小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

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第9話『激突!! 謎の少女と2人の魔導師』

〜なのは〜

私が魔法少女になってから10日が経った

学校が終わってからや休みの日など

毎日のようにジュエルシードを探しているのだけど

まだ最初のと神社のとで2つだけしか見つけてないの

明日の休みも朝から頑張って探そうと思ったのだけど

ユーノ君が

「なのは頑張りすぎだよ。たまには休んだ方が良い」

と言ったので

明日はすずかちゃんのお家でのお茶会に参加することにしたの

お茶会の参加者は私とユーノ君とすずかちゃんとアリサちゃん

それにツバサちゃんも参加してくれる見たいなの

あとお兄ちゃんもすずかちゃんのお姉ちゃんの忍さんに会うために一緒に行くの

お兄ちゃんと忍さんは恋人同士なの


翌日の朝すずかちゃんのお家のメイドのノエルさんが

車で迎えに来てくれたのでお兄ちゃんと一緒に乗ろうとドアを開けると

ツバサちゃんがちょこんと座っていたの

私はツバサちゃんに

「ツバサちゃんおはよ。お茶会楽しみだね」

って言ったら

ツバサちゃんはこっちを見て

「ん。おはよ…」

とだけ言ってまた前を向いてボーとし出したの

私はツバサちゃんの隣に座ってすずかちゃんの家に着くまでの間

ツバサちゃんといっぱいお話したの……

ほとんど私が喋ってただけだったけど……


色々お話をしていたらすずかちゃんの家に着いたの

すずかちゃんのお家はお金持ちでとても大きな家なの

初めてすずかちゃんのお家にきたツバサちゃんは

この家を見てびっくりしているだろうと思ってツバサちゃんを見てみると

いつも通りの無表情だったの……


ノエルさんの案内ですずかちゃんの所に案内して貰うと

既にアリサちゃんも来ていたみたいで

「おはよーなのはにツバサ」

「おはようだよ。なのはちゃんにツバサちゃん」

2人が挨拶してきたので私も

「おはよーすずかちゃんアリサちゃん。今日はお茶会に誘ってくれてありがとうなの」

私が挨拶をして隣のツバサちゃんも

「おはよ…」

とだけ言ったの

もうこれはいつも通りなので2人も特に何も言わなかったの


私とツバサちゃんがすずかちゃんたちの所の椅子に座ると

すずかちゃんのお家のもう1人のメイドさんのファリンさんが飲み物は何が良いかを聞いてきたの

私は

「ファリンさんにお任せします」

ファリンさんが入れてくれる物は何でもおいしいのでファリンさんに任せることにしたの

するとツバサちゃんも

「私も…」

と言ったの


お茶を待っている時ツバサちゃんを見てみると

床に大量にいる猫を見ていたの

するとすずかちゃんが

「ツバサちゃん触ってみる?」

と言って手元に持っていた猫をツバサちゃんに渡したの

ツバサちゃんは猫を抱えながら背中を優しく撫でていたの

猫は気持ちよさそうに『ニャ〜』と鳴いていたの

すると周りの猫たちもツバサちゃんの近くに寄ってきて

ツバサちゃんは椅子から立ち上がり

床に座って順に撫でてたの

ツバサちゃんに撫でられた猫はみんな気持ちよさそうに鳴いていたの


いつの間にか

ツバサちゃんの頭や肩や足の上やその周りには

すずかちゃんの家の猫のほとんどがツバサちゃんに懐いていた

その光景を見て私たちは

「ちょっとツバサ!!どうやったらそんなに懐かれるのよ!!」

「ツバサちゃん凄いの……」

「私よりみんなが懐いてる……」

アリサちゃんがツッコミ

私が驚き

すずかちゃんが少し落ち込んでいたの


その後ツバサちゃんが猫たちに『またね…』と言ってこっちに戻ってきたの

椅子に座ったツバサちゃんの足元に

また何匹かの猫が集まっていたの……


ふと私はすずかちゃんの所に来た時は肩に乗っていたユーノ君がいないのに気づき

(ユーノ君どこ行ったんだろ?)

と思って周りを見てみると

さっきまでツバサちゃんの頭の上にいた猫がユーノ君を追いかけ回していたの

するとユーノ君から念話で

(なのはーたすけてー!!)

と助けを求めてきたの

私が立ち上がってユーノ君を助けようと近づいた時

ちょうど部屋の扉が開いてファリンさんがお茶とお菓子を持ってきてくれたの

でもその足元をユーノ君と猫が走り回ってファリンさんは

倒れそうになったので慌ててファリンさんを支えたの

私がホッとして周りを見ると

すずかちゃんとツバサちゃんも一緒にファリンさんを支えていて

アリサちゃんがびっくりしたような顔をしていたの


その後アリサちゃんに何で驚いていたのか聞くと

ファリンさんが部屋に入って来た時

私はユーノ君を助けようと近くにいて

すずかちゃんはファリンさんが入ってきた時に

足元にユーノ君たちがいるから危ないと思い立ち上がって

こっちに近づいている所で

ツバサちゃんは椅子に座ってボーとしてたらしいの

でもファリンさんが倒れそうになった瞬間

椅子に座っていたはずのツバサちゃんがいつの間にかいなくて

ファリンさんの方を見たら

私やすずかちゃんと同じようにファリンさんを支えいてたそうなの

私たちがツバサちゃんに『ツバサちゃん何したの!?』って聞いたら

ツバサちゃんは

「あれぐらい…余裕……」(・・)b

と無表情でサムズアップを決めていたの…


その後みんなで庭に出てお外でお話ししていると

すずかちゃんのお家の庭の林の方からジュエルシードの反応があったの

私がどうしようと焦っていると

ユーノ君が私の手から飛び降りて林の方に走っていったの

私はみんなに

「ユーノ君が何か林の方に行っちゃったから

何かあったら大変だしちょっと連れ戻してくるね」

と言って林の方に向かおうとしたら

「私たちも行こうかな?」

とすずかちゃんが言ったので私は

「私1人で大丈夫だよ。すぐ戻るから」

と言って林の方に走って行ったの……


〜side out〜



〜ツバサ〜

前日ボクはすずかの家でのお茶会に誘われた

そのお茶会の日に

ジュエルシードが発動してフェイトが現れるというイベントがあるため

ボクはその誘いを了承した

家に帰ってネオに

「明日すずかの家でお茶会があるんだ」

そう言うと

「今回は介入するのですか?」

ネオが聞いてきたので

「そのつもりだよ。念話で呼んだら来てほしいな」

ボクがそうお願いすると

「わかりました。ツバサから念話がきたらすぐに行きます」

ネオの返事を聞いてボクは満足し

少し地下訓練場で技の練習をして

ネオとお風呂に入ってご飯を食べて眠った


次の日の朝

家の前に黒のリムジンがやってきて

内心もの凄く驚いていると

車からメイド服を着た女性…ノエルさんが降りてきて

「ツバサ様でございますね。私は月村家でメイドをさせて貰っておりますノエルと申します」

自己紹介をした

「本日はすずか様に言われお迎えに来ました」

ボクはノエルさんに連れられて車でなのはの家にやってきた

なのははボクを見ると

「ツバサちゃんおはよ。お茶会楽しみだね」

と言ってきたので

「ん。おはよ…」

とりあえず挨拶を返しておいた

その後すずかの家に着くまでの間

なのはの話に所々相槌を打っていると

すずかの家に到着した


すずかの家はアニメで見て知っていたけど

実物を見てあまりの大きさに内心びっくりしていた


その後すずかとアリサの元に行き

ファリンにお茶を頼み

椅子に座って床に大量にいる猫を見ていたら

すずかが

「ツバサちゃん触ってみる?」

と言って手元に持っていた猫を渡してきた

ボクは猫好きだったためとても嬉しかった

ボクは猫を抱えて背中を優しく撫でたら

猫は気持ちよさそうに『ニャ〜』と鳴いて懐いてきた

さらに周りを見ると他の猫たちも近くに寄ってきたので

ボクは椅子から立ち上がり床に座って猫を順に撫で行くと

撫でた猫はみんな気持ちよさそうに鳴いていた

そうやっていると

1匹の子猫がボクの頭に乗ってきて

他の小さな猫たちもボクの肩や足の上に乗ってきて……

いつの間にか

ボクは猫に埋もれていた

正直モコモコして気持ち良いので凄く幸せな気分になっていた

するとアリサたちが何か言っているみたいなので

ボクは猫たちに

「またね…」

と言ってみんなの所に戻り椅子に座ったけど

椅子に座っても

また足元に何匹か猫が集まっていた

ボクは1匹拾い上げて足の上に置き背中を撫でながら和んでいた……


その後ユーノが猫に追いかけられたり

ファリンが倒れそうになったので助けたり

少し速く動き過ぎてみんなにツッコまれたり

庭に出てお外でお話しをしたりしていると

庭の林の方からジュエルシードの反応があった……


するとユーノがなのはの手から飛び降りて林の方に走っていき

それをなのはが追いかけて行った……


ボクはそれを見送った後にすずかに

「トイレ…どこ…?」

と聞くとファリンを呼んでファリンに案内するように言った

ファリンに案内されてトイレに入ると

「1stリミット…解除……」

1段階リミットを解除して魔力ランクをDからAにして

「影分身の術…」

影分身を発動させて分身を作り出した

その後、分身はトイレの入口からでてファリンと共にすずかたちの元へ

本体のボクは窓から外に飛び出し

ジュエルシードの元へ向かいながらネオに念話した

(ネオ!!すぐに…)

「呼びましたか?ツバサ」

来てくれと言う前にネオはボクの横を同じ用に飛んでいた

「昨日ツバサに『念話で呼んだら来てほしい』と言われていたので

すぐに転移出来るよう家で待機していました」

どうやらネオは念話が聞こえた瞬間に転移してきたみたいだった

まぁそれは置いといて

「ネオ!!ユニゾンするよ!!」

「わかりました!!」

「「ユニゾン!!イン!!」」

ボクはネオとユニゾンをしたら何か魔力が上がった気がしたので聞いてみると

「どうやら私とユニゾンすると

ツバサの魔力のリミッターが弱まり魔力が少し上がるみたいですね」

ネオが説明してくれた

ネオが言うには今のボクの魔力ランクはAAAぐらいらしい

ユニゾン後のボクの姿は

髪が黄緑色でツインテールに赤の猫耳

上は赤い服で胸の部分に橙色のリボンがあり

下は短めの黒のスカートに黒のニーハイソックスを穿いていた

正体がバレないように目元を隠すようににバイザーを付けている


※詳しく知りたい方は

『FAIRY TAIL ウィンディ服 エドラス編』で調べてみてください

この時のウェンディの髪を青から黄緑にしてバイザーを付けただけの違いです

裏表紙の格好にプラスで目元を隠すバイザーです


ボクがジュエルシードの所に着いた時には

既にフェイトが巨大化した猫に雷撃を放ち

ジュエルシードを封印した後だった


フェイトが封印したジュエルシードを掴もうとした瞬間

ボクは高速で動きフェイトよりも速くジュエルシードを回収した

フェイトは驚いた顔をしながら此方を向き睨みつけてきた

ちなみになのはは何が起こったのかわからずオロオロしながらユーノの説明を聞いていた

「貴方は誰ですか?」

フェイトが睨みつけながらも聞いてきたので

「ボクはツ…月の涙…ルナ・ラクリマ…そう名乗らしてもらうよ」

(あぶなっ!!なのはの前で本名名乗りかけたよ!!)

ボクは即席で考えた偽名を告げた

「ルナ…」

「ルナ…ちゃん…?」

フェイトがボクの名前を復唱しユーノの説明を聞き終えたなのはもボクの名前を呼んでいた

「そうっボクはルナ!!君たちの名前も教えて欲しいな♪」

ボクがそう言うと

「私はフェイト・テスタロッサ…ジュエルシードを渡して下さい!!」

フェイトは自分の名前を言ってバルディッシュを此方に向けてきた

「私は高町なのは!!なのはだよ!!」

なのはは名前を言って……言っただけだな

なのはの方を見ているとフェイトが高速で近づいてきて

魔力刃を展開さしたバルディッシュで斬りかかってきた

それをボクは片手を前に出してプロテクションを発動させた

フェイトの攻撃はボクの防御を突破することが出来ず

一度離れて

「フォトンランサー…ファイア!!」

5つの電撃の槍を飛ばしてきたので

ボクは同じように水色のスフィアを5つ作ってぶつけ相殺した

ぶつかったスフィアは爆発しボクとフェイトの間に煙を上げ2人の視界を遮った

するとフェイトが高速で動いてボクの後ろに回り

バルディッシュを振り下ろそうとしていた

「ごめんね…これで終わり!!」

フェイトは勢いよくバルディッシュを振り下ろしたが……

「ん〜残念。君のスピードじゃボクを捕らえられないよ」

ボクはフェイトが攻撃する瞬間フェイトの後ろに回り込んでいた

「ごめんね〜」

ボクはそう言ってフェイトの背中を蹴り飛ばした

フェイトの落下地点には丁度なのはがいて

なのはは飛ばされてきたフェイトを抱き止めたが

止めきれずに尻餅を突いていた

2人が何か喋っているのを見てボクは2人に向かって

「君たちじゃ1人1人戦っても勝ち目ないよ?2人で来なよ」

ボクがそう言うと2人は一言二言話して此方に向かってデバイスを構えた……

〜side out〜



〜フェイト〜

私は原生生物に憑りついているジュエルシードを

原生生物ごと雷撃の魔法で攻撃し封印した

私が封印したジュエルシードを掴もうとした瞬間

高速で誰かが私の前のジュエルシードを回収した

私はすぐにジュエルシードを盗った人の方を睨みつけて

「貴方は誰ですか?」

何者なのかを聞いた


「ボクはツ…月の涙…ルナ・ラクリマ…そう名乗らしてもらうよ」

目の前の赤い服の魔導師?はそう名乗った

「ルナ…」

私が彼女の名前を復唱すると

「そうっボクはルナ!!君たちの名前も教えて欲しいな♪」

彼女は私たちの名前を教えて欲しいと言ってきた

「私はフェイト・テスタロッサ…ジュエルシードを渡して下さい!!」

私は自分の名前を言ってバルディッシュをルナに向けて威嚇した

「私は高町なのは!!なのはだよ!!」

白い魔導師の子も自分の名前を言って……言っただけ?

この子もジュエルシードを集めていたから

それを盗ったルナを警戒してデバイスを構えるぐらい……

多分この子は魔導師になったばっかで実戦経験が余りない見たいだね……

私はこの子はほっといても大丈夫だろうと高速でルナに近づき

魔力刃を展開さしたバルディッシュで斬りかかった

でもルナは片手を前に出してプロテクションを発動させた

デバイスも無しに発動されたそれは

私の攻撃では突破することが出来なかった


私は一度離れて

「フォトンランサー…ファイア!!」

周囲に5つの雷のスフィアを作り

そこから槍のような魔力弾を発射した

するとルナも水色のスフィアを5つ生成してぶつけて相殺してきた

ぶつかったスフィアは爆発し私とルナの間に煙を上げ2人の視界を遮った

私はこれをチャンスだと思い

「ソニックムーブ!!」

加速魔法を使いルナの後ろに回り込み

バルディッシュを振り下ろそうとしながら

「ごめんね…これで終わり!!」

ルナに傷を付けてしまうだろう事を謝り

勢いよくバルディッシュを振り下ろしたんだけど……


そこには既にルナはいなくて

「ん〜残念。君のスピードじゃボクを捕らえられないよ」

聞こえてきたのは私の後ろから

慌てて後ろを向こうとすると

「ごめんね〜」

と言う言葉と共に背中を蹴り飛ばされた

私は勢いよく地面に向かって落下し地面にぶつかる衝撃に耐えようとしたら

落下地点にあの白い魔導師の子がいて後ろに倒れながらも私を受け止めてくれた

「いたぁ〜(&gt;o&lt;;)え〜とフェイトちゃんだったかな?大丈夫?」

白い魔導師の子は私を心配して話しかけてきたので

「うん…何とか…助けてくれてありがとう」

私はお礼を言った


私たちが話しているとルナが

「君たちじゃ1人1人戦っても勝ち目ないよ?2人で来なよ」

そう挑発してきたので

「私1人じゃ勝てなさそうだ…でも2人なら…」

私はルナに1人では無理だと判断して

(手伝ってくれないかな?)

と思いながら言って見ると

「うん。2人で頑張ろうなの」

何か笑顔で了承してくれた

「なのはが得意なのは射撃魔法と砲撃魔法だよ」

この白い魔導師…なのはの得意な魔法をフェレットが教えてくれた

(この子…なのはの使い魔なのかな?)

「私が接近して戦うから射撃でフォローお願いできるかな?」

私がそう言ってルナにデバイスを構えると

「わかったの!!」

なのはもデバイスをルナに向かって構えた……


〜side out〜




〜ツバサ(ルナ)〜

2人がデバイスを構えて

まずなのはが

「ディバインシューター」

3つの桃色のスフィアを展開し

「シュート!!」

打ってきた

ボクはそれをプロテクションでガードした

するとフェイトが

「アークセイバー!!」

バルディッシュの魔力の刃を飛ばし

その後ろから突っ込んできた

ボクはプロテクションを解除して飛んできた魔力刃を

横に移動して回避したけど

ボクが回避するのを予測していたのか

フェイトがバルディッシュで斬りかかってきた

「ディスク…Set up」

ボクがそう言うとボクの左腕に付いている銀の腕輪が光り

デュエルディスクを起動させ

フェイトの攻撃をそれで受け止めた


ボクがデバイスを起動させた事で

フェイトは警戒し一度距離を離した

ボクはその間にディスクからカードを5枚引き

さらに…

「ボクのターン!!ドロー!!」

1枚カードを引いた

そして1枚のカードをディスクに差し込み

「魔法カード発動!!サイクロン!!」

魔法カードを使った


ボクの使った魔法カード『サイクロン』は

遊戯王だと

『フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。』

と言う効果だけどこの世界では変わっていて

『相手の武器、または相手自身を吹き飛ばす。』

と言う効果に変わっている

他のカードも色々変わっているのだけど

それはまた出てきた時に説明するよ


そしてボクが今回使用したサイクロンは

今にも砲撃を発射しようとしていたなのはを襲い

なのはのデバイスを弾き飛ばした


ボクがなのはに攻撃している隙をついて

突っ込んでくるフェイトに対して

ボクはもう1枚のカードをディスクに差し込んで

「魔法カード発動!!ファイヤー・ボール!!」

ボクがそう言うとボクの周りから3つの火球が出てきて

フェイトに向かって高速で発射した


この魔法カード『ファイヤー・ボール』は

遊戯王だと

『相手ライフに500ポイントダメージを与える。』

と言う効果だけどこの世界では

『相手に向かって3つの火球を発射する。(非殺傷設定可)』

と言う効果に変わっている


フェイトは咄嗟にプロテクションで火球をガードしていたけど

ボクはこの隙にもう一枚のカードを発動した

「装備魔法!!稲妻の剣!!」


この装備魔法『稲妻の剣』は

遊戯王だと

『戦士族モンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップし、

フィールド上に表側表示で存在する全ての水属性モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。』

と言う効果だけどこの世界では

『雷属性の剣。刀身に電気を纏っていて斬りつけた相手を痺れさせることができる。(非殺傷設定可)』


そしてボクは動きを止めているフェイトに向かって行き

稲妻の剣で斬りつけた

フェイトはプロテクションをもう一度張ったが

ボクの攻撃はそのガードを破壊して

フェイトの腹部を斬り

地上で吹き飛ばされたデバイスを拾っているなのはに向かって叩きつけた

※非殺傷設定なのでフェイトの体が真っ二つ何て事にはならない


フェイトは稲妻の剣の付加効果により体が痺れて受け身も出来ない状態で

そのままなのはにぶつかった

ボクが2人の方を見てみると

2人共バリアジャケットが解除されていて

目を回して折り重なった状態で倒れていた……


ボクは2人に向かって

「今回はボクの勝ちだね。

またジュエルシードを集めていたら会うこともあるだろうから

その時までにはもう少し強くなっててね」

ボクはそう言って転移魔法を発動してその場から去った…


転移先はすぐ近くの木の枝の上

バレないように気配を隠していると

2人の元にオレンジ色の狼…アルフが慌ててやってきた

アルフは倒れているフェイトを抱きかかえて

倒れているなのはを睨みつけた

しかしフェイトが何かをアルフに言うと

アルフは驚いたような顔をした後

転移魔法を発動して

この場を去って行った

そしてこの場には

倒れているなのはと空気化していたユーノを残すだけとなった

それを眺めていると後ろからボクの分身がやってきて

「なのはを探しにきたよー」

そう言った

ボクはユニゾンを解除して

「じゃーボクが連れて行くから。分身のボクはネオを転移で家まで連れて帰ってあげて」

ボクがそう言うと分身のボクはネオを連れて家に転移した

ボクがなのはの元に行こうとしたら分身のボクが消えたみたいで

分身のボクの記憶が頭に流れてきた……

〜side out〜



〜ツバサ(分身)〜

分身のボクがファリンに連れられてトイレから戻ると

アリサちゃんとすずかちゃんは

なのはが中々帰って来ないと心配していた

その後10分ぐらいしてから

「ちょっと私なのはを探してくる!!」

アリサがそう言ったので

「私が…行く……」

ボクはアリサを押さえて言った

すると

「1人じゃ危ないよ?みんなで行った方が…」

すずかが心配してきたけど

「大丈夫…問題ない……」(・・)b

ボクは自信満々にサムズアップを決めた

それで2人は引き下がって

ボク1人で林の中に入って行った

〜side out〜



〜ツバサ〜

ボクが倒れているなのはの元に向かうと

ユーノがワタワタと手を振って焦っていた

ボクは無言で

右手を膝の裏に通して左手は背中から抱くようにして

お姫様だっこの形でなのはを抱き上げて

2人の元へと歩いて行った

ユーノはちょこちょことついてきている

向かう途中なのはが目を覚まして

「え〜〜!?」

今の状況に驚いて顔を赤くしていた


そのままみんなの元に戻ると

すずかとアリサが

「どうしたのよなのは!?」

「大丈夫?なのはちゃん?」

ボクに抱かれているなのはを心配した

「倒れてた……」

ボクがそう言うと

「えっと…えっと…

ユーノ君を追いかけてたら転んで気絶してたみたいなの……」

なのははそう言って誤魔化していた


なのはが『そろそろ降ろして欲しいな』と言ったので降ろしてあげて

部屋に戻って残りの時間をみんなでゲームをして過ごした……


?みんなでやるテニス

『6−0 Game set』

「勝てる気がしないの…」

「完封…」


?みんなでやるゴルフ

『Hole in one!!』

「パー72のコースを36で回るなんて……」

「余裕……」


?ストリートで戦う格闘ゲーム

『KO!! Perfect!!』

「も〜少しもダメージが与えられない〜!!」

「まだまだだね……」


今回もボクの圧勝でゲーム大会が終わった

「次やった時は〜」

アリサが何か言ってたけど気にしないことにして

そろそろ帰る時間になったので

ノエルさんに車で送ってもらった……





作者コメ

どうもクリスです

読んで頂きありがとーです

今回ツバサの偽名が出てきましたが

『ルナ・ラクリマ』

ラテン語で
ルナ(ルーナ)=月
ラクリマ=涙

こんな感じにしました


あとツバサのデバイスのディスクについてですが

この世界でのツバサが持つ遊戯王のカードの効果は

実際のカードと似たような効果があるって感じです



質問とかコメ頂けたら答えれるものは答えます〜

先の展開に関わるのは『後々出てきます』で済ますかも〜



今回のでジュエルシードは
なのは  : 2
フェイト : 0
ツバサ  :16
残り   : 3

 
次回は学校での日常になると思います

次回『静かな少女と平凡な日常』

-11-
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