『プロローグ』
あれ……?
此処は何処でしょうか?
確か私は寝たと思ったのですが……
はっ!? まさかの誘拐ですか!
「違うわ!何処をどう見て誘拐なんじゃ!」
「あれ? いつの間にお爺さん居ました?」
見た目は禿げてるお爺さんだけど優しそうな眼をしてますね……
お爺ちゃんって呼びたい感じのお爺さんです
「今来たんじゃ!それよりワシは、お前さんを誘拐しておらんぞ!
お前さんは死んだんじゃ……」
「え……? 本当ですか?」
「本当じゃ……」
「そんな……まだオシリスにもなれてないのに……」
「残念がる所は其処なの!?」
「そうなのですよ……私にとっては死活問題なのですよ!」
「ふむ……でわ、オシリスになってみるか?」
「え……? なれるんですか!?」
「うむ、こう見えてもワシはゼウスじゃからの!」
「えぇぇぇぇ!? お爺さん神様だったんですか?
しかも最高神……」
「そうじゃ!お前さんは此方のミスで死んでしまっての……
其処で転生させる事にしたんじゃ」
「ふむふむ……そうなんですか
オシリスになれるなら何処でも良いです!
早く送ってください♪」
「分かった分かった、そう慌てるでない」
お爺さんが言い終えたら
私の方に手をかざして来ました
すると私の身体が一瞬ですが光りました
「何かしたんですか?」
「うむ、転生に必要な力などを授けたのじゃ」
「そうなんですか〜……有り難うございます!」
「でわ、行くが良い!」
パチン!ゼウス様が指パッチンをしました
すると私の身体に浮遊感が伝わります
足元を見ると四角形の穴が開いてますね
此処から転生をするのでしょうね……
「キャァァァァァ……ゼウス様ぁぁぁ!
有り難うございましたぁぁぁ!」
「達者でな〜〜!!」
こうして私は転生して落ちて行きました
あれ……? 行き先何処でしたっけ!?
まぁ、良いでしょう!早くオシリスになれないかな〜♪