小説『とある絶望の幻想現実』
作者:コンダクター()

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 学園都市_____

そこは、東京西部の未開拓地を開発してできた最先端の技術を誇る、人口の8割を学生が占める学生の街だ

しかし公にはしられていない秘密がある

それは“超能力”

言葉では表せないようなことをして、一人につき一人の能力を発現させている

これは、その学園都市において、オンリーワンのスキルを持ち、最弱でありながら、最強であった少年の物語

The story of a boy's strongest magic begins when the intersection of science and(魔術と科学が交わるとき最強の少年の物語は始まる)














7月16日。

ここ、学園都市は、夏休みが始まる少し前でもあった。その朝午前3:00まだ闇に包まれている学園都市で少年は目を覚ました。少年は毎日この時間に起きて夜の学園都市を走るのを日課としていた。

「ふぁ〜。まだ暗ぇなぁ。」

そういうと少年は、ランニングをする為のジャージに着替えて、自分が住んでいる寮を出る。

しばらくランニングをしていると、その辺にたまっている不良が一箇所にたまっているのを見つけた。
どうやら何人かで一人を囲んでいるらしい。

「(うっわ〜。どうしようちょっと様子でも見てみっか?)」

不良の声に耳を傾けるとまぁ、大変なことになっていた。

「おいおい娘ちゃん。こんな時間にあたりを歩くなんて俺たちと遊びてぇんじゃねぇのか?」
「違います!とにかく離してください!」
「まぁまぁ、俺たちと遊ぼうぜ?」

まぁ、何人かで女子を取り囲んでいるようだ。少年は、とりあえず助けてみるかと声をかける。

「おいおい、何人もで女子囲んでんじゃねぇよ。」
「あぁ?てめぇなにもんだぁ?」
「とりあえずやっちまおうぜ」
「に、逃げて!」

不良は、少年にナイフを構え襲ってくるが、少年は、それらを全てかわし、蹴り上げる。

「てめぇ、調子にのんなよ!こっちにゃぁ能力者もいんだ!」
「そうだぜ、くらエガキ!!!」

っと、一人の不良が、少年に対して炎の弾を撃ってくる。少年は、それを今度は、“受ける”
やったと勘違いした不良たちは、品のない笑い声を上げて、

「ざまぁみろ、ヒーロー気取り」
「いきがるからこんなことになるんだ」
「さぁ嬢チャン俺たちと一緒に行こうか」
「い、いや…」

少女は、何も関係ない人間を巻き込んでしまったことに罪悪感を覚えながらも抵抗する。

「おいおい、誰がやられたっていったんだよ。あんなの俺のルールにあっていいわけねぇだろ?」

全員がビク!っとして声をしたほうこうに振り向くと、そこには先ほど、焼かれたはずの少年がたっていた。“無傷”で

「てめぇ!何で生きていやがる!」

先ほど炎を放った不良は、焦った表情で少年に問う。少年は不適に笑い、

「簡単な話だ。

この世にはそこに“ある”っていう“現実”と

そこには“ない”けれどもあってほしい、っと言う“幻想”

の二つがあんだ。

例えば、お前がさっき放った火の玉が“現実”で、

俺がまったくの無傷ったってのが、俺が、ダメージを受けてないって言う“幻想”を作り出したからだ

それこそが、俺が生まれた時から持っていて、

俺がこの世で一番嫌いな世界最強の能力

“ある”を“ない”に“ない”を“ある”にしてしまう

“幻想作り(ファンタジーメーカー)”だ」

炎を放った能力者が怯えたような顔をするが、また一人が出てきて、

「そんなのはったりだ!そんな能力聞いたことねぇ!」

一人が風の砲弾を少年に放つが、少年は、放たれた瞬間にそれを消す。

「嘘…だろ?」
「こんな能力、書庫にはねぇぞ!」
「当たり前ジャン。俺LEVEL0だし?」

さらに少年は、にやりと笑って、不良に近づく。不良は、おびえきった表情で、

「無理だ!勝てるわけがねぇ!」
「逃げるぞ!」

不良たちはそのまま逃走して言った。先ほどまで囲まれていた少女が少年に近づき、

「助けていただきありがとうございます。」
「いんや、俺は何もしてねぇぜ?」

少年は微笑んで、答えて、

「そういや、お前、何でこんな時間にここにいるんだ?多分中学生だろ?」
「いえ、ちょっと、明日の授業にいるものを買うのを忘れちゃって、買いに行ってたら帰りに囲まれたんです。」
「ふ〜ん。じゃあ送ってやるよ。家どこだ?」
「いいんですか?」
「いいっていいって、どうせ俺走ってただけだし、」
「そうですか、柵川中学の学生寮です。」

少女は申し訳なさそうに答える。

「んじゃいこっか」

二人はそういって、闇の学園都市を歩いていった













柵川中学、学生寮目的の場所に着いたところで少年が帰ろうとすると、少女が話しかけてきて、

「あの!メアド交換しませんか?えっと……」
「あぁ、俺は暁冬風、高1な。いいよ。交換しよう」
「はい!私佐天涙子って言います。」

そして、冬風は、涙子とメアドを交換する

「じゃあな涙子」
「はい!ありがとうございました冬風さん!」

そういって、涙子と別れた冬風は、また、闇の学園都市を走っていった。










This is the only introduction to the story.(これは、物語のほんの序章。)

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