小説『異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます』
作者:読む短刀()

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第5話 一夏を特訓



修司Side
修司「はあ?ISについて教えてくれ?」
一夏「頼む!このとおり!」
俺は簪と寮で朝食を食べていると、一夏と箒が来て、一夏が俺の隣に座ると同時に頼んできた。
修司「何で俺が。」
一夏「お前しか頼めないんだよ。」
修司「そんなの、お前の隣にいる篠ノ之…は不機嫌だな。何したんだ?お前。」
一夏「いや、えと、その〜。」
修司「とりあえず、お前が口に出来ない事を篠ノ之にした、と。」
一夏「誤解を招く風に言うな!」
修司「しゃあない、俺に出来る範囲はなんとかしてやる。」
一夏「ほんとか!!」
修司「ああ、どうせなら、俺だけじゃなくて、お前も勝ってあの金髪ロールのプライドをズタボロにするぞ!」
一夏「ああ、わかった!」
修司「と言う訳で、篠ノ之さんも一夏を鍛えるのに協力してくれ。」
箒「何故私が。」
修司「俺が教えるには限界が有るから協力してほしいんだよ。」
箒「断る。お前達で何とかしろ。」
修司「仕方ない。簪、手伝ってくれるか?無理なら楯無に頼むけど。」
簪「大丈夫、任せて。」
一夏「いいのか!?簪!」
簪「うん。」
修司「よし、ISの知識を簪が、一夏の体力、操縦は俺が、「体力の方は任せろ。」篠ノ之さん?」
箒「一夏の体力面は私が担当する。」
一夏「あれ、箒さっき断るって…。」
箒「お前の為じゃない、お前が練習出来ても、それで尾上が練習出来なければ、駄目だろう。」
修司「いや、大丈夫だぜ、篠ノ之さん。だから嫌ならやらなくても…。」
箒「とにかく!体力面は任せろ。一夏、放課後剣道場に来い。腕が鈍ってないか視てやる。」
一夏「あ、ああ。わかった。」
千冬「何時までのんびりしている!食事は迅速に行え!遅刻すればグラウンド10周させるぞ!」
修司「急ぐか。」
一夏「ああ、グラウンド10周は嫌だからな、」










放課後、剣道場。
一夏と箒が試合をしたんだが、一夏が原作と違って善戦した、が結局負けた。
一夏「くそ〜負けた。」
修司「惜しかったな。てっきり瞬殺されるかと思ってたんだが。だってお前、中学は帰宅部だったんだろ。」
箒「何!?どうゆうことだ!?」
一夏「家事やバイトで忙しかったからな。部活をやる暇が無かったんだよ。」
簪「じゃあどうしてそこまで出来たの?」
一夏「ああ、実はある時から身体を鍛え直してたんだよ。」
箒「ある時?」
一夏「ああ。ドイツでの第2回モンドグロッソの時にな。」
まさか、それって。
一夏「そこで俺は誘拐されてな。その時助けてくれた人が、別れる時に言ったんだ。「強くなれ。」って。」
俺だーー!間違いなく俺だーー!
箒「そうか。私も会ってみたいな。」
一夏「そうだな。その時は理由が有ったらしくて顔も名前も知らないけど、また会えたらちゃんとお礼がしたいな。」
やめろ!それ以上言うな!後簪!笑い堪えながら俺を見るな!
そして楯無ー!お前は何時から剣道場の入口にいたんだ!?つか、お前こら、指を指すな。バレたらどうする!?…話しを切り上げさせるか。
修司「一夏、そろそろアリーナに行くぞ。」
一夏「ん、ああ、わかった。」










修司「打鉄は装着したな。」
一夏「ああ。でも、よく準備できたな。予約が一杯だったんだろ?」
修司「アイツのおかげだ。」
一夏「アイツ?ああ、あそこにいる楯無さんか。」
アリーナの観客席で手を振ってやがる。
一夏「そういや、シュウの専用機は何処が用意するんだ?俺のは学園が用意するみたいだけど。」
修司「只今絶賛、尾上金属部品製造所で製作してるよ。」
一夏「お前の家の工場で?」
修司「ああ、コアは伝があるからな。」
一夏「へ〜。」
修司「さ、時間がないし、とっととやるぞ。来い!」
一夏「ああ、行くぞ!」




一夏Side
完敗だ。手も足も出せずに敗けた。千冬姉とやりあえた時点でかなり強いのはわかってたつもりだったけど、ここまで差が有ったなんて。
修司「お疲れさん。落ち込む必要は無いぞ。身体の基礎が違うからな。」
一夏「落ち込む必要は無いとか言われてもな。」
修司「ま、落ち込む暇があったら次に向けて精進しろ。」
一夏「次って、明日だろ。」
修司「明日はもっと上手くISを扱えって、ことだ。」
一夏「無茶言うなぁ。」
修司「アイツに勝つためだろ。」
確かに、セシリアに勝つために頑張ってるんだからな、弱音吐いてる暇は無いか。
一夏「そうだな、明日も頼む。」
修司「よし、明日は早朝練習も加えて今日の3倍のメニューな。」
一夏「それは止めてくれー!」





そして、セシリアとの決闘の日がきた。

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