。
なんたって&amp;quot;視て&amp;quot;きたからな。
フラグメーカーで不幸体質。
説教殴りやろうで大体あってる。
幻想殺し(イマジンブレイカー)の持ち主
右手一本で全てを解決。お困りの方はツンツン頭の高校生にお声をおかけください。
きっと何とかしてくれます。
そげぶで。
何故この高校に入ったかは常盤台中学が近いからである。
レベル4はこの学校の最高レベルらしい。
小萌先生が言ってたから間違いない。
それにしても小萌先生を間近(リアル)で見るとアレだ。
保護欲が湧くというか、心の奥底から湧き出る何かがある。
持ち上げたこともある。
涙目で怒られた。
青髪ピアスはかなり羨ましそうに悶えていた。
アレは人間として手遅れの部類に入る。
あらゆる女性を迎え入れる包容力の能力者だ。
たぶん。

『ボクぁレッド君でもレッドちゃんでも受け入れるんよ?』

レッドは俺のあだ名である。紅太の紅の部分を英語にしたあだ名で高校入学して一週間で定着してしまった。
あの言葉を聞いた時はマジで殴った。ギャグ補正で死ななかったのが悔やまれる。
俺は正真正銘男だ。
顔立ちは妹の黒子に似てるが。
アイツの前では二度と女体化しないと誓った。
レベル4。
身体操作(ボディコントローラー)の紹介は自己紹介の際に説明したが、実演したら青髪に告られたのだ。
初対面同士なのに。
いやー、あの時のクラスの引き具合は思い出してもゾッとする。
俺に対してではなく青髪に対して引いた。
しかし、俺の能力でいじられる事がなく、むしろ保護されるようになったのはある意味青髪の功績である。
痩躯気味であるが、こう見えても握力とか測定器を壊せるんだぜ。
体力測定で世界新記録とか言うレベルじゃない異次元の結果を出してしまった。
冗談みたいな数値で体育教師が困っていたが仕方のない事だ。
だって、能力使用OKというか使えって強制されたからやった。今は反省している。

『身体操作(ボディコントローラー)って便利だにゃー。女湯に入れるにゃー』

土御門元春はシスコン軍曹だ。とにかくシスコン。

『レッドにも妹が?! それは義か? 実か?』

マジな顔でマジな口調だった。質問の内容はアホだった。



上条当麻の一級フラグ建築士には制裁を。

『ねぇ、当麻ぁ。私、可愛い?』
『えーと、紅太は男! 男なんだよ男なんです三段活用! 頼むから女体化で俺を惑わさないでー! 色々反応しちゃう! だって俺、男の子だもん!』

身体操作(ボディコントローラー)で巨乳、黒髪ロン毛の美女へ変化して、声帯をいじって声を色っぽく調整。そして、話しかければまんまと乗ってきた上条当麻。
葛藤していたが、視線は谷間に行っていた。
それ以来、女体化して上条当麻に対して性的ないたずらをするのが楽しくてしょうが無い。
セクシャルハラスメントである。
ん?
フラグなんて立ってねーよ。
いじり甲斐のある相手であるだけだ。



主人公
白井紅太
レベル:大能力者(レベル4)
能力:「身体操作(ボディコントローラー)」

肉体が変化する時、上条当麻は反応する――!!

後書き
しばらく、レールガンの方メインです。
テスト投稿というか、様子見ですので、あしからず。
()内が読み、フリガナに該当します。

ブログ始めました。
http://ssback.blog.fc2.com/

R18に該当する話はブログにて公開します。

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