小説『惰眠を貪る狂乱』
作者:たかゆい()

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よっ、俺はワンピースの世界に転生して数十年…その間色々なやつと戦って来た、それで海軍の野郎共には賞金首として指名手配されて『狂乱のイトウ』と言う大層な二つ名までもらっちゃまったんで俺に挑むと言う奴はかなり少なくなってきたんだが…

俺は今、とても困惑している、


今俺はある人物と睨み合っていた。


「おめぇかイトウか!会いたかったぜ?俺はゴール・D・ロジャーだ!人はゴールド・ロジャーなんて言うがそりゃ世間が間違っているんだ!いいか!俺は! ゴール! D! ロジャーだ!!!」


そう…伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが俺の目の前にいた…

この男、どこから聞いたのかしらねぇが俺の本拠地にいきなり殴り込んできやがって一直線に俺の所まで来たんだよ?


信じられねぇな?俺の本拠地には傘下の海賊団は自由にさせているから居ないとはいえ常に100人ぐらいの配下が居たしホムラやイナズマまで居たはずなんだが…いや、確かレイリーやシャンクスとかも居たな…彼奴らに止められたのかい…まあしょうがないな未来の四皇と冥王が相手だし。


「何が目的だ?ロジャー…」


「簡単だ!俺と闘え!」

やっぱりかい、またタメ張らんといかんのか…


「いいぜ?ただし迷惑かけない所でな?」

「おお!助かるぜ?よし!お前の事は狂人って呼ぼう!」

「なんで狂人???」

するとロジャーめいい笑顔で「かっこいいから!」と言い切りやがった…ふう…頭が痛いぜ?


そして俺とロジャーは小島でばとったが、流石海賊王だけあって能力者では無かったが覇気が物凄かったな…俺の隕石を全部ぶっ飛ばし、更に俺に一撃をいれてくるって…一応白ひげの攻撃にも耐えたんだけどなー…

つい熱くなってロジャーに本気で攻撃したら十倍やり返され、そこからは意地の張り合いになったな…


「オメェ強ぇな!!地震野郎にも劣らねぇとは驚いたな!」

当たり前じゃん、白ひげよりも強い奴が居たら驚くわ…


「よし!狂人、俺の友達になれ!」

いきなりだな、まあ良いけど…

ロジャーはとても面白い奴でグランドラインでの冒険話、恋物語、海賊達との戦いとか色々聞かせてもらった。

その後ロジャーとは度々闘う宿敵と言うかそういう仲になってしまった。


ってかロジャーと闘う度に海軍のガープが来るから迷惑…


その後は平和な日々が続いた…










ー五年後ー


俺はある町に来ていた…これからこの町である男が処刑されようとしていた、分かっていたとはいえ…くるものがあるな…


「これより海賊王ゴールド・ロジャーの処刑を始める。」


ロジャーが海兵に引っ立てられて処刑場に立った…


お?ロジャーめ、こっち見て笑いやがったな…死ぬ時になってもロジャーはロジャーだな…


そしてロジャーの背後にいた海兵が処刑の刃を振り下ろさんとした時…


「俺の財宝が欲しいか?欲しけりゃくれてやるぜ!?」

それにびっくりした海兵の手が止まった…

ロジャーは周りを睥睨して宣告した、

「グランドライン!その果てにこの世の全てを置いて来た!欲しけりゃ探してみな!!【ひとつなぎの大秘宝・ワンピース】を!」

「早く処刑しろ!」

ブン!

ロジャーは最期まで不適に笑いながら声を出さずに口だけを動かし、俺に最期のメッセージを伝えた。


「友よ、俺は死なないぜ?」

ふ…最期まで貫きやがって…これから新時代が始まるんだな…感慨深いな…


そして俺は処刑場を去った。



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これで一区切り終わりました。いよいよ原作開始です、と言っても主人公は余り原作には関わらないかも知れませんが…これからは忙しくなるので更新が遅くなります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m

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