第八話
「ここって、ずいぶん前に廃墟になったんじゃ」
そう。今俺たちがいるのは以前廃墟になった教会の横の森だった。
「ほんとね。それより、早く助けないと」
「そうだったな。ほんなら、そこの結界から行きますか」
転移したところから、数メートルのところに結界が張ってあった。
「お取込み中失礼しますね」
「あっ、堕天使だ。でもこの感覚、知り合いだよ?リンどうすんの」
「ほんとだな。取り敢えずいくか」
結界を解除して中に入ったら知っている力を四つ感じたので歩いていくとリアスたちがいた。
「あれー、リアスに朱乃それにミッテルトとカラワーナじゃん」
「本当ですね。ミッテルトとカラワーナはお久しぶりですね」
「あら、リンに聖凜じゃない。どうしてここに?それとこの子達と知り合いなの?」
「まあ、いろいろあってね。そいつらとは、聖凜を悪魔にするときに知り合ってね」
「そうなの」
「はい。なので見逃してくれませんか?」
リアスたちとカラワーナ達を交互にみて聖凜は言った。
「そうなの、あなたたちの知り合いだったの。でも、この子達はイッセーに手を出したのよ」
「わかったわかった。俺から言い聞かせるから。な?」
「助けてくれるのー?」
「まーね。知り合いだし、こんなかわいい子殺させないよ?ということで、リアス頼むわ、その代わりになんかしたるで」
「そう、ならいいは」
この場は、これで一見落着かな?
とりあえず、イッセーのとこ行くか。