扉を開けると、そこには黒い亀裂が出来ていた。
ここが・・・
「主殿!!」
後ろからエリーが入ってくる。
「意外と早かったんだな。」
-・・・反応があります!!何かが・・・来ます!!-
咄嗟に剣を創り構える。
黒い亀裂が歪み、現れたのは・・・
「・・・あれ?直樹?」
「香苗ぇ?」
思わず、変な声が出てしまった。
-え?香苗さんですか?・・・おかしいなぁ?-
「いや、まだあるようだ。」
エリーは剣を構えるのをやめない。
「・・・ふむ、実験室に出ましたか。」
出てきたのは、一人の男性だった・・・いや、俺はこの人を知ってる。
「山岡・・・先生?」