小説『ハイスクールD×D 黒と赤』
作者:shimo()

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プール開き

side レオン

 サー兄が来日してから数日が経った日の日曜日の今日は部員全員でプール掃除をすることになった。なんでも生徒会長にプールを掃除すればその後にプールに入っていいと言われたらしくリアス先輩が「そう、なら私達が掃除をするわ」と言ったらしく掃除をすることになった。そして掃除も終わり女性陣が着替えから戻ってきた。

「お待たせ、それじゃあプールで遊びましょうか?」

 リアス先輩の方を見ると面積の少ない赤い水着で胸がほぼ見えているような水着を着ていた。

「レオン、この水着はどうかしら? 似合うかしら?」

 と聞いてきたので俺は

「ええ。とっても似合いますよ。リアス先輩の髪の色とあっていてすごく綺麗です」

 と正直にいうとリアス先輩の顔が赤くなっていた。

「あらあら。部長ったら張り切ってますわ。そんなにレオン君に見せたかったんですね。ところでレオン君私はどうですか?」

 そういわれたので朱乃先輩の方を見るとこちらも面積の少ない白い水着を着ていた。

「朱乃先輩もとっても似合いますよ。清楚な感じがしていてすごく綺麗です」

 そういうと朱乃先輩が「あらあら」と嬉しそうに笑っていた。しばらくはプールで泳いでいるとリアス先輩が

「レオン。ちょっとこっちに来てちょうだい」

 呼ばれたのでリアス先輩の方に向かっていくと座っているリアス先輩がいて

「これを背中に塗ってくれないかしら?」
「なんですかこれ?」

 俺に小瓶を渡しながらリアス先輩が

「それは美容の特性オイルよ。悪魔は日焼けはしないけど、太陽の光は外敵なの」
「分かりました」
「そう。じゃあお願いね」

 そういうとリアス先輩が躊躇もなく水着を取って胸が丸見えになった。俺は顔を赤くしながら

「ちょ・・・。リアス先輩そんなにどうとうと取らなくても」
「いいじゃない。それにレオンはいつも見ているでしょ?」
「それは俺の家ですから!ここは外ですよ。もっと恥じらいを持つとかしてください!」

 そういうがリアス先輩は問題なくビニールシートにうつ伏せになり長い紅髪をどかして背中が見えた。白い肌が丸見えになり俺は

(綺麗な肌をしているな〜)

 と思った。そしてオイルを塗りはじめるとリアス先輩の肌はすべすべしていて、それに柔らかくて触っていてとても気持ちよかった。背中を塗り終わるとリアス先輩が

「背中はまんべんなく塗れた? 今度は前もお願い」
「・・・ッ!? それは自分でやってください!」
「レオンは私の胸を触りたくないの?」

 悲しそうな顔をしてリアス先輩が俺に言ってくる。

「それは・・・触りたくないっていえば嘘になりますけど、その・・・あの・・・」

 あたふたしている俺を見てリアス先輩は笑い出した。

「うふふ、冗談よ。今は皆がいるからね・・・レオンと二人きりなら私はいいわよ」

 それを聞いた俺はさらに顔を赤くした。

side out

side 朱乃

 私は今リアスにオイルを塗っているレオン君を見ている。

(やっぱりレオン君をあきらめるなんて無理ですわよね。それにレオン君にちゃんと言わないと助けてくれた時のお礼と私のことを・・・)

 そう思った私はさっそく行動を起こした

side out

side レオン

「レオン君。私にもオイルを塗ってくれないかしら?」

 後ろから朱乃先輩の声が聞こえて俺に抱き着いてきた。背中に柔らかいものが俺の背中に当たりが布の感触がなかったので俺は

「あの・・・朱乃先輩? 水着はどうしたんですか?」
「だってこれからレオン君に塗ってもらうんですから水着は取ってありますわ」
(とういうことはこれは肌に直接触れているってことか!? なんで先輩たちは恥じらいを持たないんだろう? 悪魔の人ってみんなそうなのか!?)

 と思っていると

「ちょっと朱乃! 今は私が塗理が終わってないのよ? それにレオンにそんな誘惑しないでちょうだい」

 上半身をお越しコッチ見ているリアス先輩の目は引きつっていて、明らかに不機嫌な顔をしている。それに水着を取っていたから胸が丸見えになっていて俺は視線を逸らした。

「ねぇ、レオン君。部長が怖いですわ。私は日ごろ動き回って疲れているであろう、かわいい後輩の男の子の溜まっているものを吐き出させてあげたいだけです」

 そういい俺の耳を甘噛みしてきた。俺は顔をこれ以上ないくらい真っ赤になり頭が真っ白になった。

「本当にかわいいですわ。部長レオン君を私にくださいない? 私が将来独り立ちするときにレオン君を連れて行きたいですわ」
「だめよ! レオンは私のものなんだから、絶対にあげないわ」
「なら、たまにエッチにかわいがるならいいですよね?」
「それもだめよ! レオンには私以外の女を知ってほしくないの。それにあなたが相手だとレオンが獣になってしまうわ」

 俺は意識を取り戻しこのままでは俺に被害が出ると思ったので、プール用具室に逃げ込んだ。

「ふぅ〜。なんであんなに仲が悪いんだ?」
「ん? その声はレオンか? どうかしたのか? 外が騒がしいが」

 誰もいないはずの用具室から声が聞こえたので俺は驚いていると奥からゼノヴィアが来た

「なんだ、ゼノヴィアか。いやちょっとね。それよりこんなところで何をしているんだ?」
「うん。初めて着る水着にとまどってな。似合うかな?」

 そういわれゼノヴィアの水着を見て観るとリアス先輩や朱乃先輩とは違いエロい水着ではないが普通のビキニの水着を着ていた。体も鍛えられているためか引き締まっているが、出るとこは出ていて綺麗だった。

「ああ、似合っているよ。水着は初めてなのか? やっぱり教会の規則が厳しいのか?」
「ああこういう娯楽は禁止されているからな。けど私はもう悪魔になったからこういう娯楽も味わいたいと思っている」
「そうかいいんじゃないか」
「それでレオンに頼みがあるんだが」
「ん? 俺にか。なんだ言ってみ、できることなら手伝うぞ?」
「レオン・・・私と子作りしないか」

 そういった瞬間俺は固まった。

「・・・・・は? 今なんていった?」

 念のためにもう一度ゼノヴィアに訊くが

「だから子作りをしよう」
「はああああああああ・・・むがっ!」

 俺が大きな声を上げたのでゼノヴィアが手で口を抑えた。

「大きい声を出すな。みんなに聞こえるだろ」
「分かったけど、いきなりその・・・子作りは・・・」
「わかった。順に話そう」

 ゼノヴィアが順に話をするとこんな感じだ。今まで神のために尽くすため女の喜びを捨てていたが悪魔になったことで女の喜びを知りたいことで子作りをすれば男も知ることができるし一石二鳥ということらしい

「わかったかでは、時間がないからさっそく・・・」

 ゼノヴィアがいきなり水着を脱ぎ胸があらわになった。

「わかったけども・・・」
「私に恥をかかせるのか? 早くしてくれ」

 そういわれたので俺はゼノヴィアの胸に手を伸ばそうとしたらドアからガチャ! ときこえそちらを見ると不機嫌な顔のリアス先輩と朱乃先輩がいた

「これはどういうことかしらレオン(怒)」
「あらあら。私達を放っておいてゼノヴィアちゃんとするなんて(怒)」
「ん? どうしたレオン? 子作りをしよう」
「ばっ・・・」

 ゼノヴィアが「子作り」ということを聞いた二人はその瞬間にオーラが増した

「これはおしおきが必要かしら?」
「部長。私も一緒にしますわ」

 朱乃先輩がお仕置きなんて!? 俺が死んじゃう! 俺は二人に連れて行かれるがゼノヴィアは

「う〜ん。あの二人がライバルか・・・それにイリナもレオンのことを気になっていたし」
「ちょっと、ゼノヴィア〜。俺を助けるとかしろ〜〜〜〜」

 何か考え事していて俺を助ける気はないらしい。お仕置きが終わり校門の方に行くとそこにイッセー達がいて木場とゼノヴィアが見知らぬ男に剣を突き付けていた

「・・・ん? あの男から感じるこの感じどこかで会ったような?」

 俺たちが近づいて行くと

「兵藤一誠は貴重な存在だ。十分に育てた方がいい、リアス・グレモリ―」

この声は、白龍皇か!? そう思っているとリアス先輩が

「白龍皇、何のつもりかしら? あなたは堕天使とのつながりがあると分かっているのよこれ以上の接触は・・・」
「『二天龍』と称されたドラゴン。『赤い龍』と『白い龍』。過去、これに関わったものはろくな生き方をしていない。あなたはどうなるかな?」
「―――っ!」

 それを聞いたリアス先輩は言葉を詰まらされていた。そして男が俺を見て言った。

「安心しろ今回は戦いに来たわけではない。そんなに身構えなくてもいいよ。そこの男のように」
「俺の名前はレオンっていうんだ。お前の名は?」
「俺の名はヴァ−リ。覚えてけレオン」
「そうか。ならヴァーリ、イッセーと戦うときは俺たちも相手にすることを覚えておけ」
「この眷属で厄介なのは君ぐらいだよ」

 そういいヴァーリは帰って行った。

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