小説『オシリスの天空竜になって魔法少女リリカルなのはの世界に転生しちゃいました』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『第10話』


「此処は結構高いですね〜」


私は喫茶店を後にして神社にやって来ました〜
この神社は古いですけど、貫禄があるというか何というか……
私は鳥居の上で立って町を見ています
よし、竜化して空から探索してみましょうか!
そうと決まれば、早速竜化します


「グォォォォォォ(出発〜)!」


空からだと色々な風景が見られますね!
お仕事してる人や散歩してる人など居ますね
風が気持ち良いですね!
あ!小鳥さん、こんにちは〜
小鳥さんが私の頭に止まってますね
可愛いですね〜♪


「グォォォォォォ(あれ)?」


私は下を見ると見た事がある様な人達が居ました
空中で止まって見てると
犬?らしき動物が此方を見ています
私の姿は人間限定で見えないので動物には見えるので
あの犬には見えるでしょうね!


〜第三者サイド〜


「今日も良い天気ね〜」


「そうだな」


「私は散歩より家でゴロゴロしてたい……」


「ヴィータは内気やな〜」


「内気じゃない!私は少しだけ控えめなだけだ!」


「はぃはぃ♪」


「う〜……」


「(やれやれ、ヴィータもまだまだ子供だな)」


ザフィーラはヴィータに呆れながらも空を見上げた
そして、其処には……


「(!?)」


砂漠世界で見た赤い竜が此方を見ていたのだ
ザフィーラは慌てながらも仲間達へ念話をした


『三人共、空を見ろ!砂漠世界で見た赤い竜が居るぞ!』


『『『っ!?』』』


三人は慌てて空を見るが
其処には雲一つない快晴だった


『ザフィーラ……本当に赤い竜が居たのか?』


『あぁ、まさか見えないのか?』


『うむ、何も見えんぞ?』


『もしかして、人間には見えない結界とか張ってるんじゃないのかしら?』


『そうかもしれんな……む、此方に気付いた様だぞ!』


『何!? 主が居る時に……』


『どうやら、攻撃の意思は無い様だが観察して来ているな』


『それなら、良いが……攻撃されたら終わりだ』


『攻撃はして来ないが、此方に下りて来たぞ!』


『何!? 主が居るのに魔法は使えない……』


『攻撃して来ない事を祈るしかない……』


〜第三者サイド終わり〜


やっぱり……あれは砂漠世界で私の、お昼寝を邪魔して来た人達!
でも、車椅子に乗った子を連れてますね
病気でしょうか?
少し見てみましょうか!挨拶を兼ねてね♪
私は、どんどん竜化を縮めていって最後に地面に立った時には
人化してる様にしました


「ふぅ〜……」


「あれ? 目の前に、こんな可愛い子おったか?」


「え、ええ!居ましたよ」


「そうだぜ!最初から居ただろ?」


「そうよ、最初から居たわ!」


「そうか? なら、最初から居たんやな」


「「「(ほっ)」」」


あれ? もしかして私……悪い事しました?
で、でも!これでお互い様ですよね!?


「こんにちは♪」


「こ、こんにちは!」


「「「「……」」」」


「車椅子に乗ってますけど、何処か悪いんですか?」


「そうなんや……足がちょっと動かなくてな」


「そうなんですか……辛かったでしょう?」


「そんな事あらへんよ? 私の大事な家族がおるからな!」


「ふふ、そうなんですか!少し羨ましいですね……」


「ん? どうしたん?」


「いえいえ、何でもないですよ!」


「そうか? あ、それより自己紹介してへんかったな
私の名前は八神はやてや!」


「私の名前はリオと言います!」


「外国人さん?」


「う〜ん……はやてちゃんから見たら、そうかもしれないですね!」


「はやてちゃん……」


「あ、嫌でした? 嫌でしたら呼び名変えますよ?」


「ううん……同年代に、ちゃん付けで呼ばれるのが嬉しいんよ!」


「……(この子は今まで独りだったんでしょうね
其処に、この人達が現れたって所でしょうか?)」


「暗い顔してどうしたん?」


「あ、何でもないですよ!」


「そうか? 所でリオちゃんは私達に何か用があったん?」


「あ、そうでした!はやてちゃんの足を見てみようかと思いまして」


「私の足? 一応、行き付けの病院行っとるけど……」


「そうなんですか? 取り敢えず私も見ても良いですか?」


「ん〜……少し恥ずかしいけど、ええよ?」


「有り難うございます!でわ、失礼して……」


ピトッと私は、はやてちゃんの膝の辺りを触ります
決して邪な考えはありませんからね!
集中集中……
私は眼を閉じて、はやてちゃんの足の原因を見つけます


「リオちゃん……?」


「これは……」


私は原因が分かり金髪の女性が持つ魔道書を見ます
成程……そういう事でしたか


「どうしたん? 原因が分かったんか?」


「ええ、分かりましたよ」


「ほんま!? 私の足は治せるん!?」


「そうですね……其処に居る人達の頑張り次第では治せます」


「「「「っ!?」」」」


四人は驚いた顔をしました
まぁ、当然でしょうね
自分達の頑張り次第では、この子を殺す事になるのだから……
はっ!? 私は何を有り得ない事を思ってるんでしょう!
こんな考えしてたら駄目ですね!
この事をピンク色の髪の女性に教えましょう


「あの、其処の貴方……」


「私か?」


「はい、少し向こうで、お話良いですか?」


「……良いだろう」


「すみません(汗)」


私とピンク色の髪の女性は少し離れた所に移動します
そして、はやてちゃんの原因を話します


「それで、話とは何だ?」


「はい、先程も言った通り貴方達の頑張り次第では治せます」


「……」


「大体検討が付いてるようですね、そう……蒐集です」


「そうか……」


「どうやるかは知りませんが666ページを集めて何かしらすれば
はやてちゃんの足は治ります!これは絶対と言い切れます」


「間違っていたら、どうする?」


「この身を貴方に捧げましょう、殺すなり煮るなり好きにして下さい」


「ほう……(ニヤ)」


「そして、もう分かっているとは思いますが
はやてちゃんの足の原因は……貴方達が持つ魔道書による呪いです」


「……」


「貴方達が、はやてちゃんを助けれる様に祈ってますよ♪」


「ふ、すまないな」


「いえいえ、私も友達に死なれるのは辛いですから……」


「友達か……」


「勿論、貴方も友達ですよ♪」


「私もか?」


「はい!」


「そうか」


「そう言えば……貴方の、お名前を聞くの忘れてました!」


「私か? 私はシグナムだ!あっちに居るのが
金髪がシャマル、赤髪がヴィータ、犬がザフィーラだ」


「そうですか、シグナムさん」


「どうした?」


「貴方達に神(私)の御加護を!」


私はそう言って胸元で十字を切りました
シグナムさんは驚いた表情をしました
次第に笑みが零れて行き……


「っ!? ふふ、感謝する!」


「私は行きますね……あ、それから!」


「どうした?」


「ヴィータさんに友達だからって言っておいて下さい!」


「了解した」


「では、また会いましょう!」


「あぁ!」


私は横道に入り竜化して空へと飛んで行きました
次ぎ会う時は、あの人達が全員心から笑顔で笑えます様にと祈りながら

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