小説『自称一般人』
作者:jack()

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突然だが俺は転生した。
何言ってんだこいつ?と思うやつもいるかもしれんが聞いてくれ。
自分の志望していた大学に合格し、これからキャンパスライフが始まる!!・・・はずだったが

ある日、何時もどうりに大学へ行く途中で車が突っ込んできて
死ぬ→神との対面→転生→now
って言うこった。
神との会話?誰得だよ
能力も貰ってねえし別にいいだろ。
人生やり直すだけだから能力なんて邪魔なだけだしな。

現在午前6時。
布団から出て廊下を歩く。
今住んでいる家は、広く、庭もあって快適だ。

しかし、この家、武家屋敷なのである。
読者の方々もご存じの様だとは思いますが、武家屋敷とは昔の武家の人が住んでいたあれである。

そして問題がもう一つ
我が家の門である。
この門は、通常の門より何倍もでかく、でかさ相応の重さである。
門の中に小さな扉が合って、通るには何の問題もないが、時折道場と間違えて乗り込んでくるバカ共がいる。
父さんが蹴散らしてくれるから問題ないが・・・
本人曰く「護身術程度」らしいが、あれが護身術だったらオリンピック選手は赤子だ。
父さんが動いたと思ったら全員地に伏せてるんだぜ?
ありゃバケモンだ。

廊下を歩いていると、父さんの部屋の前に着いた。


「父さん、おはよう」

「おはよう、晴雨」


と、あいさつを返してくる。
ちなみに、父さんはサンデーの哲学する柔道の人にそっくりだ。
心なしか性格も似ているような気がする。
同一人物だったらあの強さも納得がいくがな。



まあ、そんなこんなで
新しい人生の幕開けだ。


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