山頂にて、芝刈りをしていた老爺は、苦悩していた。
「ってゆーか、俺なんで芝刈ってんの?理由がワカンネェんだけど…」
竹薮から、赤子の声がするではないか。。。
「おぎゃあおぎゃあ。。。」
「…まださ、洗濯ってのは分かるよ!
だって、俺汚すからね…パンツ!
しょうがないだろ!ジジイだもん!
ケツ筋肉だるんだるんやっちゅうねん!
毎日、洗濯してくれないと困るわけよっ!
だけど、芝刈りってキミ…何やねん?」
「おぎゃあ…おぎゃあ…」
「…仮にだ!
百歩譲って、毎日芝刈りしたとしましょう!ね?
一番最後の芝刈る頃には…
最初に刈った芝、また伸びてんでしょうよ!」
「おぎゃあああ!おぎゃああああ!」
「大体、芝刈って…金貰えんの?ねぇ?
芝刈って、その芝買ってくれんの?ねぇ?
食えんのか?その芝、食えんのかっ?」
「おぎゃあ…って、おい!」
「何だよっ?」
「シカトか?
山で泣いてる、赤子を前にまさかの、シカトか、おい?」
「関係ねえだろ!」
「いいから、ちゃっちゃと連れて帰れよ!」
「はぁ?何の義理で、おどれを連れて帰らにゃいかんのんじゃボケ!」
「ちょwwwwwそこから、おとぎ話が始まるんじゃないの?おとぎニズムじゃないの?」
「キモ太郎、鬼ヶ島に送り出してるから、おとぎニストの役割は、果たしてますぅ!」
「何だよ、金かっ?銭払えば、泊めてくれはるんでっか?」
「いらっしゃいませお客様!」
「態度ガラッと変わった〜?」
「こちらで御座いますお客様!」
「…おとぎ話で、黒い部分…出すなよ…」
つづく。。。