小説『ハイスクールD×D 世界に終末を与えた者』
作者:arisu()

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第二話   S級はぐれ悪魔、討伐します!



 こんにちは、名前が痛い燐龍です。



 今俺たちが来ているのは、日本のとある海沿いの町です。



 「さーて着いたし、各自ではぐれ探して見つけたら報告な。できるだけ二人ペアで頼む」



 「「「「「「「「「「「「「「「はーい!!!」」」」」」」」」」」」」」」



 一同に手を挙げ返事をする。



 「じゃあ、よろしくな。これから、用があるから、聖凛着いて来てくれるか」



 「はい、わかりましたは」



 





 一度は、人間界に行ったのに再び冥界に来ている。理由は簡単だ。出発前に現魔王のサーゼクス・ルシファ ーに呼び出されたからだ。



 今は、魔王領にある屋敷にやってきている。



 「よう、サーゼクス。久しいな」



 「あぁ、久しぶりだね。それで燐龍様をお呼び立てしたのは、妹のリアスを見守っていてほしいのです」



 「相変わらずのシスコンだな。まあ、それくらいならいいかな。眷属のみんなも連れてくけど問題ないな。
 それといつからだ?」


 
 昔とまったく変わってないシスコンだな。やっぱ魔王はこうでなくっちゃ。



 「リーたんの通っている高校に新入生として四月から通ってほしい」



 「聖凛、お前たちは四月からリアスの一個下として、高校に通ってくれ。俺は、高2になったら転校生とし ていく。それでいいか?サーゼクス」



 「ああ、それでもいいよ。すまないね」



 「私も、いいですよ。燐龍様」



 二人が返事をしたところで日本に戻った。








 町に帰った所でちょうど孔明とイフリートからはぐれを見つけたと連絡がはいった。



 孔明とイフリートにはその場で待機してもらっている。それいがいのメンバーと合流を
すませてから、山の中腹にある廃校に行った。



 「これは凄いね。禍々しさお感じるよ」



 「そうだね。でも、これくらいなら大したことないわ」



 ユーミルと清明が話していた。



 「さぁて、中入ってとっととはぐれ灰にして帰るぞ」



 「なんだぁ、悪魔かおいしそうではないな。キャハハハハハハーーーーー」



 戸を開けて入ったらいきなりドスの効いた声がしたが、姿が見えない。真っ暗で見えないわけではない。月
 明かりだってある。なのに、何も見えないのだ。



 「何所にいやがる、出てこい」



 「出てこいって言われて出てくかよ!ブァーカ。キャハハハハハハーーーーー」


 
 プチンッ←何かが切れる音



 「燐龍様を愚弄しましたね?覚悟はできてますね?では、灰になりなさい『斬空剣』!!」



 聖凛が唱えると刀が至る所の空間を切った。



 ドカ!急に上からなにかが降ってきた。よく見ると魔人のように角が生え狐の様な顔で体が人間に近いもの が降ってきていた。   



 「こいつか?まーいっか。灰になれ『天照』」



 降ってきたものは黒い炎に焼かれ、灰になった。



 「これで一件落着かな?帰りますか」





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