小説『泡沫候補っていうな!』
作者:しょむ研 水野松太朗(しょむ系政治勢力研究会)

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

 また、田川誠一(元自治相、元新自由クラブ代表)が「自民には戻らん」と結党した「進歩党」からさらに分裂し、憲法9条改定・自衛隊海外派兵自由化を訴えた「進歩自由連合」、「江川卓に似た自分の顔つきが悪人と思われるのは共産党の陰謀」と主張した新井泉(元大学院生)、新左翼からエコロジストを経て反ユダヤ主義と陰謀論を主軸とする国粋主義者に転向し、「地球維新党」を結党し「週刊日本新聞」を発行する太田龍(太田竜、栗原登一)、自民党に公認申請を度々却下されつつも、政見放送で「(自分に)入れないと見捨てちゃうぞ」と訴えた通称「泡沫の星」山口節生(不動産鑑定士)、アナキストからファシストに転向し、政見放送で「こんな国滅ぼせ!」と訴え中指を立てた外山恒一(ストリートミュージシャン)、「部落解放同盟反対」を掲げる高校生サークルからスタートし、結党時は殆どの党員が被選挙権を持っていなかった「日本公進党」などが近年特に注目されている。「発明政治」「新自民党」などを組織し、選挙に勝つ発明「ヒョークル」「TOSEN」を開発したにもかかわらず毎回落選しているドクター中松(中松義郎、発明家、幸福実現党特別代表)も、右翼的言動で知られる。

-11-
Copyright ©しょむ研 水野松太朗 All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える