小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

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28話『撃墜君登場!!そして最後のテスト』

〜なのは〜

ツバサちゃんとの模擬戦を行った次の日の朝

「うぅ……」

私が目を覚ますと

「おはよう、なのは」

「うん。おはようなの」

フェイトちゃんは既に起きていたみたいで

『おはよう』と挨拶をしてきたので私も返しておいたの


そして周りを見渡してみると

ツバサちゃんとアリシアちゃんはまだ寝ていて

『すぅ…すぅ…』と可愛らしい寝息を立てていたの

(起こしたら悪いかな?)

私がそう思っていると

「私は姉さんを起こすから、なのははツバサをお願い」

フェイトちゃんはそう言った後に

「姉さん朝だよ」

アリシアちゃんを揺すって起こしていた

「うぅ…あさぁ〜?」

するとアリシアちゃんは眠そうな顔をしながら

体を起こして『キョロキョロ』と辺りを見渡していたの


そして…


「ツバサがまだねてるからわたしもまだねるぅ…」

そう言ってまた寝ころんで目を瞑っちゃったの……


するとフェイトちゃんが

『先にツバサを起こして』って感じの目でこっちを見ていたので

仕方なく私はフェイトちゃんと同じように

ツバサちゃんの肩の辺りに手をついて揺すりながら

「ツバサちゃん朝だよー」

そう言ったんだけど

「くぅ…くぅ……」

ツバサちゃんは起きる気配が無かったの

だから私は

「朝だよ!!」

そう言って布団を引き剥がしたの

すると

猫の着ぐるみパジャマ(虎猫)を着たアリシアちゃんと

パンツ1枚で寝ていたツバサちゃんが姿を現して……

「「…………」」

私とフェイトちゃんは無言で布団を元に戻したの

「そー言えばツバサ暑いからって裸で寝てたね…」

「うん……」

私達はツバサちゃんの家に学校の帰りに寄った為

お泊りに必要な物等を特に何も持って来てなかったから

服や下着など全てツバサちゃんに借りていて

アリシアちゃんが着ていた猫の着ぐるみパジャマ(虎猫)も

ツバサちゃんのパジャマの一つだったの


ちなみに私とフェイトちゃんは普通の服を貸して貰っていて

ツバサちゃん自身は暑いからとパンツ1枚で寝ていたの……


その後もツバサちゃんを起こそうと色々したけど

ツバサちゃんは起きる気配が無かったの


そこで私はふと思い出したの…

数か月前に行った温泉旅行の事を……

その時も中々ツバサちゃんは起きなくて

すずかちゃんとアリサちゃんとネオさんで

頑張って起こそうとしたんだけど

結局家に帰るまでツバサちゃんは起きなかったの

あの時は知らなかったけど

ルナちゃんがツバサちゃんだとわかった事で

起きなかった理由が

前の日の晩に私達とジュエルシードを賭けて勝負していて

寝るのが遅くなったから起きるのが遅かったのだと推測出来るの

そして今回も

昨日の夜みんなでお喋りしていて

寝るのが少し遅めになったから……


そう思考したあと

私はフェイトちゃんの方を向いて

『起こすのは無理』と言う意味を込めて首を振ったの…


その後

私とフェイトちゃんは服を着替えてから部屋を出て

顔を洗って歯磨きをして完全に目を覚ましてから

朝食の準備をしていたネオさんの手伝いをしたの


少しすると

「おはよぉ〜」

手で目を擦りながらまだ眠そうな顔をしている

パジャマ姿のアリシアちゃんがやって来たの


「姉さん着替えて顔洗ってきなよ」

そしてフェイトちゃんの言葉を聞いて

「うん〜……」

返事をして洗面所の方へと歩いて行ったの

パジャマに付いている尻尾を振りながら……


そして少しすると

「フェイトっなのはっおはよー!!」

元気な声で完全に目覚めたアリシアちゃんがやってきたの

ちゃんと服も着替えていて白のワンピース姿になっていた


その後、朝ご飯の準備も終わったんだけど…

「ツバサちゃん起きてこないの…」

ツバサちゃんが中々起きてこなくて

私達は朝食が並べられたテーブルの前で

椅子に座って待機していたの

「昨日は何時頃に寝ましたか?」

するとネオさんがそう聞いてきたので

「0時ぐらい?」

「うん。それぐらいかな」

「わたしはさきにねちゃったけどねー」

そう答えると

「それじゃ先に朝ご飯を頂きましょうか」

ネオさんは『いただきます』と言って朝ご飯を食べ始めたの

「どう言う事ですか?」

私がそう聞いてみると

ネオさんは手に持ったお味噌汁をテーブルに置いて

「ツバサは1度寝たら余程の事が無い限り8時間は目覚めませんので
昨日寝たのが0時ならば後30分は起きてこないでしょう」

そう説明してくれた

時計を見てみると現在の時刻は7時30分だったので

ネオさんの言う通り8時間寝るのなら

あと30分は寝てるみたいなの

「それじゃあ……」

そして私達もツバサちゃんの事は置いといて

朝ご飯を食べ始めたの


〜side out〜


〜ツバサ〜

朝目が覚めると周りには誰も居なかった

時計を見てみると8時30分ぐらいで

多分みんなは先に起きてリビングにでもいるのだろう……

ボクはそう思いベットから出て服を着てリビングへと向かった

リビングに着くと

なのは達はソファに座ってテレビを見ていた

そしてボクに気付いて

「あっツバサちゃんおはようなの」

「おはようツバサ」

「ツバサおきるのおっそーい」

そう挨拶してきたので

「おはよ……」

簡単に挨拶を返して

「ツバサ朝食出来てますよ」

キッチンの方からネオがそう言って来たので

「先に顔……洗って来る………」

ボクは先に顔を洗う為に洗面所へと向かった


顔を洗ったあと朝ご飯を食べ、食べ終わってから

「それじゃ勉強しよっか」

「「「うん」」」

ボク達はテスト勉強を始めた


数時間後……


「ツバサちゃんっ!?ちょっと待っ…キャー!!」

「ツバサこんなのわかるわけが……!?」

「これならどうだ!!」

「残念…不正解……」

「そんなぁ…ってキャー!!」


昨日と同じでテーブルを囲って

みんなで勉強しているのだけれど

今日は昨日とは違ってマルチタスクを使って

複数の勉強を同時にやっている


なのは達はよく授業中とかに授業を受けながらも

魔法の訓練をデバイスが作り出した仮想空間で行ったりしているから

今回はその魔法の訓練の箇所を学校の勉強に置き換える事により

実世界で勉強しながら仮想空間でも勉強を行うと言う感じでやっている


ちなみに今なのは達が行っている仮想空間のプログラムを作ったのはボクで

昨日5分程頑張って作ったのを先程なのは達のデバイス送った

そして今テーブルで頑張って問題を解いてるなのは達は

時々『キャッ』や『無理!!絶対無理!!』とか『ちょっとまって!?』とか

何か急に騒ぐ時がある……多分原因は……


ボクが作った

『間違ったら即撃墜』がうたい文句の

勉強用プログラム『撃墜君』が原因だと思う



名称:勉強用プログラム『撃墜君』

・プログラムを起動すると仮想空間内に意識が飛ぶ

・仮想空間内は空中の為、常時飛行魔法を発動しておかなければならない

・問題は空中に表示される(正面とは限らない)

・ついでにドラゴンも現れる

・表示された問題に答えながらでないと攻撃魔法が発動しない

・正解の時のみダメージを与えれる(10回与えれば撃破)

・不正解の場合はドラゴンのブレスにより即撃墜される

・制限時間内に答えなかったらドラゴンが適度に攻撃してくる
この場合飛行魔法で回避しながら解答を導き出さなければならない
(攻撃に当たれば撃墜される)

・撃墜された場合は10分間の復習タイムの後1問目からやり直しになる
(だが問題はその都度変わる)

・なおこの空間内は防御魔法は使用できない


こんな感じのプログラムで

なのは達は間違える度に高威力の攻撃を受けていて

実世界でその都度何か呟いたり叫んだりしていた

なのは達の頭の上には魔力で出来た数字が表示されていて

仮想世界で撃墜される度にカウントが増えていく仕様で

現在
なのは :6
フェイト:4
アリシア:7

現在このようになっている


フェイトは高速機動型だから

上手く回避しているぶん撃墜数が少ないのだと思う


そんな感じで勉強を進めて行くと

まさかのアリシアが1番に撃墜君を倒して
(撃墜数15)

その後フェイトも倒し
(撃墜数9)

それに続いてなのはも撃破に成功していた
(撃墜数14)


その後お昼ご飯を食べた後

なのは達のデバイスに『撃墜君2号』のデータを送って


午後も同じように勉強をやっていった

ちなみに『撃墜君2号』は1号よりも難しい問題が出題され

さらに制限時間も短縮されて攻撃の速度も上がってたりする

「えっ!?時間短いってぇぇぇぇ!?」

「わっ!?さっきのより速いっ!?」

「こんなのわかんないよーーってキャー!?」

なのは達は午前よりも騒がしい……

「ほらっ仮想空間の方にばっか意識を持って行かないで
こっちでもちゃんと勉強しないと」

「いや…でもツバサちゃ…って!?」

「ツバサ…これは無理がっあるってっ!?」

「つばさはなにしてるのかな?って危ないっ!?」

「ん〜?今は『撃墜君3号』作ってるよ」

「ツバサちゃん!?これ以上は無理だよ!!」

「大丈夫だよ〜次のは協力プレイ可能だから」

「どう言う事?」

「全員の意識をシンクロさせて同じ敵を倒すんだよ」

「だれかがこたえをまちがったら?」

「当然全員纏めて即撃墜♪」

「「「…………」」」


その後3時間程で全員が『撃墜君2号』を撃破した


戦果(撃墜された回数)
なのは :37
フェイト:28
アリシア:40

そして『撃墜君3号』を試そうと思ったけど

時間が微妙なので明日にする事にして

残りの時間は普通に勉強をした


そして次の日

『撃墜君3号』を起動させた…地下の訓練室で

「えーと…ツバサちゃんこれは?」

今なのは達の前には全長20メートルぐらいの赤いドラゴンが

ジッとなのは達を見て待機している

「マルチタスクでやってるのに現実の方の勉強の進み具合が微妙だったから
もう現実の方でやろうと『撃墜君3号改』を作ってみたんだ」

「ツバサ…このドラゴンは?」

「プログラム体だよ。攻撃は全て非殺傷になってるけど気を付けてね
あと今回は防御魔法も使えるから上手く立ち回ってね」

「まちがったら?」

「防御無効ブレスで即撃墜(笑)」

「「「……………」」」

「それじゃ勉強開始だよ!!」


ボクの一声で空中に問題が表示された

ちなみにボクは別室でモニター観戦している

「これ私がわかるよ!!」

そう言いながらなのはが砲撃を撃ち

ドラゴンのHPが10から9になる

「この問題は私に任せて!!」

次の問題をフェイトが魔力刃を飛ばして答えて

ドラゴンのHPが9から8になった

「これわかるよー」

そして次の問題はアリシアが数十の魔力弾を放ちながら答えて

ドラゴンのHPが8から7になった

そんな感じでみんなで頑張って答えていたけど……

「これは『○○○』なの!!」

なのはが撃った砲撃をドラゴンが腕を払って防ぎ

口に魔力を溜めて行く……

空中には『不正解』と言う文字が表示されていて…

「えっと…ごめん間違っちゃったの……」

「大丈夫だよなのは…逝く時は一緒だよ……」

「つぎ…がんばろうね……」

『グワァァァァァ』

「「「キャーーーーー!!!!!」」」

ドラゴンのブレスによって3人は撃墜されてしまった


その後ボクが3人を回復してあげて

10分間の復習タイムの後もう1度挑戦した




「フェイトちゃんそれ違うよ!?」

「えっ!?」

「フェイトのバカーー!!」




「これは『○○』だー」

『不正解』

「アリシアちゃん………」

「姉さん………」

「ごめんなさーーいぃぃぃ」



『残り5秒』

「時間が無いよ!!誰かわからない!?」

「私はわからないの!!」

「わたしもー!!」

『時間です。攻撃を開始します』

「なのは!!上から来てるよ!!」

「えっ!?キャッ!!」

「あっフェイトよそ見してたら……」

「えっ!?キャーー!!」

「そしてのこったわたしも……うわぁぁぁ!!」

『全員の撃墜を確認。復習タイム終了後再起動します』


〜復習タイム中〜

「なのははここからここまでの範囲をお願い」

「じゃーアリシアちゃんはこの辺をお願いなの」

「フェイトはこのへんをまかしたよ」







……



………



『10分経ちました『撃墜君3号改』再起動します』

「早いよ!?」

「まだわからない所いっぱいあるよ!?」

「あー…またげきついされるのかぁ……」




その後なのは達の撃墜数が二桁になった所で

昼ご飯を食べる為に休憩をしたんだけど

「ツバサちゃん!!あれ無理だよ!!」

「せめて制限時間をもう少し長くして欲しいな…」

「もんだいもむずかしすぎるよ〜」

「ん〜頑張って?出来ればさっき作った『撃墜君4号』も試してみたいから」

「何でさらに上を作るの!?」

「今のでも十分キツイよ!?」

「ちなみになにがかわったの?」

「大きな変化はチビドラゴンの生成機能かな」

「「「チビドラゴン?」」」

「ボスであるドラゴンの子供みたいなのだよ
ボス本体の問題とは別に簡単な問題を表示させて現れるんだ
このチビドラゴンを倒さないとボスに攻撃出来ないって感じ」

「制限時間は?」

「ボスドラゴンはそのままでチビドラゴンは最初から攻撃してくるよ」

「チビドラゴンのこうげきをうけたら?」

「即撃墜♪」

「「「………」」」

「さぁご飯も食べたし頑張って『撃墜君3号改』をクリアしようね」

「わかったの……」

「頑張ろうなのは…大丈夫…なのはの事は私が守るから」

「まぁみんなまとめてげきついされるんだけどね……」

「「…………」」



この後なのは達は4時間ほどで『撃墜君3号改』をクリアした

そして『撃墜君4号』に移ろうと思ったのだけど

3人に拒否された為『撃墜君3号改』を複数回する事にした

結果今日の19時の時点で4回『撃墜君3号改』を撃破に成功した


今はボクの家の前でなのは達は帰宅しようとしていた

「とりあえず『撃墜君2号』のデータはみんなのデバイス入ったままだから
全教科にも対応してるし家に帰ってからも頑張ってね」

「うん。わかったの」

「テスト勉強手伝ってくれてありがとうツバサ」

「アテネ!!ちょっと早いって!?せめて家に帰ってか…るぁぁぁ!!」

アリシアは既に『撃墜君2号』をプレイ中みたいだ

「……そ、それじゃツバサちゃんまた明日なの」

「……と、とりあえず帰ろうか姉さん」

「フェイトヘルプ!!むり!!ぜったいむ……キャー!!」

「アリシア……近所迷惑………」

「だってアテネが……」

ボクの家の前で騒いでいるアリシアを注意していると

【制限時間短縮……攻撃範囲拡大……】

「ちょっと!?なにしてるのアテネ!?」

【プログラム強化……】

アテネが『撃墜君2号』を改変していた


でもそれなら……

「あっ強化するならこの『撃墜君2号改』使う?」

【希望……】

「りょうかーい。送るねー」

「受信確認……」

「ツバサ!!アテネ!!」

アテネが欲しがったので送信すると

急にアリシアが大きな声を上げたので

「【近所迷惑……】」

「〜〜〜〜!!」

ボクとアテネが同時にそう言うとアリシアは

口を閉ざしてプルプルと震えていた

「レイジングハート…私は要らないからね?」

【Yes my master】

「バルディッシュ…私も要らないよ?」

【Yes sir】

その隣では自身のデバイスに

自分は『撃墜君2号改』は要らないと告げていて

レイジングハートとバルディッシュもそれに了承していた

「ちょっと!?フェイトとなのはもせこ……」

それを聞いていたアリシアが2人に抗議しようとしたら

アリシアが撃墜されてから5分ぐらいしか経ってないのに

【復習タイム終了……】

「アテネ!?ぜったいまだ10ぷんたってないよね!?」

復習タイムが終了して

【『撃墜君2号改』起動……】

『撃墜君2号改』を起動させた

どうやら早く試して見たかったみたいだ

「ちょっとアテネ!?え…せいげんじかんみじかいよっ!?
しかもさいしょからむずかしすぎ……わっ…とっ…あ……キャー!!」

【撃墜確認……】

そして1分程でアリシアが撃墜された

「……そろそろ帰るね?」

「…っまた明日なのツバサちゃん」

アリシアを無視してフェイトとなのはが帰宅すると言い

「うん……ばいばい………」

ボクもそれに返した

「ほら…行くよ姉さん」

そしてフェイトはアリシアの腕を掴んで

早く帰ろうと引っ張った

「フェイト?わたしのじょうきょうわかってるよね?」

多分今アリシアは復習タイムの間に猛勉強をしているだろう…

「………」

フェイトも多分わかっているだろうけど

このままじゃいつまで経っても家に帰れないので

無言でアリシアを引っ張って帰って行った

数分後アリシアの悲鳴が遠くから聞こえたのは気のせいだと信じている



次の日の朝

いつもの時間にバス停に行くと

常に『キャー』とか『わー』とか言ってるアリシアと

時々『くっ』とか『キャッ』とか言ってるフェイトが

いつも通りバス停でバスを待っていた

「おはよう……楽しそうだ……ね?」

「おはようツバサ
慣れてきたら勉強にも訓練にもなるから楽しいよ」

フェイトは結構『撃墜君2号』に慣れてきたみたいで

楽しそうに言っていた

「わたしはむ…りぃぃぃ!!!」

アリシアは……

丁度撃墜されたのか

また叫んでいた……

「頑張れ……」


そしてバスに乗って学校へと向かった

なおバスの中でもアリシアは騒いで注目を浴びていた


そして学校に着いて教室に入ると


「これがこうで…ここが……」

必死に教科書やノートを見て勉強している人や


「頼む!!何でもいいから教えてくれ!!」

頭の良い友達に教えて持っている人や


「ふっ…テスト何て意味の無いものさ……」

もう諦めているのか達観した顔をしている人や


「俺ならできる…俺ならできる…俺なら……」

ぶつぶつと自身に暗示を掛けている人とか


みんな色々と頑張っているみたいだ


そして先生がやって来てテストが始まった


ちなみにテスト中はアテネも自重して『撃墜君2号改』は使用していない


1日目のテストが終わった放課後

「みんなどうだった?」

すずかが今日のテストの出来について聞いてきた

「いつも通り余裕ね。全部95以上は取れてると思うわ」

「全部88……」

「いつもより簡単だったの」

「私も全部解答書けたよ」

「げきついくんにくらべたらかんたんすぎるよ」

「「撃墜君?」」

アリシアが言った聞き慣れない言葉に疑問を持つアリサとすずか

(アリシアちゃん!?魔法の事は秘密だからそれ言っちゃ駄目だよ)

(あーうっかりしてた…どうしよ……)

念話でなのはとアリシアが何か言い合ってる見たいなので

代わりにボクがアリサとすずかに

「コレ……」

1本のゲームソフトを渡した


それは……


なのは達によく似た魔法少女がドラゴンに挑んでいるようなパッケージで

上部には大きく

『撃墜君』
〜私立聖祥大附属小学校3年生1学期編〜

タイトルとサブタイトルが書かれており


中心付近から下部に向かって

『命を賭けた魔法少女の物語 君の知識で敵を倒せ』

そう書かれていて


裏面には

プレイ時の画像が複数描かれており

下部には

ジャンル :3Dシューティング&クイズ
プレイ人数:1〜3人
制作会社 :ST

と書かれていた


「何よこれ?」

「こんなゲーム販売されてないよね?」

当然アリサとすずかは『撃墜君』について聞いてきて

「うん…非売品……」

「STって聞いた事ない会社名ね……」

「それ…私の名前……」

「「え?」」

「私が…作った……」(・・)b

(ツバサちゃんこんなのいつ作ったの)

(なのは達が撃墜されている間に作ったよ)

(………)

その後アリサとすずかに『撃墜君』をプレゼントして帰宅した


次の日

アリサとすずかはグッタリしていて

理由を聞いてみると

『撃墜君』をクリアするまで頑張っていたらしい

すずかはハードモードまでクリアしていて

アリサはベリーハードまでクリアしていた


ちなみに難易度は5段階で

イージー→ノーマル→ハード→ベリーハード→アルティメット

このようになっている


「ちょっとツバサ!!アルティメット不可能でしょ!!」

「私はベリーハードで無理だったよ…」

「頑張れば…大丈夫……」

「いや…無理でしょあれは……」

「なのはちゃん達は何処までクリア出来たの?」

「「「えっ?」」」

(『撃墜君』がノーマル『撃墜君2号』がハードで
『撃墜君2号改』がベリーハードぐらいだよ
)

「私はハードまでなの!!」

「私もハードまでだよ」

「わたしもハードだよ…
ベリーハードにはちょうせんさせられたけどむりだったんだ……」

最後の方は窓の外を見ながら呟いていた……


そして

2日目のテスト終了し3日目のテストも終わって

その次の日テストが随時返却されて

今回のテストの学年順位のTOP10が発表されて

1.アリサ・バニングス   886

2.アリシア・テスタロッサ 865

3.月村 すずか      858

4.******      825

5.******      824

6.******      822

7.高町なのは       817

8.******      815

9.******      809

10.フェイト・テスタロッサ 805


原作組全員がランクインしていた

そして放課後……

「すごいねアリシアちゃん」

「う、うん」

「初めて学年TOP10に入ったの」

「私もギリギリ入れたよ」

「ツバサは何点だったのよ」

「全部…88……」

「そう……」

アリサは前のテストの事があるからか

今回は何も突っかかって来なかった

そして期末テストも終わり

夏休みまであと数日……





作者コメ

ちぃーす。クリスです。

最近更新速度が遅くなってる……(笑)

今回の話しの2日目3日目の勉強会の部分は

当初の予定では3行ぐらいで終わる予定でした。

しかし何故か『撃墜君』とか言うのが現れたせいで長くなったw


夏休み突入まで書きたかったけど今回は手前で終わらせました。

次回こそは夏休み突入予定!!

次回『夏休み突入!!だが宿題が……』

-30-
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