小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

第11話『温泉旅行と真夜中の決闘』

〜なのは〜

今日はみんなで温泉旅行なの


今は翠屋の前で集合しているの

すると翠屋の隣の家からツバサちゃんとネオさんが出てきたの

「お待たせして申し訳ございません」

ネオさんは既にみんなが集まってるのを見て謝っていたの

すると

「はははっ全然大丈夫ですよ」

私のお父さんがネオさんに『大丈夫』だと言っていたの

私がお父さんとネオさんを見ていると

ツバサちゃんがチョコチョコとやってきて挨拶をしてきたの


「おはよ……」

「うん。おはよっツバサちゃん」

「ツバサおはよう」

「おはようだよツバサちゃん」


私たちもツバサちゃんに挨拶をして

「それでは行きますか」

お父さんが出発の合図を出したので全員車に乗ったの


車は2台で

お父さんが運転する車には

お父さん・お母さん・お兄ちゃん・お姉ちゃん・忍さん・ネオさん


ノエルさんが運転する車には

私・アリサちゃん・すずかちゃん・ツバサちゃん・ノエルさん・ファリンさん

あとユーノ君


以上のメンバーで温泉旅館に向かって出発したの


車の中では『温泉楽しみだね』とか『卓球で勝負よ』とか

楽しくお話していたの


温泉旅館に着き部屋に荷物を置いた後

「さっそく温泉に行きましょ」

アリサちゃんが温泉に行こうと言ったの

それを反対する人は誰もいなくてみんなで温泉に向かったの


入口でお父さんとお兄ちゃんは男湯に入って行き

その他は女湯へと入って行ったの

その時ユーノ君が念話で

(なのは!?僕は男湯の方へ行くよ!!)

そう言ったんだけど

「ほらっユーノ!!私がしっかり洗ってあげるわ!!」

アリサちゃんがユーノ君を連れて入って行ってしまったの

まぁ私も連れて入る気だったから問題ないの


私は脱衣所で服を脱ぎ

私とアリサちゃんとすずかちゃんとツバサちゃんは

大人組より早く脱衣所を出て温泉に向かったの

お湯を体に掛けて私たちは温泉に入ったの

でもよく見るとツバサちゃんは掛け湯をした後

温泉の中には入らずに入口の方を見ていたの


「ツバサちゃん入らないの?」


私がそう聞くと


「ネオ…待ってる……」


そう答えたの

するとアリサちゃんが


「温泉の中に入って待ってなさいよ」

「あ…」


そう言ってツバサちゃんの腕を引いて温泉の中に入れたの

するとツバサちゃんはお湯に片足が入った瞬間前のめりに転んだの


「きゃっ」

「大丈夫ツバサちゃん?」

「ちょっとツバサどうしたのよ!?」


ツバサちゃんが倒れたことによってお湯が『ザバ−ン』ってなって

私は驚きすずかちゃんとアリサちゃんはツバサちゃんの心配をしていたの

ツバサちゃんの方を見ると

ツバサちゃんはお湯に沈んでいたの!?

私たちが慌てていると


「ツバサだいじょうぶですか?」


いつの間にかネオさんが現れてツバサちゃんを抱きかかえていたの


「問題ない……」


ツバサちゃんは今のを『問題ない』と言ったけど


「問題なくありません。何故私が来るのを待たずに温泉に……」


ネオさんがそう言うと


「ごめんなさい…私がツバサを無理やり……」


アリサちゃんが暗い表情で言ったの


「あーそうでしたか。謝る必要はありませんよ
ツバサは少し特殊な体質で水の中だと体に力が入らなくなるんです」


ネオさんの発言にびっくりしてツバサちゃんの方を見ると

「………」(・・)b

何故かサムズアップされたの……


「それならそうと先に言っときなさいよね」

アリサちゃんがツバサちゃんにそう言うと


「うん…次からは…言う…?」

「何で疑問形なのよ!?」

「何となく……」


そんな感じでお風呂に入っていたの

ツバサちゃんはネオさんの足の上に座った状態でネオさんに抱かれていたの

一度お湯から出て体を洗うことにしたの

アリサちゃんはユーノ君を『グシャグシャ』と洗って?いったの

(なのはーたす…たすけてー)

何か聞こえたけど無視することにしたの

ツバサちゃんはお湯から出たら普通に自分で歩いて行き体を洗っていたの


「ツバサちゃん大丈夫なの?」


私がそう聞くと


「大丈夫……」


大丈夫だと答えてくれたの

その後ツバサちゃんと洗いっこをして

また温泉に浸かったの

今回はネオさんに

「私たちが一緒に入ります」

と言っておいたの


ツバサちゃんは本当に水の中だと力が入らないみたいで

手を離したらすぐに沈んでしまいそうだったの

でもツバサちゃんはこんな状態でも


「温泉…気持ち…いい……」


そう言っていたの


私たちが温泉から上がって部屋への廊下を歩いていると

オレンジ色の髪をした女の人が急に話しかけてきて

去り際に念話で話しかけてきたの!?

『忠告しておくよ、子供はいい子にしてお家で遊んでな。
オイタをするようなら、ガブっといくよ?』

そしてその人は温泉の方へと歩いて行ったの……


その後アリサちゃんが卓球をしようと言って卓球場に来たの


「ツバサ!!勝負よ!!」

「わかった……」


アリサちゃんがツバサちゃんに勝負を挑んでツバサちゃんもそれを承諾したの

勝負の結果は……

何となく予想出来ていたけどツバサちゃんの完封勝利だったの


ツバサちゃんのボールは毎回いろんな回転がかかっていて

アリサちゃんがラケットで打とうとしたら

ツバサちゃんの所とは全く違う所に飛んで行ったの

他にもツバサちゃんが打つ球が

卓球台の角の部分に高確率で当たったり

ネットの上を転がったり

跳ねなかったり

凄く速かったり

直角に曲がったり

凄く高く跳ね上がったりと

アリサちゃんが勝てる雰囲気が全く無かったの……


その後はみんなで楽しく卓球をして汗を掻いたので


「汗掻いちゃったしもう一度温泉入りにいこっか」

「そうね行きましょうか」

「うん。行くなの」

「私……汗掻いて無いよ…?」


ツバサちゃんは汗1つ掻いてなかったけど


「いいからツバサも行くわよ!!」


アリサちゃんが腕を引っ張って一緒に連れて行ったの

その後私達はツバサちゃんを囲んで温泉に入ったの


温泉からあがった後は部屋に戻ってご飯を食べたの

その後はすずかちゃんが持ってきたトランプで遊んだの


〜side out〜


?ババ抜き

「ツバサちゃんがポーカーフェイス過ぎるの……」

「………あがり…」

「負けたの……orz」


?ポーカー

「ツバサちゃん私はフルハウスだよ!!」

「ジョーカー入れてのAのファイブカード……」

「………orz」


?スピード

「ちょっ!?ツバサ速すぎよ!!」

「おわり……」

「1枚も出せなかった……orz」


〜ツバサ〜

3人が両手をついて落ち込んでいた為

ボクは大人組の方に行った


大人組は麻雀をやっていて

ボクも参加させて貰った


まずはボクの親番で自動卓から牌が出てきた

そしてボクは牌をツモって……


「あ……天和………」


既に役が完成していた為、牌を倒し全員に告げた

その後も


「ツモ…リーチ一発平和純全三色一盃口ドラ3……数え役満……」

「ロン…大三元……」

「ツモ……九蓮宝燈……」


楽しく麻雀をやったよ

何か対戦メンバーがorzってたけど……


その後は何部屋かに分かれて寝る時間になった

大人組で3部屋と子供組で1部屋だ

そして全員が眠りについた深夜にそれは起こった……


〜side out〜



〜なのは〜

ツバサちゃんにトランプで完敗したあと

私とアリサちゃんとすずかちゃんとツバサちゃんは

部屋に布団を敷いて少しお話をしてから眠ったの

私が気持ちよく寝ていると……

(なのは!!ジュエルシードの反応だ!!)

ユーノ君の念話で起こされたの……


でもジュエルシードの捜索も大事なので

(わかったの)

すぐに返事をして

レイジングハートを片手に窓から飛び立ったの


〜side out〜


〜ネオ〜

私は原作知識から

今日の夜にジュエルシードの反応があるのがわかっていたので

ジュエルシードの反応を感じてすぐにツバサに念話しました

(ツバサジュエルシードの反応です!!)

………

でもツバサから返事が返ってきません…

(ツバサー?)

………

もう一度呼んでも返事はなく

(もしかして熟睡中?)

………


私はツバサの元に瞬間移動で移動して見てみると

どうやら私の予想は当たっていたみたいです…

ツバサはとても気持ちよさそうに寝ていました……


私はツバサを揺すりながら

「ツバサ起きてくださいジュエルシードの反応がありましたよ」

そう言うと

ツバサは少し目を開けて

「い…く……」

凄く眠そうな声で『行く』と答えました

「わかりました」

私はまだ布団の中にいるツバサを抱き上げて

窓から外へと飛んで行きました

〜side out〜


〜ツバサ(ルナ)〜

あの後ボクはネオとユニゾンをして1stリミッターを解除し

ジュエルシードの反応があった所に来たんだけど…

なのはとフェイトそれにユーノとアルフがそれぞれ戦っていた…

「出遅れた……」

ボクがそう呟くと

(熟睡してるからです!!)

ネオに怒られた……


とりあえずボクは戦闘中の2人の間に飛び込んで

「途中参加ごめんねー」

そう言いながら2人攻撃を止めた……


〜side out〜


〜フェイト〜

私はジュエルシードを探して今は林の中にいる

探査魔法を使い『この辺りにあるはず…』と探していたら

ジュエルシードの反応があった

私はすぐにそこへ向かい封印する事に成功した

前回はこの後あのルナって子に盗られちゃったから

私は辺りを見回してからバルディッシュにジュエルシードを収納した


するとルナじゃなくてなのはがやってきた

(そーいえばアルフがこの近くの温泉宿で会ったって言ってたっけ)

私はそう思ってたらなのはの使い魔?が

「それは危険な物なんだ!!こっちに渡して欲しい!!」

ジュエルシードを渡せと言ってきた

私が母さんに頼まれて探し始め…やっと手に入れた物を渡せ?

(絶対に嫌だ!!)

私はそう思いバルディッシュを使い魔に向けた


だけど

「フェイトちゃんの相手は私だよ!!」

そう言ってなのはがデバイスを向けてきた

「なのはも私から…私と母さんとの繋がりを奪おうとするんだね……」

「えっ?」

私にとってこのジュエルシードの捜索は

初めて母さんにお願いされた事なんだ

だから私は…絶対に集めるんだ!!


私がそう決意した時

アルフがなのはの使い魔に襲い掛かかったんだけど

防御魔法で防がれて強制転移で離れた所に転移した


私はなのはに向かって

「フォトンランサー…ファイア!!」

5つの雷の槍のような魔力弾を発射した

なのはも

「ディバインシューター…シュート!!」

5つの桃色のスフィアを展開し放ってきた

2人の魔法がぶつかる瞬間…1人の人影が見えた……


私となのはの魔法がぶつかったそこは煙があがっていて

その煙が晴れたそこには……

「途中参加ごめんねー」

ルナがいた……


〜side out〜


〜ツバサ(ルナ)〜

ボクが現れると2人は驚いた顔をしていた

そしてボクは

「もうジュエルシードは回収されちゃったかー」

呑気にそう言って

「じゃーみんなでジュエルシードを1つずつ賭けて勝負しない?」

ボクはジュエルシードを賭けて勝負を申し出た


すると

「私は構いません…ルナのジュエルシード頂きます!!」

フェイトがデバイスを構えて答えて

「私も勝ってジュエルシードを貰うの!!」

なのはもデバイスを構えて答えた


「オッケー2人は協力してもいいしバラバラで戦ってもいいよ」

2人の答えを聞いてボクはデバイスを…構えることはせず浮いていた


そしてすぐにフェイトが斬りかかってきて

なのはが魔力弾を飛ばしてきた

ボクはなのはの攻撃をプロテクションで止めて

斬りかかってきたフェイトの腕を掴みなのはの方へ投げた


特に強く投げたわけでも無かったので

フェイトは普通になのはの隣に着地した


2人はボクが来る前までの険悪な気配は無くなり

少し話してからデバイスを構えて


「私はユーノ君の探し物を手伝うために!!」

「私は母さんにお願いされて!!」

「「ルナ(ちゃん)は何故ジュエルシードを集めるの?」」


2人は自分がジュエルシードを集める理由を言い

そしてボクが何故ジュエルシードを集めるかを聞いてきた

「ボク?ボクが集める理由は危険だからだよ」

ボクがそう言うと

「危険……」

フェイトは呟き…

「じゃー1人で集めるんじゃなくて協力して集めようよ」

なのはは『一緒に集めよう』と言ってきた

ボクは人差し指を下唇に当てて考えるふりをして

「ん〜ごめんね
今のなのはの実力じゃ居ても居なくても同じだから……
ボクに勝てたら一緒に探してあげるよ!!」

ボクはそう言って

「ラステル・マステル・マギステル!!
光の精霊20柱!! 集い来たりて 敵を射て 魔法の射手 連弾・光の20矢!!」

20の光の矢を放った……


〜side out〜


〜フェイト〜

私はルナにジュエルシードは危険な物と言われて

(何故母さんはルナが言うような危険な物を集めているのだろう?)

少し考え込んでいたら

「危ないフェイトちゃん!!」

なのはの声で『ハッ』と前を向くと

白い光の矢が20本ほど飛んで来ていた

私は慌ててプロテクションを張ろうとしたら…

「お願い!!レイジングハート!!」

【Protection】

なのはが私の前に出て攻撃を止めてくれた


「大丈夫?フェイトちゃん」

「うん…ありがとうなのは。もう大丈夫」


私はルナの言葉を考えるのをやめてデバイスを構え直し

まずはルナに勝つことを考える事にした

「ルナのガードは堅い…多分私の攻撃だけじゃ通らない」

ルナが今回現れた時に私となのはの攻撃を

簡単に防いでいたのを思い出し自分だけの攻撃ではダメだと思い

「だから一緒に砲撃…出来る?」

私はなのはに2人での同時攻撃を提案した

「うん。砲撃は得意なの!!」

それをなのはも了承して


「ルナいくよ!!」

「いくよルナちゃん!!」

「これが…」

「私たちの…」

「「全力全開!!」」

「ディバイン……」

「サンダー……」

「バスター!!!」

「スマッシャー!!!」


私となのはは同時に砲撃魔法をルナに向けて放った…


〜side out〜


〜ツバサ(ルナ)〜

ボクが放った魔法の矢をなのはが防いで

2人は何かを話していたので待っていると

2人は『いくよ!!』と言って

デバイスに魔力を溜め砲撃魔法の準備をしていた

(おもしろい…)

すぐにボクも


「ラステル・マステル・マギステル!!
来れ雷精 風の精!! 雷を纏いて 吹きすさべ 南洋の嵐……」


対抗する魔法の詠唱をして……


「ディバインバスター!!!」

「サンダースマッシャー!!!」

「雷の暴風!!!」


ボクは2人に合わせて稲妻を纏った風の魔法を放った

ボクの魔法となのは&フェイトの魔法がぶつかり

ボクの攻撃が少しずつ押されていた…

「やっぱこのままじゃ2人相手はキツイかぁ…仕方がない」

ボクはこのままじゃ押し切られると思い

「2ndリミッター解除……」

2つ目のリミッターを解除した……


〜side out〜


〜なのは〜

私はフェイトちゃんと一緒に

今の自分が出来る全力で砲撃を打ったの

それと同時にルナちゃんも砲撃魔法?を使ってきて

私とフェイトちゃんの魔法とルナちゃんの魔法がぶつかりあったの


ルナちゃんの魔法はとても威力が高かったけど

私とフェイトちゃんが2人で攻撃している分

少しだけ私たちの方が威力が高く

少しずつルナちゃんの魔法を押して行ったの

でも急にルナちゃんの魔法の威力が上がって…

私とフェイトちゃんはルナちゃんの魔法に飲み込まれて…

そこで私は意識を失ったの


〜side out〜


〜ツバサ(ルナ)〜

ネオが言うには

2ndリミッターを解除したボクの魔力はSになり

ネオとユニゾンしている事によりSSまで上がっていたらしい

そして魔力が上がった事により

その魔力を今の攻撃に加える事によって

ボクの魔法はなのは達の魔法を押し切り2人を飲み込んだ……


「2人共大丈夫かなぁ?」

(一応非殺傷設定してるから大丈夫のハズですよ)


ボクが心配しているとネオが『大丈夫』だと言った

そして煙が晴れたそこには

前回と同じように2人が目を回して倒れていた

ボクは2人の近くに降りて

「思っていたより2人が強くてびっくりしたよ」

そう言いながら近づいた

すると2人共目を覚まして


「ルナちゃん強すぎなの……」

「やっぱりルナは強いね……」


そう言っていた

そんな2人にボクは

「2人共もっと魔法の練習を頑張ったら強くなれるよ」

『頑張れ』と言っておいた


するとなのはとフェイトが立ち上がって


「もっと練習して次は勝つの」

「次は私たちが勝たせて貰います」


2人はそう言ってジュエルシードを渡してきた

なのはは手持ちの2個を渡してきたけど

「なのはのもう1個は次の時に貰うよ」

そう言ってボクは2人から1つずつ受け取って

「それじゃーまたね」

空を飛んで宿へと帰って行った……


〜side out〜


〜フェイト〜

私はせっかく手に入れたジュエルシードをまた盗られてしまった

まぁ今回は自分から渡したんだけど…

ジュエルシードを集め始めて10日ほど経つのに

まだ私の手元にはジュエルシードが無かった

せめて1つでも手に入れてから母さんに報告しよう

私がそう決心していると

「次は絶対に勝とうねフェイトちゃん」

なのはが話しかけてきたので

「うん。次は絶対に勝とう」

私も答えた


何故か今なのはが持ってる

ジュエルシードを奪おうという気は起きず

私は2人でルナに勝ってそれでジュエルシードを手に入れる

それだけを考えていた

するとなのはが

「私ねフェイトちゃんやルナちゃんと友達になりたいんだ…」

それを聞いて私もなのはと友達になりたいと思ったけど

どうすれば友達になれるのかがわからなくて……

私がそう悩んでいると…


アルフがやってきた

「大丈夫かいフェイト!!」

そしてルナの攻撃を受けた私を抱えて

「こんなにボロボロになって……っ!!」

なのはを睨み

「次に会ったときはあたしが倒してやるからね!!」

宣戦布告をして

「覚えときなさいよ!!」

転移した……


転移先は私が住んでるマンションで

私は『なのはにやられたんじゃない』と言っても

アルフは

「あんな子庇うことないよ」

そう言って聞いてくれなかった……


なのはに返事できなかったなぁ

私はそう思いながら今日は眠ることにした……


〜side out〜


〜なのは〜

私がフェイトちゃんやルナちゃんと友達になりたいと言ったら

フェイトちゃんは何か考え込んじゃったの

少しするとフェイトちゃんがこっちを見て

何か言おうとした時に

フェイトちゃんの使い魔のアルフさんがやってきて

フェイトちゃんを連れて帰っちゃったの…


その後私はユーノ君と共に窓から部屋に戻って

布団に入って眠ろうとしたら

私が寝ていた布団の中でツバサちゃんが気持ちよさそうに寝てたの

起こすのも悪いから私はそのままツバサちゃんの隣で眠ることにしたの


するとツバサちゃんが急に抱きしめてきたの

私は慌ててツバサちゃんの方を見たら

ツバサちゃんは『すぅすぅ』と可愛らしい顔で眠っていたの

ツバサちゃんは抱きしめてると言うより

ふんわりと手を私に乗せているだけのような感じだったの

ツバサちゃんの手はとても暖かくて気持ち良かったの

そして私は自分からツバサちゃんを抱きしめたの

すると体全体にツバサちゃんの温もりを感じられて

私はそのまま意識を手離し眠ったの……


〜side out〜


〜アリサ〜

私は昨日みんなと一緒に温泉旅行に来て

温泉に入ったり卓球したりトランプしたりして

私とすずかとなのはとツバサで

同じ部屋の別々の布団で寝たはずなのに

「ツバサちゃん〜むにゃむにゃ……」

私が目を覚まして隣の布団を見たら

なのはがツバサを抱き締めて寝ていた

「ちょっと!?なのはにツバサ起きない!!」

私が2人に『起きなさい』と言うと

なのはがモゾモゾと動き

「ふにゃ〜おはよぉなの〜」

寝呆けてたけど起きて挨拶をしてきたわ

「おはようなのはちゃん。何でツバサちゃんを抱き締めて寝てたのかな?」

するとすずかが私が気になってた事を聞いてくれたわ

「え…?ツバサちゃ……」

なのははすずかに言われて今の現状に気付いて固まったわ


「にゃー!!これは違うの!!」

何が違うのかはわからないけどなのはが騒ぎだしたわ

その隣ではこんなに騒いでるのに

未だ『スヤスヤ』とツバサが気持ち良さそうに眠っていたわ…

「ちょっと!!ツバサもそろそろ起きなさい!!」

私がツバサの体を揺すって起こそうとしたら


「ん〜…あと5ねん〜……」

「「「………………」」」

私たちが唖然としてる内にツバサは布団に潜ってしまったわ

「ツバサちゃん起きるの!!」

「さすがに5年は長すぎるよ!!」

「ツバサ起きなさーい!!」

私はそう言ってツバサの布団を剥ぎ取ったわ


でも……

「すぅ…すぅ……」

ツバサは何もなかったかのように眠ったままだったわ……

「ツバサちゃん起きないの……」

「ツバサちゃん気持ちよさそうだね」

「〜〜ツバサー起きろー!!」

私がツバサを起こそうと大きな声を出していたら

「皆さんどうしましたか?」

ツバサの叔母のネオさんがやってきて

「あ〜ツバサが起きないんですね」

すぐに状況を理解したみたいで起こしてくれると思ったら

「それじゃーそのまま寝かせたままで
朝風呂でも行ってきてはどうでしょう?
多分戻る頃にはきっとツバサももしかしたら起きて…ないかもですが…」

私達がお風呂に行っても何かツバサが起きる気配は無さそうだったわ

でもネオさんがそう言ったので

私たちはとりあえずお風呂へと向かったわ……


私たちがお風呂から上がって部屋に戻ってくると

申し訳なさそうに頭を下げるネオさんと…

起きる気配のないツバサがいたわ……


その後朝ごはんを食べて(ツバサは熟睡中)

少しみんなでお話しして(ツバサは熟睡中)

車に乗って(ツバサは熟睡中)

翠屋まで帰ってきた(ツバサは熟睡中)


ネオさんは寝ているツバサを抱きかかえて

「今回は誘って頂きありがとうございました」

そう言って家へと戻って行き……

結局ツバサは起きなかったわ……


〜side out〜


〜ツバサ〜

ボクが目を覚ましたら自室のベットの上だった

とりあえずボクは何もする気が起きなかったので

そのままもう一度眠っ……ろうとしたらお腹が『ぐー』となった

「…………」

ボクはベットから出てリビングに行くとネオが部屋を掃除していた

「ツバサやっと起きましたか」

ネオはボクに気付くと話しかけてきた

「うん。何か食べるものないかな?」

ボクがそう聞くと

「ん〜翠屋に行ってきますか?」

「開いてるの?」

「帰ってきてすぐに桃子さんと士郎さんは翠屋を開店させてましたよ」

「じゃーちょっと行ってくるよ」

ボクはご飯を食べに翠屋に向かった(ネオは家で掃除中)

翠屋の中に入ると

「いらっしゃいませーあらツバサちゃんこんにちわ」

桃子さんが挨拶をしてきたので

「こんにちは……」

挨拶を返しておいた

「なのは達なら向こうの席にいるわよ」

桃子さんがそう言って指を指した方を見ると

なのはとすずかとアリサが楽しそうにお話ししていた

ボクは仕方なく桃子さんに料理の注文をしてから

3人の元へと歩いて行った……


〜side out〜


〜なのは〜

私たちはツバサちゃんとネオさんと別れてから

翠屋の中で今回の旅行についていろいろと話していたの

「でも結局ツバサは起きなかったわね」

「うん…起きなかった」

アリサちゃんがあきれたように

すずかちゃんが苦笑いしながら話してたの


すると

「みんな…おはよう……」

ツバサちゃんが現れたの

「えっと…ツバサちゃんおはようなの」

「ツバサちゃんもうお昼過ぎてるからこんにちはだよ」

「やっと起きたのねツバサ」

その後はツバサちゃんも交ざってお話をしたの……

そしてアリサちゃんとすずかちゃんは

アリサちゃんの家の車で一緒に帰って

ツバサちゃんも

「また明日学校でなの」

「……」(・・)ノシ

家へと帰って行ったの




作者コメ

どもクリスっす

アットノベルス復活から2度目の投稿!!

もうストックが無くなりましたwww


まぁ次の話はそんなに長くならないだろうから

明日か明後日か…

遅くても今週末には投稿出来る予定です。


2度目の対決を終えて

順調にジュエルシードが集まっています

今回のでジュエルシードは

なのは  : 1
フェイト : 0
ツバサ  :18
残り   : 2

このようになりました



次回は久しぶりに銀髪君が学校に登校します


次回『帰ってきた銀髪君!!だが誰も君を待っていない!!』

-13-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




魔法少女リリカルなのはtype (タイプ) 2012 AUTUMN 2012年 10月号 [雑誌]
新品 \0
中古 \1397
(参考価格:\820)