第九話
カラワーナとミッテルトを助けイッセーがレイナーレと戦っている教会に今向かっている。
教会の中からイッセーの喘ぎ声が聞こえてきた。
「そろそろ、けっちゃくかな」
「何がそろそろなの?リン」
「あぁ、イッセーとレイナーレの戦いが」
話しながら教会の中に入って行ったら、傷だらけのイッセーと長椅子の上でアーシアが倒れこんでいた。
「よくやったわ、イッセー」
「部長、連れてきました」
「ありがとう、子猫」
「朱乃、起こしてくれるかしら」
「はい、わかりましたわ。部長」
朱乃は魔力で作った、水を子猫がどっかから引きずってきたレイナーレの顔にかけた。
「うぷっ」
「目が覚めたようね。堕ちた天使さん」
「あなたはグレモリーの」
「えぇ、そうよ。初めまして、リアス・グレモリーよ」
「私を消しに来たのね?でも生憎、私にはまだ仲間がいるの」
「そう、それはこの子達かしら」
リアスの後ろからレイナーレが言っていたであろうカラワーナとミッテルトが姿を現した。
「残念だけど、もうあなたを助けるものは居ないは」
「リアス、それは違うかな。助けてやる奴ならいるさ。だろ、聖凜?」
「えぇ、もちろんよ。天使だったころの妹みたいなものだもの」
「あなたたち、本気なの?」
「えぇ、本気よ。レイナーレがあのころみたいに優しい心を持っていてくれるなら」
「聖凜がこう言ってるんだ、レイナーレお前はどうしてほしい?ここで死ぬか、それとも心を入れ替え生きていくか二つに一つだ」
「生きれるなら行きたい!私だって前みたいになれるなら・・・」
「じゃあ、決まりだ。お前は生きろそしてアーシアに謝れ。いいな?」
「ええ、わかったわ」