小説『オシリスの天空竜になって魔法少女リリカルなのはの世界に転生しちゃいました』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『第1話』


う、う〜ん……此処は何処でしょうか?
目が覚めたら虹色に輝いてる世界でした
自分の身体を見てみるとオシリスになってました!


「グォォォォォォォォォ(やったー)!!」


う〜ん……でも、なれたのは良いですけど
人間体にもなれないんですかね?
カッ!キィィィィィン!!
すると私の身体が光りだしました
シュゥゥゥウ……
光が止んで目を開けたら人間体になってました


「あれ? 前世より小さいです!まぁ、良いでしょう!」


そんな事を言ってると上から手紙が落ちてきました
取って見るとゼウスよりって書いてあります
ゼウス様からの伝言か何かでしょうか?
さっそく見てみましょう!


「えっと……
『転生後の姿はどうじゃ? お前さんの希望通りオシリスの天空竜にしておいた
人間体にもなれる筈じゃ!容姿は男の娘じゃな!鏡で確認するが良いぞ
そして、今お前さんが居る場所は虚数空間と言われる場所じゃ
其処でわ魔力が一切使えぬからな
まぁ、お前さんの場合は神でもあり竜じゃから、神力が使えるぞい!
神力で寿命以外の者は蘇生が可能じゃ
勿論難病などの病気も神力を流せば一発で完治じゃ!
でわ、第二の人生を楽しむが良いぞ
                ゼウスより』ですか……」


ふむふむ……私は神でもあり竜ですか
確かにカードの中では神のカードとして存在してましたからね
容姿が男の娘なのは前世でも諦めてますので……
でも、蘇生や病気を完治という事は誰かが死んでいるとかでしょうか?
此処で魔力が使えないのでしたら人が居ましたら
出られないという事ですかね?


「そんな人が此処に居る訳が……」


居ましたね……
何故か人が倒れていますね!
その隣には生体ポッドらしいのがありますね
でも、中の子は死んでるのでしょうか……
きっとゼウス様が言っていたのは、この事でしょうね
私は倒れてる人に近づきました
見てみると女性の方で病気を患っていますね……
ゼウス様は此処に、この人達が居るから
私を此処に転生させたのでしょうか?
やっぱりゼウス様は素晴らしい方ですね!


「でわ、さっそく治しましょうか」


まずは女性の方の病気を神力を流して治します
神力を流していくと呼吸が正常になりました
次に生体ポッドの女の子出します
裸ですが私は赤くなったりしないんだからね!?
何を言ってるんでしょうか私は……
取り敢えず神力を流して蘇生を始めます!


〜男の娘蘇生中〜


流し続けて10分位経ったでしょうか?
一旦止めて胸に耳を当ててみると
ドクンドクンと心臓の打つ音が聞こえます
どうやら成功した様ですね!


「良かったです♪」


「ん……ぅ……此処は……」


「あ、気が付きました?」


女性の意識が回復した様です
あれ? さっきより若返ってる様な……


「貴女は……それよりアリシアは!」


「アリシア? 生体ポッドに入っていた女の子ですか?」


「そうよ!アリシア!」


「その子なら生き返しましたよ」


「嘘!? 魔法でも治らなかったのに何故……」


「それは……私が神でもあり竜だからですね」


「神でもあり竜でもある……」


「はい、取り敢えずは其処の女の子と貴女を治しておきました」


「私も? 確かに身体が軽い感じがするわ」


「後は何故か知りませんけど若返ってますね」


「本当? 嬉しいわね!」


「良かったですね〜♪」


「有り難う……本当に有り難う……」


「いえいえ、私も笑顔が見れると嬉しいので!」


「ふふ、いつでも笑顔を見せて上げるわ」


「はい♪ でわ、此処を出ましょうか」


「あ、そう言えば此処は虚数空間だったわね」


「はい、魔力は使えませんが神力は使えるので
私が出させて上げます!それに私も外に出たいので調度良かったです」


「そう!ならお願いするわね」


「はい、姿を変えるので待ってて下さい」


「ええ!」


私は神力を使って遠くの方まで飛んで行きます
そしてある程度距離を保ったら神力を解放してオシリスに戻ります


「ハァァァァァァ!!」


キィィィィン!カッ!
変化をすると其処にはオシリスの天空竜が居ました


「グォォォォォォォォォ!!」


「あれが……あの子の本当の姿なのかしら」


私は女性の方へと向かって飛んで行きます
目の前まで来たら頭を女性に向けて止まります


『乗って下さい!此処から出るには空間を破りますので
破ったら直ぐに脱出します』


「分かったわ!」


女性は女の子を抱えて私の頭の上に乗ります
私は神力を使って女の子に服を着せます


「あら? 貴女がやってくれたのね? 有り難う♪」


『いえいえ!でわ、行きますよ〜』


「ええ!」


私はゆっくりと頭を上げていきます
そして、虚空の方に顔を向けて……


「グガァァァァァァァ(超伝導波サンダー・フォース)!!!」


キュィィィィン!!!
カッ!
ズガァァァァァァン!!
次元の壁が破れて巨大な穴が開いていました


『行きますよ!確りとその子を持っていて下さい!』


「ええ!行きましょう!」


私は開いた穴に勢い良く飛び込みました
そして私達は光に包まれて虚数空間を脱出しました……

-4-
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