小説『泡沫候補っていうな!』
作者:しょむ研 水野松太朗(しょむ系政治勢力研究会)

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まえがき

 幣書は、現代の保守二党制の中で埋没し、マスコミからもほぼ全く取り上げられないという困難な状況の中で孤軍奮闘する「しょむ系候補」たちの観察記録である。

 しょむ系候補の「しょむ系」とは、「諸派・無所属系」もしくは「諸派・無党派系」を意味する。元々筆者も「泡沫候補」という、ごく一般に使われている語句を使ってサイトを運営していた。しかし「泡沫」という語句には「当選はあり得ない」という蔑視・差別的な意味も含まれていることもあり、「政治団体『無所属・新人』」を名乗るグループから「自分たちは現職の区議会議員もいるグループである。にもかかわらず我々を『泡沫』呼ばわりすることは断じて許されない」と猛烈な抗議を受けた。サイトをどうやって存続すべきか苦慮していたところ、サイト内の掲示板の書き込み常連の人から、「諸派と無所属で『しょむ』ってのはどうか?」と提案があった。そこで「しょむ系」という語句が生まれ、現在に至っている。なお、同様の読み替えには、大川豊(大川興業総裁)の提唱する「インディーズ候補」などがある。

 幣書が選択肢を見出しにくい閉塞した現在の政治状況を打破する一助となれば幸いである。なお、幣書執筆にあたりサイト等を参考とさせていただいた「酔いどれ会社員」さん、北方1号さん、杉山真大さん、道民クラブさん、大橋輝久さん、小泉純一六〇郎さん、モンゾウさん、カマヤンさんらに感謝の意を表したい。また、日頃からサイト内の掲示板等で情報提供下さっているハタKさん、夢泡沫さん、まつきさん、まる・いさん、六文銭さん、りばー(労農党支持者)さん、スコーさん、その他情報を提供下さる多くの皆さん、そして幣書を手に取って下さった全ての読者の皆さんに感謝の意を表したい。

 なお、改訂に伴い一部加筆・修正した。

水野 松太朗

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