小説『ハイスクールD×D 黒と赤』
作者:shimo()

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side レオン

 ライザーとの婚約騒動から数日経ち俺は現在家の部屋でベットに横になっている。いつもなら一人暮らしをしているが今はある人と一緒に暮らしている。その人というのが今横で眠っているリアス先輩である。でも寝る前は違う部屋で眠っていたのだが、いつも朝に目覚めると俺の横で眠っているのだ。しかも、リアス先輩は寝るときは裸でないと眠れないらしく今も俺の右腕に抱き着きながら裸で眠っているのでリアス先輩の胸がもろに俺の体に当たっている。しかもリアス先輩が密着しているので先輩のいい匂いがしている。俺は動けずにそのままの体制でいるとリアス先輩が起きて

「・・・あら? 起きていたの?」
「・・・ええ。起きていましたよ。起きたんなら腕を離してくれませんか? 朝食の準備がありますので」

 そういいリアス先輩に訊くがリアス先輩はさらに抱き着き

「もう少しこのままでいたいんだけど?」
「・・・リアス先輩? 俺も男なんだからそんな格好でそんなことのしてると襲いますよ?」

 と冗談で言ったのだがリアス先輩が

「いいわよ。レオンなら襲っても」

 たぶん俺は今、顔が赤くなっているだろうと思いリアス先輩と反対の方を向き見せないようにした。いつまでもこのままではいけないのでリアス先輩をどかして俺は朝食の準備を始めた。学園に向かう途中もリアス先輩が腕を組んでくるので周りからの、特に男子からの視線がきつい。それに気づいてないのかリアス先輩は学園に着くまで俺の腕に抱き着いていた。学校に着きリアス先輩が「今日の放課後、あなたの家で会議をするから」と言い別れると後ろから

「レ〜オ〜ン〜てめぇ〜今日もリアス先輩と登校してきたな! 死ね〜」

 という松田の声が聞こえたので俺は松田を蹴り飛ばしておいた。そして放課後になり俺の家にオカルト部の部員がリビングに集まって家にあったアルバムを見ていた。

「これがちいさい時のレオンの写真です」
「あらあら、レオン君が泣いていますわ」
「たしかこのときは・・・もう一人の幼馴染に勝負して負けたんだったっけな?」

 とイッセーが写真の解説していた。

「おい! 会議をするんじゃなかったのか? なんでアルバムを見ているんだよ!?」
「いいじゃねぇか。部長達が見たいっていうから見せているんだよ」
「じゃあなんでお前がアルバムのある場所を知っているんだ!?」
「それは・・・レオンの部屋をあさったからな」
「なに人の部屋を勝手にあさっているんだよ!?」
「大丈夫だ。ちゃんと許可をもらったからな。・・・部長に」
「なぜリアス先輩の許可があるからあさるんだよ!? ふつう俺に許可を取るだろ!?」

とイッセーとやり取りをしているとリアス先輩が顔を赤くして

「幼い頃のレオン幼い頃のレオン幼い頃のレオン・・・・」

 とブツブツいいながら写真を見ていて俺はこわっ! と思った。

side out

side 朱乃

 私はレオン君の家で会議をすると聞いたのでリビングで幼い頃のレオン君の写真を見て

(やっぱりあの男の子はレオン君だったのね。やっと会えましたわ。でも・・・私は堕天使の血を・・・イッセー君を殺した堕天使の血を引いているから私の思いを伝えてもきっと・・・)

side out

 それからも会議をしないでアルバムを見ていた木場がある写真をみてレオンに写真を見せながら

「レオン君、これに見覚えはあるかい?」

 といいイリナのお父さんが持っている剣を指さして

「これは聖剣だよ」

 それが今回の戦いの予兆だった。

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