小説『織斑一夏の無限の可能性』
作者:赤鬼()

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Episode11:アンノウン襲撃-後編-





【一夏side】


鈴が衝撃砲〈龍砲〉を連続射撃するが敵ISは難なく避ける。しかし動きが奇怪なのだ。

普通の人間ならば有り得ない関節をしているといえる。関節が曲がらない方向へ体を捩じって避けたりもする。さらに敵ISは全身に付けたスラスターの出力が尋常ではないらしく、零距離から離脱するのに一秒もかからない。

そして鈴の牽制の合間に俺が斬撃を試みるが、必ず反応して回避行動を取る。

さて、どうするか?

単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)、零迅雷光(れいじんらいこう)は発動できたとしてもシールドエネルギーの残量から見ても後一回が限界だ。

さらに敵ISは回避行動を取った後、全身に付けたスラスターにより遠距離から一気に距離を詰める事が出来る。

しかも敵ISの攻撃手段はビーム射撃、もしくは殴りつけるくらいの攻撃方法しかないみたいなんだが、腕部にもスラスターが取り付けられている事で攻撃に入るまでの予備動作に掛かる時間はほとんど無い。

デカい図体からは想像もできないくらいの俊敏な動作にこちらも避ける事で精一杯になってしまう。

このままではこちらがジリ貧だ。


「あぁ、もうっ! 何なのよ、コイツ!」


「鈴っ、俺が仕掛ける。俺が敵を止めてる間に斬り込めるか?」


「当然でしょ!」


俺はそのまま敵IS目掛けて、瞬時加速(イグニッション・ブースト)で距離を詰め、左下段に構えた雪片弐型で逆袈裟切りを仕掛ける。

敵の方も回避行動は間に合わなかったのか、右腕で俺の斬撃を防ぐ。しかし、一度防がれたからと言って止まる必要はない―――


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


そのまま息をもつかせぬような斬撃による連撃を繰り出す。八方向からの斬撃に突きを織り交ぜながら。

致命打は与えられないものの敵の体を少しずつ、そう少しずつであるが切り刻んでいく。

御剣一刀流の技が、昔の勘が、少しずつ現在(いま)の俺の体に馴染んでいくのが分かる。そう、少しずつであるが今この時でも過去の俺の技量を取り戻そうとしている。




【鈴side】


―――凄い。

そうただ一言だけだ。

まさかここまでとは思わなかった。もしあのまま一夏と戦っていたなら負けたのは自分ではないのか―――そんな風に思えてしまうくらいに一夏の戦い方に見惚れてしまっていた。

って、違う違う。今は惚けてる場合じゃない。

頬を両手で叩き、気を入れなおす。

今、戦っているのは一夏だけじゃない。今の一夏の傍にはあたしが、凰鈴音がいるんだ。

両刃の青竜刀〈双天牙月〉を手に、敵の背目掛け、一気に加速する。

これで終わらせる―――!!

一瞬で敵の背に回り、双天牙月による斬撃で終わらせるはずだった。しかし、敵は首だけを180°後ろに回し、あたしを見てきたのだ。


「―――なっ!?」


そして普通では有り得ない動きをして、あたしを近付かせなかった。

左腕だけを後ろにいるあたし目掛けて牽制のビーム射撃を行ってきたのだ。本当に無茶苦茶だ。


「何なのよ、コイツはぁぁぁっ?!」


一夏も今の敵の動きに驚いたのか、一瞬の隙が出来てしまう。敵は右腕を一夏を振り払うように横薙ぎに振りぬく。

咄嗟に一夏も雪片弐型でガードし、衝撃を抑えるがそれでも敵に距離を取らされてしまった。

すかさず、敵のビーム射撃。この敵―――おかしい。


「鈴。なんつーか......あの敵、機械じみてないか?」


「ISは機械よ」


「そう言うんじゃなくてさ。なんていうのかな、人間と戦ってる気がしない―――」


「は?」


「......あれって本当に人が乗ってるのか?」


一夏の疑問。

あたしも感じていた違和感。

―――でもISは人が乗らないと絶対に動かない。無人機なんて有り得ない。常識だ。

じゃあ、そうすると敵のあの動きはどう説明する?

有り得ない動き。人間では考えられない関節の動き。どうしたら背後から迫ったあたしを体の向きを変えずに首だけを回し真正面に見据える事が出来る?


「―――まさか」


「仮に、そう仮にだ。無人機だったらどうだ?」


「なに? 無人機なら勝てるっていうの?」


「ああ。人が乗ってないなら容赦なく全力で攻撃しても大丈夫だしな」


一夏には切り札がある。―――単一仕様能力、零迅雷光―――まだ一回しか使っていない。


「さっきのアレを発動させるわけ?」


「ああ。あれで止めを刺す」




【一夏side】


零迅雷光で決着を付ける。

残ったエネルギーを考えると、使えて後一回―――後一回しか使えない。でも、一回は使える。


「鈴っ!」


「分かってるっ!」


両腕を下げ、肩を押し出すような格好で衝撃砲を構える鈴。最大出力砲撃を行うため、補佐用の力場展開翼が後部に広がった。

敵の隙を一瞬でも作ってくれればいい。


「いくぞ、鈴」


「しくんじるんじゃないわよ、一夏」


エネルギーを収束させ、狙いを敵ISに定める。


「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ」


高エネルギーによる鈴の衝撃砲の射撃が敵に襲い掛かる。響く轟音を合図に俺は零迅雷光を発動させる。

―――単一仕様能力、零迅雷光、発動。

肩部、腕部、脚部、胸部、スラスターの各装甲が展開し、露出した内部装甲が赤く発光し、雪片弐型のエネルギー状の刃もその色を赤く変える。

そして俺は加速した。

白式が俺に応えてくれる。急激に研ぎ澄まされる俺の五感。集中力が数十倍にも跳ね上がったかのような高解像度の意識。なによりも全身から湧き立つような力を感じる。

横薙ぎの一閃は、敵ISの右腕を切り落とす。


「まだまだぁーーーっ!」


敵ISの右腕を切り落とし、そのまま敵の背後にまわる。


「これで―――終わらせるっ!」


そのまま上段からの一閃を敵に振り下ろした。

俺の斬撃によって切り伏せられる敵IS。手応えはあった。敵は斬撃の衝撃から、そのまま仰向けに倒れた。


「やったわね、一夏」


「ああ。何にしてもこれで終わ―――」


俺の言葉を遮るかのように目の前に展開されたウィンドウに突如、警告が表示される。

―――敵ISの再起動を確認! 警告! ロックされています!


「!?」


片方だけ残った左腕。それをさらに最大出力形態(バースト・モード)に変形させたISが地上から俺を狙っていた。

次の瞬間、迫り来るビーム。

考えてる暇なんてなかった。そのまま零迅雷光を発動させたまま、赤い刃を形成する雪片弐型を突き出し、ためらいなく光の中へと飛び込む。

真っ白な視界の中、意識が刈り取られそうになる瞬間、刃が敵ISの装甲を貫く手応えを感じた―――。



*◇*◇*◇*◇*◇*◇*


「う............?」


全身を襲う痛みに意識が覚醒する。見慣れない天井が視界に映る。

なんだか状況が分からず周囲を見回すと、ここが何処であるのか理解できた。

どうやら保健室のベッドに寝かされていたらしい。

カーテンで仕切られた空間は狭い故に息苦しさと安堵の両方を感じる。矛盾したようなそんな感覚を俺はまだ覚醒しきれていない、ぼんやりとした意識で感じながら情報の整理を始めた。

敵はどうなった? 鈴は? 他の皆は無事なのか?

最後のあの瞬間、手応えは感じた。雪片弐型での突きで敵を貫いた手応えを。


「気が付いたか?」


シャッとカーテンが引かれ、姿を見せたのは千冬姉だった。


「体に致命的な損傷はないが、全身に軽い打撲がある。数日は地獄だが、まぁ慣れろ」


「あぁ......」


まだぼーっとする。全身を襲う痛みと疲労感に身を委ね、視線を窓の外に向けると既に空は茜色に染まっていた。どうやら今は放課後の時間らしい。


「まぁ、何にせよ無事で本当に良かった。家族に死なれては寝覚めが悪い」


千冬姉の表情はいつもより柔らかいものだった。世界で二人だけの家族。その俺にしか見せない表情だった。


「千冬姉」


「うん? なんだ?」


「あ、いや、その......心配かけて、ごめん」


俺の言葉が予期してないものだったのか、一瞬きょとんとした後、千冬姉は小さく笑みを浮かべながら右手で俺の頭を安心させるかのように優しく撫でてくれる。


「心配などしていない。お前はそう簡単に死なない。なにせ、私の弟なんだからな」


さすがは世界最強の姉。変な信頼の仕方だな、とおかしくなってしまう。でも、これが千冬姉の照れ隠しの一種だというのも分かってる。


「では、私は後片付けがあるので仕事に戻る。 お前も少し休んだら部屋に戻るんだぞ」


千冬姉はそれだけ言い残し、保健室を出て行った。何にせよ、あの世界最強の姉を心配させてしまった。仕事に真面目な姉が俺に付き添ってくれていたのだ。

それだけ心配させてしまったのだろう。もっと強くならなきゃな。千冬姉が安心できるように。


「......一夏?」


千冬姉と入れ違いで入ってきたのは箒だった。いつもの凛とした態度ではなく、どこかオドオドしたような態度。何かあったんだろうか?

俺のベッドの脇に置いてあった椅子に箒は座るものの、その表情は暗い。


「どうしたんだ? 箒。いつものお前らしくないぞ?」


「あ、あぁ......」


やはり何かあったんだな。その表情は暗いままだ。


「そういえばさ、試合ってどうなったんだ? やっぱり無効試合か?」


「あ、あぁ。さすがにあんな事が起きてはな」


「......箒」


「ん......どうした?」


「何かあったのか?」


俺の言葉に箒は身を竦める。どうやら何かあったみたいだな。本当にこの幼馴染は分かりやすい。


「実はな......今日、あの敵が現れてお前が戦っているのを見たら、いてもたってもいられず、お前に発破を掛けようと管制室を出ようとしたんだ......それを千冬さ、いや織斑教諭に叱責されてな......」


なんつう無茶苦茶な事を。つまりアレか。丸腰の状態で敵もいる場所に来ようとしていたのか。

箒は昔から周りが見えなくなり一人で突出してしまう節がある。まぁ、それだけ心配させてしまったって事なのかもしれないが。


「心配させてしまったんだな」


俺は左手を箒の手に添える。


「......あ」


頬を赤くさせ、こちらを見てくる箒に俺は優しく言葉を紡ぐ。安心させるように。心配させてしまった幼馴染に。


「心配かけて、ごめんな」


「あ、あ、あ、謝るな。それに幼馴染なんだ。心配するのは、と、当然だろう」


「それでも。箒を心配させないくらい強くなってみせるさ」


「......それではいつまで経ってもお前の傍に立つことが出来ないじゃないか......」


箒はボソボソと呟くが、あまりに声が小さかったので何を言ったのか聞き取れなかった。

箒が保健室を出て行った後、疲労の所為か、急激な眠気が俺を襲ってきた。そのまま強い眠気に意識を引き摺られるように眠りに落ちていく。


............


.........


......


...


ん? 人の気配を感じる。しかも、なんだか異様に近い。顔の間近に感じる。誰だ? というか、俺はどのくらい寝てたんだ? 今何時?

って、顔の間近に感じてた気配が近付いてきた。何なんだ?

閉じてた瞼をゆっくり開けると、鈴の顔が間近にあった。


「ふぇ?」


「......鈴?」


鼻先三センチ。俺の視界を全て埋め尽くすかのように鈴の顔がそこにはあった。


「えっと......何してんの、お前」


「おっ、おっ、おっ、起きてたの!?」


「ん? 今起きたんだが。で、お前は何でこんな近くまで寄ってきてるんだ?」


「べ、べ、べ、別になんでもないっ」


ひどく狼狽しているように見えるが。しかも「ちっ、後もう少し起きるのが遅かったら......」とブツブツ何かを呟いているが、気にしないでおこう。


「まぁ、いっか。そういえば試合、無効試合なんだってな」


「あれだけの事があったんだもの、そりゃそうなるでしょうね......」


言いながらベッド脇の椅子に腰かける鈴。


「............」


無言。いや、何か言えよ。

あぁ、でも、いい機会かもしれない。約束の事。勘違いしてるっぽいし、俺。ちゃんと謝らなきゃな。


「鈴」


「なによ」


「いや、そのな。約束......何か勘違いしてたみたいだったしさ、俺。ごめんな」


「もうその件は前にも謝ってもらってるし......いいわよ、もう」


どうやら今度こそ完全に許してもらえたかな。鈴は大事な幼馴染だ。鈴との繋がりを失わずにすんで本当によかった。

ふと、脳裏によぎるのはあの時の光景。

小6の時、場所は教室。今日と同じような茜色に染まる、ある日の放課後、俺と鈴は教室に二人でいたのだ。


「あぁ、そういえば、今ふと思い出した。場所は違うけど、約束したあの日も二人きりでこんな夕暮れ時だったよな、確か。あの時の約束って正確には『料理が上達したら、毎日あたしの酢豚を食べてくれる?』だっけ。で、どうよ? 上達したか?」


「え、あ、う......」


何故かしどろもどろになって、鈴は左右へ視線を彷徨わせた後、うつむいた。心なしか顔が赤いようだが。


「あの約束って、毎日俺にご飯おごってくれるって意味じゃないんだよな? って事は―――」


「も、もう、い、いいの! ね? ほら、よく言うじゃない。だ、誰かに食べてもらったら料理って上達するって。だから、ね、そ、そう! そういう事だから!」


いきなりまくし立ててくるものだから、その勢いに俺もさすがに気圧される。


「へ? そう、なのか? いや、もしかしたら『毎日、みそ汁を〜』とかの話かと思ったんだが、違うのか? まぁ、違うならいいが」


「............」


「えっと、鈴......?」


急に黙る鈴に俺は焦ってしまう。え? 正解?


「え、えぇ、そうよ! そういう意味なのよ! 悪いっ?!」


............


.........


......


...


えぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーっ?!


「え、えっと......それって......」


「なによっ!」


しかも何故か鈴に逆切れされるし。

当時、小学生の俺にその思考はなかった。だから勘違いしてしまった。まさか、プロポーズされてたなんてぇぇぇーーーっ!


「まぁ、返事は直ぐじゃなくてもいいし。絶対に振り向かせてやるから覚悟しなさいよね」


人差し指で俺を指さし、そう宣告する鈴。顔は赤いままだが。

でも、なんでだろう?

何故か強気に宣告する鈴が可愛く見えてしまうのは。

顔が上気するのが分かる。今が夕暮れ時じゃなかったら顔が赤くなってしまってるのも一目瞭然だ。よかった、今が夕暮れ時で。


「そ、そういえばさ、こっちに戻ってきたって事は、またお店やるのか? 鈴の親父さんの料理、うまいもんな。また食べたいな」


「あ......その、お店は......しないんだ」


「え?」


「あたしの両親、離婚しちゃったからさ......」


それから鈴は何で国に帰る事になったのか、説明してくれた。

鈴の両親は傍目から見ても仲睦まじい夫婦だった。でも、些細なケンカで意見が衝突し、そのまま離婚―――鈴は親権を持つ母方の方へ身を寄せる事になったため、中国に帰る事になってしまったらしい。

昔ならば、経済力のある父親が親権を持つ事もあるだろうが、今の世は女の方が立場や待遇も上だ。当然、このようなケースの場合、母方に引き取られる事が多い。


「父さんとは一年会ってないの。多分、元気だとは思うけど」


声のトーンが沈む。当然だ、両親の離婚が悲しくない子供なんていない。

前世では両親は交通事故死で他界、その後は祖父に引き取られるも、高校を卒業した際にその祖父も他界。俺はそれから一人になった。

この世界では両親は物心つく頃にはいなかった。まぁ、千冬姉がいてくれたから、千冬姉が俺を守り養ってくれたから、寂しさは感じてたけど、一人にならずにはすんだ。

でも、だからこそ家族という繋がりが大事なものであるのは分かる。

当然であった両親の存在がある日、片方だけでも欠ける―――というのは14の鈴には辛いものだっただろう。

転校する前、鈴の表情がどこか寂しげだったのは覚えてる。当時はその理由が何だったのか分からなかったが。


「家族って、難しいよね」


「なぁ、鈴」


「ん、何?」


「今度どっか遊びに行くか?」


「え!? それって、その、デー―――」


「一夏様ぁぁぁーーーーっ!!」


バーンッ! 保健室のドアが開け放たれたその先にはセシリアがいた。


「一夏様がやっと目覚めたと聞いて、わたくし、わたくし......いてもたってもいられず......」


ベッド脇の椅子に腰かける鈴の存在に気付く事もなく、一心不乱に俺のもとまでやってきて、瞳を潤ませ、俺の手を両手をギュッと強く握りながら、安堵の声を上げる。

俺を本当に心配していたのだろう。この子にも随分、心配させてしまったみたいだな。

本当、俺って幸せ者だな。こんなに俺の事を気に掛けてくれる子達が周りにいる。

箒も、鈴も、セシリアも、俺の大事な存在だ。今度から心配させないように、もっともっと強くならなきゃな。


「あら? どうしてあなたが......? 一夏様はわたくしの旦那様。関係ない方は退室していただけませんか?」


「はぁ、何言ってんの、あんた。一夏があんたの旦那って認めたわけじゃないし、既にあたしは、その......、プ、プ、プロポーズまでしてるんだからっ」


「な、な、な、なんですってぇぇぇーーーっ!」


その後、俺は放置され、鈴とセシリアの口論が始まった。それは保険医が戻ってくるまで続けられ、暫くした後戻ってきた保険医に俺達三人はこってりお灸を据えられた。


「これだから品のないお方は嫌ですわ。一夏様の妻となるのは、この優雅にして華麗、パーフェクトな存在であるこのわたくしを置いて他にはいませんわ」


「馬鹿も休み休み言いなさいよね。一夏にはあたしが必要なの。アンタはただのクラスメイトでしょうが」


「なっ!? ば、馬鹿ですってぇぇぇーーーっ!」


「ふん! 本当の事でしょうがっ!」


部屋に戻ろうとする道でも平然とケンカしてる二人。ぎゃあぎゃあと言い合いを続ける二人の間に、溜息しか残らなかった。

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