小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

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第12話『帰ってきた銀髪君!!だが誰も君を待っていない!!』

〜霧島白亜(銀髪君)〜

俺は原因不明の事故で足の骨を折ってしまい

3週間の入院をすることになって

退院しても足にギプスが付いた状態で

松葉杖を使った生活をする…予定だった…


だがしかし!!俺には魔法がある!!

神から貰ったデバイスの中には簡単な回復魔法があり

俺は少しずつ足を回復させて

退院する時にはギプスも無く完治させることに成功していた

医者達は俺の回復力に驚いていたが

そんなのはどうでもいい

これで原作介入に支障が出ずに済むぜ


そして俺は退院して

今日からやっと学校に行けるようになった


入院中気になることがあったんだが

なのはが魔法少女になってから2週間ほど経つのに

テレビのニュースとかを見ていても

原作のサッカー少年の持つジュエルシードが

大きな木を発生させて町を破壊した事件が

まだ起きてないのだ

確かあの事件はフェイト登場の前だから

そんなに後の方では無かったハズだ


だから俺の予想だと

あのジュエルシードが発動したのは

サッカー少年が彼女に告白する時だったから

もしその女が俺に惚れていて

サッカー少年がその事に気付いてれば

告白をするのをやめて拾った宝石(ジュエルシード)は必要ないと

どこかに捨ててしまうのではないかと

そしてそのジュエルシードは

なのはかフェイトが回収して

何も起きずに終わってしまったと考えられる


だから実際原作はもっと進んでいるだろう


もしすずかの家でのイベントが終わっていたら

フェイトとの初遭遇イベントを逃したことになる

出来ればこれは避けたい


さらに一番大事な温泉旅行のイベントだ

去年は俺の知らない間に行ってたみたいで

参加することが出来なかったけど

今回はなのは達にそれとなくいつ行くかを聞こうと思う

直球で聞くとなのは達は恥ずかしがって中々答えてくれないからな

そして俺は一緒に温泉旅行に行ってなのは達と同じ風呂に入るんだ

大丈夫俺の今の年齢は9才だから女湯に入っても何の問題もない

最初はなのは達も恥ずかしがるだろうけど

すぐに俺に全てをさらけ出してくれるだろう

そして夜にはフェイトとなのはの戦いだ

2人の戦いは邪魔をせずに俺はアルフと戦って

その戦いの間にアルフも俺に惚れさせようと思っている


フェイト?

フェイトは俺のプランだと

なのはとフェイトの最終決戦後

プレシアがフェイトに『大嫌い』と言って

フェイトが崩れた時を狙う

自分の信じていたものに裏切られて

心を閉ざしてしまったフェイトを

俺が慰めてやるんだ


その後は時の庭園になのは達と乗り込んで

傀儡兵をクロノより先に俺が圧倒的な威力の魔法で

全て消し去ってやる

するとそれを見たなのはが『白亜君すごーい』と惚れ直すだろう


そしてプレシアの所に行って

虚数空間にプレシアが飛び込みその近くで

プレシアを助けるのに失敗し

自分も落ちてしまいそうになっているフェイトを

原作だとなのはが助けるんだけど

俺は原作ブレイクしてなのはの代わりに俺が助けるんだ

そして

『プレシアさんは残念だったけどフェイトには俺がいる』

そう言って抱きしめてやれば

フェイトはもう完全に俺に惚れてしまうだろう


これが原作無印での俺の予定だ

予定通り進める為にも絶対に温泉旅行には行かないといけない

取り合えす学校に行ってなのは達に今年の温泉旅行はいつ行くのか聞いてみるか


俺はそう思いながらアパートを出て学校へと向かった……


〜side out〜


〜なのは〜

家族やみんなとの今年の温泉旅行も終わって

連休明け……学校への登校日なの


私はいつも通り家を出て学校へと向かうバス停に来たの

バスが来て乗り込むと

いつも通りすずかちゃんとアリサちゃんがいて

楽しくお話しをしながら学校へと向かっていたの


バスが次のバス停で止まったの

(いつもはここで乗る人がいないから止まらないはずなのに…)

私がそう思っていると

青い髪の女の子……ツバサちゃんが乗ってきたの


すぐに私が

「ツバサちゃーんこっちこっちー」

そう言ってツバサちゃんを呼んだの

するとツバサちゃんはトコトコとこっちに来たので

私たちは両端に少しずつ寄ってツバサちゃんが座るスペースを作ったの

そしてツバサちゃんはそこへ座ったの


「ツバサもバスで通ってたのね」

「うん……」

「でも同じバスで行くのって初めてだよね?」

「今日は…寝坊した……」

「そう言えばいつもツバサちゃんのが学校に来るのが早いの」

「いつもは……1本早いので行ってる……」

「じゃー明日からも今日と同じバスで一緒に行こうよ」

「わかった…」


すずかちゃんの言葉にツバサちゃんが頷いて

明日からも朝のバスでツバサちゃんと一緒に学校に行けるようになったの


学校についてみんなで温泉旅行の話をしていたら

「みんなおはよう!!」

アイツがやって来たの……

〜side out〜


〜アイツ(銀髪君)〜

学校に着いた俺はすぐに教室の扉を開けて

「みんなおはよう!!」

クラスの女の子達に挨拶をした

男?そんなのはどうでもいいんだよ

そして俺はなのは達を見つけて

「なのはにすずかにアリサー」

3人の名前を呼びながら近づき

「恥ずかしいのかもしれないけどお見舞いに来てくれなくて寂しかったぞ」

そう言ってなのはの頭を撫でようとしたら

「触らないでほしいの!!」

そう言って手を払われてしまった

(あ〜なるほどこんな人前じゃ恥ずかしいってことか)

俺はそう思って

「はははっなのは恥ずかしがらなくてもいいんだぞ?」

なのはにそう言った

するとなのははまだ恥ずかしいのか顔を赤くして怒ったような顔をしていた

その後すずかとアリサにも同じように撫でようとしたけど

同じように手を払われてしまった

そして俺が入院する前からなのは達と一緒にいた

原作には出てこないモブキャラだけど可愛かったので

「君も俺の事を心配してくれていたのかな?」

そう言いながら頭を撫でようとすると

「「「ツバサ(ちゃん)に触らないで!!」」」

3人が俺の顔面をグーで殴ってきた!?

俺は殴られた勢いで倒れて

「ははは…やきもちか……みんな……」ガクッ

そう言って意識を手放した……


〜side out〜


〜ツバサ〜

ボクを撫でようとした銀髪君はなのは達によって排除された

そして先生がやってきて

倒れている銀髪君を誰か保健室に連れて行ってくれと言っていたが

誰も返事をせず仕方なく先生が銀髪君を担いで連れて行った

10分程して先生が戻ってきて今日の授業が始まった


〜side out〜



〜銀髪君〜

なのは達のヤキモチによって気絶した俺は

昼休み頃に目を覚ました

俺が教室に戻った時には昼休み終わる5分前ぐらいだった

教室の中を見てみると半裸の男子が多数……

5時間目は体育だったので女子は全員更衣室の方へ行き

教室では男子が体操服に着替えていたのだ

俺は軽い立ち眩みを耐えて体操服へと着替えて運動場へと向かった


〜side out〜


〜なのは〜

5時間目は体育なの

みんなで更衣室で体操服に着替えて運動場に向かったの


運動場には既に先生と男子がいてその中にアイツがいたの

(む〜復活しちゃったの……)

私は少し落ち込みながら集合場所へと向かったの


今日の体育は持久走だったの

最近、魔法の特訓で体力が少しは増えてるけど走るのは苦手なの……


そして男女交ざって運動場のトラックを走り始めたの

何周か走っている内に

いつの間にか私は一番前の人とは大分離されていて

追い越される寸前だったの


ちなみに先頭グループは

すずかちゃんとツバサちゃんとアイツだ

アリサちゃんは真ん中よりも少し前ぐらいだった

私は後ろの方なの……

私が息絶え絶えで走ると言うよりも歩くに近いスピードでいると

アイツがやってきて

「なのは大丈夫か?俺が肩を貸してやるよ」

何か言ってきたから逃げようと思っても

体力が切れた私はスピードを上げる事が出来なかった

私が『ヤバイ』と思っていると

ツバサちゃんが

「乗って……」

私の耳元でそう言ってから

私の前に出てかがんだ

そして私はツバサちゃんの背中に覆いかぶさったの

するとツバサちゃんは私を背負ったまま走り出したの

並走していたすずかちゃんが

「なのはちゃん大丈夫?」

そう聞いてきたので

「にゃはは……結構キツイかも……」

『キツイ』と私は答えたの

「おーいなのはにすずかー待ってくれよー」

すずかちゃんと軽く話しをしてたら

後ろからアイツがやって来たの

するとツバサちゃんとすずかちゃんが

「スピード…上げるよ……」

「うん。わかった」

そう言ってアイツが追い付けないような速さで走ったの

ツバサちゃんは私を背負いながら……


その数分後先生が終了の合図を出したの

体力が切れた子は別に無理して走る必要は無かったみたいで

ツバサちゃんにおんぶして貰ってた私が何か言われる事は無かったけど

先生はツバサちゃんに『不知火凄いな…』そう言っていたの

ちなみにアイツは私たちを全力で追いかけて体力切れで

『ぜーぜー』と倒れている

すずかちゃんも疲れているみたいで『はぁはぁ』と息を荒くしていた

ツバサちゃんは……いつも通りの無表情で

疲れを全く感じさせなかったの……


このあと更衣室で

「ツバサちゃんさっきはありがとうなの」

私がそう言うと

「うん……」

それだけを言って着替え始めたの

私も着替えようとしたけど

汗で体操服が引っ付いて中々脱げなかったの

周りの子達も手こずってるようだけど

ツバサちゃんは汗を掻いて無いようで

普通に着替えていたの


放課後温泉旅行の時の写真をみんなで見ていると

ツバサちゃんの寝顔を撮った写真がいくつかあったの

それを順に見ていると浴衣がはだけて

胸が見えちゃってる写真があったの!?

私たちは慌てて


「誰よこれ撮ったの」

「ごめんねツバサちゃん写真のデータ確認せずに持ってきちゃって」

「ごめんなさいなの」


ツバサちゃんに謝ると


「問題ない……多分撮ったのはネオだと思う……」


そう言って1枚の写真を渡してきたの

それには胸元だけじゃなく下の方もはだけていて

丸見えだったの……

「「「…………………」」」

私たちはツッコミ所が多くて一瞬固まった後


「ちょっとネオさん何撮ってるのよ!!」

「あの時ツバサちゃんってパンツ穿いて無かったの!?」

「にゃー!?何で私に渡すの!?」


私達が騒いでいると


後ろから

「よぉみんな。何話してるんだ?」

アイツがやってきて慌てて私はツバサちゃんの写真を隠したの

アイツは机の上にある写真を見て

「まさか今年の温泉旅行終わったのか……!?」

驚いた顔をして言ってきた

「アンタには関係ないでしょ!!」

アリサちゃんがそう言うと

「くそっまさか原作がここまで進んでいるなんて……」

何か呟いた後に

「すまんみんな!!少し用事が出来たから先に帰るよ」

帰ってくれたの


その後はまたみんなで写真を見て欲しい写真があったら

写真のデータを持っている

すずかちゃんに言って明日持ってきて貰うの

私達が欲しいのを言ってすずかちゃんはそれをメモしていたの


私はふとさっきの事を思い出して

アイツが来たからとっさに隠した

ツバサちゃんの色々と見えちゃってる写真を取り出して

ツバサちゃんに渡したの

「えっと…ツバサちゃんこれ……」

すると

「あげる……」

そう言われたの

私としては物凄く困るの!!


私は助けを求めるようにアリサちゃんの方を見ると

サッ

目を逸らされたの……

そしてすずかちゃんの方を見ると


「ツバサちゃんさっきのデータは消しておくね」

私の方を見ようとせずにツバサちゃんに話しかけていたの

私は仕方なくこの写真を持って帰る事にしたの……


私がツバサちゃんの写真を持って帰る事が決まってから

アリサちゃんの迎えの車に一緒に乗せて貰って家に帰ったの


家に帰った私はすぐにツバサちゃんの写真を

破いたり捨てたりはしたくなかったから

机の引き出しの中にそっと入れておいたの……


〜side out〜


〜ツバサ〜

家に帰ったボクは


「ネオーただいまー」

「お帰りなさいツバサ」

「一昨日の温泉旅行の時にボクの寝てる写真撮った?」

「はい。ツバサがとても可愛かったので」

「胸が見えちゃってる奴も?」

「はい。ツバサがとても可愛かったので」

「何か下まではだけてたのも?」

「はい。ツバサがとても可愛かったので」

「パンツを穿いて無かったのも?」

「それはツバサが穿き忘れていただけですね」

「………りょーかい」

「問題ありましたか?」

「いや特に無いよ。見られても平気だし」

「そうですか。ではご飯にしましょうか」

「うん」


こうして何気ない日常が過ぎて行った




作者コメ

クリスです。

アクセス数が何と5万を突破する直前でした

あと1500ぐらい〜

たくさんの人に読んで頂いているみたいで

ありがとうございます


これからも誤字脱字誤変換などあるでしょうが

出来るだけ早めに執筆していきたいと思います


次の話は街中でのジュエルシードを巡っての戦いです

とうとう銀髪君がジュエルシード事件に絡んできます!!

次回『街中での対決!!現れた銀髪君』

-14-
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