小説『泡沫候補っていうな!』
作者:しょむ研 水野松太朗(しょむ系政治勢力研究会)

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○川村嵐子

 主婦、「第一美術協会」絵画準会員・湘南支部会員。2001年参院選、2003年横浜市議選に無所属で出馬。初出馬時は76歳だった。「弱者に思いやりある政策」を掲げ、高齢者・障害者福祉、環境保護、高齢者の雇用促進などを訴えた。2001年参院選では新社会党公認候補の坂内義子(「キリスト者政治連盟」副委員長、平和団体「日本友和会」所属)の得票を上回るなど健闘した。

 他にも、不明瞭な口調ながら「不幸なものを無くす」「ニシンを食べると怒らない」などと訴えた三井理峯、「1円募金運動」を実践し7度の選挙に出馬している辻稔種、苦節40年目にして79歳で初当選を飾り福井市議となった嶋田勝次郎(青果販売業、「フェニックス福井の会」所属)、公共施設の温泉施設のアメニティ充実等を訴えて島根県松江市議選に出馬し続けている中島始らがいる。

 平均寿命が延び、今や「生涯現役」の時代である。サラリーマンを定年退職後、第2の人生として政治家の道を選ぶのも一考である。

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