プロローグ その日は随分と平凡で、当たり障り無い一日だった 。 暇つぶしに聞いていたラジオから、あの話が流れるまでは……… 『非常に残念なことですが、本日、地球は終わります』 どこかの国の大統領が、泣きながら、そんなことを語った。