小説『鬼畜の宴』
作者:ウィンダム()

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この世に、こんなとんでもないブラックな現実が存在しているなんて誰が想像するだろう?

『ブラックな企業』と『ブラックな法律事務所』、そしてブラックな活動を請け負う『集団ストーカー』・・・。

まさにこの世のブラックな一面だ、信じがたいブラックな一面だ。

だが、この情報が『集団ストーカー』の仕組みを明るみに出し始め事も間違いない。
残るはブラックな手口の犠牲になった被害者の身辺に徘徊するパトカー、つまり警察であり防犯ネットワークだ。

私の頭の中でバズルの断片が動き回る。
『集団ストーカーパズル』の断片が・・・。

『ブラックな企業』、『ブラックな人事担当』、『ブラックな法律事務所』、『ブラックな産業医』、『ブラックな精神科医』
そして『ブラックな警察』、『ブラックな防犯ネットワーク』・・・

これらの断片が私の頭の中を錯綜していく。
そしてそれらのパズルの断片が徐々に組み合わされていき、ある画像が浮かんでくる・・・。

それは『ブラックな権力犯罪』、それが『集団ストーカー』。

そんなことを考えながら往来を歩いていると、前方の路肩に停車する一台のクルマがハザードを点滅させるのに気が付く。
クルマとの距離が縮んでいきナンバープレートが読み取れる距離に来ると、そのクルマはウィンカーを出して走り出す。
ナンバープレートは『足立ナンバー』、それもゾロ目・・・。

私は咄嗟に判断する、どうやら車両による待ち伏せらしい。
私は振り向き後方を見ると、静かに接近してくるクルマが目に入る、ナンバープレートは『八王子ナンバー』、これもゾロ目。

私は立ち止まり、運転席のドライバーに目を凝らすと、例の胡散臭い男が目に入る。
どうやら追跡してきたらしい。

私は携帯電話を出しカメラ機能で撮影を始めると、『八王子ナンバーのゾロ目』車両は急にスピードを上げると走り去っていく。

間違いない、追跡してきやがったな・・・。

私は走り去る『八王子ナンバー』を撮影し続けた。
私がどこへ行くかを見張っているのだろう、というより、連中は私の行く先を知っているはずだ。
私の行く先、それは電話局。
おそらく、連中は電話局に先回りしているに違いない。

私はある種の『期待』を持って電話局へと向かっていく、待ち伏せ車両が控えているという『期待』を・・・。

To Be Continued

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